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藤村幸司
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舞台は楽し②『プロデューサーズ』
2007-03-07 Wed 00:00
食事をしながら、北朝鮮関連のニュースを見ていて、思わず箸を置き、画面に集中しました。「いったい、何を」と・・・

ニューヨークを訪問中の北朝鮮のキム・ゲグァン外務次官が、ブロードウェイに黒塗りのリムジンで乗り付け、ミュージカルを鑑賞したというのです。ミュージカルファンの私としては、「いったい北朝鮮の高官が何を観たのか」というのが気になり、彼が入っていった劇場の看板を確認するため、テレビにしがみついたのです。キム次官が鑑賞したのは『プロデューサーズ』。これは私も大好きな作品のひとつです。そこできょうはこの舞台について。

映画監督であり、脚本家であり、また俳優でもある“キング・オブ・ナンセンスコメディ”メル・ブルックスの監督デビュー作が映画『プロデューサーズ』。20070306213956.jpg
この1968年制作の映画を、2001年に舞台化したのが、キム次官も観たミュージカル『プロデューサーズ』です。落ちぶれた演劇プロデューサーが小心者の会計士のことばをヒントに、わざと史上最低のミュージカルを作り、集めた金を持ち逃げしようと企てる・・・という、いわゆる“バックステージ”もの。プロデューサーをネイサン・レイン、会計士をマシュー・ブロデリックが演じ、ネイサンのハイテンションな演技、『フェリスはある朝突然に』では、かわいかったマシューもおじさんになって気弱な男を熱演、演劇界のアカデミー賞=トニー賞で、作品賞を含む史上最多の12部門を獲得する偉業を達成しました。話題作だけあって、日本でもV6の井ノ原快彦さんと長野博さんが、翻訳版を演じています。

私は、オリジナルキャストではなく、05年7月、東京での来日公演を観ましたが、テンポあふれる演出と振り付けは、さすがスーザン・ストローマン。これまで来日公演のミュージカルでは、がっかりすることが多かったんですが、この作品には大満足でした。ちなみに、ミュージカル版の映画も作られました。これまた舞台の映画化は、舞台好きとしては、がっかりすることが多いんですが、さすがスーザン・ストローマン自身が監督をしているので、舞台の要素を壊さず完璧に映像化しています。そして何よりの魅力は、ブロードウェイでは観られなかった、ネイサンとマシューのオリジナルキャストが復活していることです。

これ、悪事を企てても、アクシデントが相次いで思うようにはいかないという話ですが、アメリカ側がわざわざ、北朝鮮高官に見せたわけとは・・?などと深読みもしてしまうのです。そんな政治のかけひきがあるかどうかは別にして、作品はとにかく一級品です。



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