藤村幸司
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テレビドラマを聞く
2007-04-30 Mon 15:23
実家の押入れを整理していたら、懐かしいものが出てきました。

tape.jpg
小学校から中学校時代にかけて集めた“カセットテープ”です。大事にしまってあったそのほとんどは、テレビ番組を録音したもの。もう30年も前のことで、当時はビデオなんてありませんでしたから、お気に入りの番組を残すのは、こうしてテープレコーダーに音を録るしかありませんでした。

最初のころは、テープレコーダーをテレビの前において、家族に「静かにして!」「しゃべったり、音を出したらダメ!!」と言いながら、録音したものですが、外部ジャックの存在を知ってからは、安心してたくさん保存していました。その中の1本がこれ。

aisai.jpg

A面はTBSのドラマ『おおヒバリ!』の最終回。テープに記したインデックスによると、放送は昭和53(1978)年5月30日午後8時から。出演は北大路欣也、島田陽子、古谷一行、秋野暢子、穂積隆信、ホーン・ユキ、名古屋章、葦原邦子と、今考えると、あの『華麗なる一族』にも負けないほどの超豪華キャストでした。たしか舞台は私立の高校で、先生中心の物語だったと思いますが、ストーリーよりも印象的なのは、学園長役の葦原さんが毎朝歌う「おーヒバリ 高くまた 軽く何をか歌う 天の恵み 地の栄え~♪」という、メンデルスゾーンの歌。今でも天気がいい朝などには、私もふと口ずさんでしまうのです。

B面はNTVのドラマ『オレの愛妻物語』。昭和53年9月30日午後9時から放送された最終回です。水谷豊、大竹しのぶ、藤岡琢也、三ツ矢歌子、宍戸錠、木内みどり、細川俊之、夏目雅子、森本レオ、池辺良と、こちらも豪華な出演陣。中学時代、毎週土曜日が待ち遠しかったことを覚えています。阿木燿子 &宇崎竜童による主題歌『故郷フィーリング』も、名曲でした。「君に初めて口づけしたとき いきなり不良と 頬に平手打ち~♪」最近の曲は全く覚えられないのに、当時の歌は覚えようとせずとも頭に残っているのは不思議なものです。(ただ年をとったといえば、それまでです)

残念ながら、この2作品とも再放送を見たことがありませんし、ビデオやDVDにもなっていないようです。業界的にみれば、そんな場合はいくつか理由が想像でき、古い作品で原盤自体が紛失してしまったか、権利関係が複雑で再放送、ソフト化の許可が取れないか、当時はOKでも今では放送禁止の表現が含まれているとか、もっと単純に、人気がないからとかが考えられます。

この2作品の場合は放送禁止とか人気がないとかは考えられないので、複雑な権利関係があるのかもしれません。今でこそソフトの2次利用、3次利用は当たり前で、最初から明確にされていますが、当時は想定していなかったものがほとんどですから。でも名作には変わりありません。ぜひまた日の目を見させたいドラマ2作です。

最近は大容量ハードディスクで、気になった番組は何でもかんでも録画できるようになり便利ですが、その分、見ないままのものも増えていく一方になりました。カセットテープに録音していたころは厳選の上に厳選を重ねて保存していましたから、今聞きなおしても、音だけでも十分楽しめるものでした。私の頭の中に、若くてかわいかった(過去形ですみません)大竹しのぶさんが、よみがえりました。

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そこに立ってこそ見えるもの
2007-04-29 Sun 01:00
kudan.jpgきのうのブログで、特攻隊をテーマにした舞台『同期の桜』について書きました。上演されたのは東京・九段会館。見るからに古めかしく重厚感漂う建物は、今はホールのほかホテルや結婚式場として使われていますが、元は1934年(昭和9年)に、軍人の収容と訓練の場として建設された軍人会館。 1936年(昭和11年)の2.26事件では、戒厳司令部が置かれ、戦後10年あまりは、連合軍の宿舎としても使用されました。よって歴史を感じさせるのも当然です。『帝冠様式』と呼ばれ、当時の最先端のデザインは、建築物としても貴重ですが、建物が持つ歴史的な重みも、観劇に合わせて知りました。

shouwakan.jpgその目の前には一転、見上げるような近代的なデザインの建物があります。それが昭和館という、戦中・戦後の国民の生活を資料や映像で紹介している展示館です。こんな施設があることも、初めて知りましたが、ちょうど特別企画展『手塚治虫の漫画の原点・戦争体験と描かれた戦争』が開かれていて、のぞいてきました。

『鉄腕アトム』や『ブラック・ジャック』など名作を生み出した、言うまでもなく大漫画家・手塚治虫氏。その手塚さんが戦中、死と隣り合わせの中、どんな思いでマンガを描き続けたのか、そして戦後、それらの体験がどう作品に生きているのか、直筆原稿から感じ取れるような気がしました。平和について身近に考えるチャンスになるこの企画展は、ぜひ全国を巡回して欲しいものです。昭和館では5月6日まで開かれています。お時間があればお出かけください。

yasukuni.jpgそして、今回初めて靖国神社にも行ってきました。『A級戦犯の合祀』『総理大臣の参拝』『政教分離』『中国・韓国の反発』など、ニュースと書物でしか知らない靖国を、実際どう感じるのか?前から行ってみたいと思っていました。

まずは、高層ビルが立ち並ぶオフィス街の真ん中に、こんなにも広大な敷地を持っていることに驚きました。お正月は初詣で、ごったがえすであろうまっすぐ延びる広々とした参道。その真ん中を、ひとり歩いていると多くの緑も目に入り気持ちいいものでした。そして平和を願ってお参りした後は、付属の資料展示館・遊就館に・・・。

yuushuukan.jpg屈託なく微笑む若き特攻隊員たちの写真。そして死を覚悟し、故郷の両親にあてた遺書。これらの展示品を見るだけで、誰もが「二度と戦争を起こしてはならない」と誓うはずです。その一方で、じっくり見ていくほど、この施設が近代日本のおこなった戦争は、すべて正義の戦いであったという歴史観に立っていることもわかってきます。戦車や爆撃機の展示に違和感を覚える人もいるでしょう。

でも、これも、それも知らねば始りません。そして、そこに立ってこそ感じ取れるものがあると思っています。そのうえで、自分で自分なりの判断を下せばいいと思うのです。そこがスタート地点です。

9.11の同時多発テロの後、ニューヨーク・ワールドトレードセンター跡に行った時、私は心の奥底から怒りがこみ上げ、平和の大切さを体で感じました。それには、ことばはいりませんでした。そこに立つだけで、伝わってくるものがありました。だから世界中の指導者は、ここに来て感じるべきだと思いましたし、広島や長崎の爆心地にも立つべきだと感じました。

平和を望まない人はいないはずです。でも一番怖いのは、知らないことです。芝居でも、資料館でもアプローチは様々です。私自身、今回は観劇の前後に、周辺を歩いただけでしたが、初めて知ること、そして感じることがありました。

今年から、きょう4月29日は『昭和の日』だって・・・。

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舞台は楽し③『同期の桜‐君にめぐり逢いたい‐』
2007-04-28 Sat 17:53
DVC00008.jpg

時代は、第2次世界大戦末期。若き10人の特攻隊員の姿を描いた舞台『同期の桜‐君にめぐり逢いたい‐』を観てきました。

特攻隊を題材にした舞台といえば、今井雅之さんが原作・脚本・主演を務めた秀作『ザ・ウインズ・オブ・ゴッド』や、ジャパン・アクション・エンタープライズの作品ながらアクションに頼らない心に語りかける芝居だった『KAMIKAZE』などが印象深いのですが、それ以外にも、すぐ数作品が思い浮かぶほど、特攻隊はよく芝居の題材にされます。しかし、ややもすると、単に歴史をなぞり、若い俳優による上滑りするセリフや演技によって、がっかりする結果を招くことも少なくありません。

でも、今回の舞台は、期待以上に出演者の熱演が光り、ストーリーを引っ張っていたように感じました。若林豪さん、吉沢京子さん、苅谷俊介さんらのベテラン陣もさることながら、特に主演を務めた松尾敏伸さん。これまでテレビで拝見する限りはJUNONボーイ出身らしいイケメンで、優男(やさおとこ)のイメージしかありませんでしたから、舞台での変わりようには驚かされました。顔に似合わず、あの広いホールに響く野太い発声は、これから舞台俳優としても成長が楽しみです。

と、感じつつパンフレットを見たら、彼のデビューは1997年、蜷川幸雄演出の舞台『ロミオとジュリエット』、その後も蜷川さんの演出、藤原竜也さん主演の『近代能楽集・卒塔婆小町』にも出ていたことを知り、舞台映えするのにも納得!です。

会場は靖国神社にも近い東京の九段会館。客席はイケメン俳優さん目当ての若い女の子のグループが数組いるくらいで、あとは年配の方々がほとんどでした。それだけに、実際に戦争を体験した世代が、この芝居をどう感じているのかも気になりましたが、仲間が訓練飛行で墜落死し、皆で『同期の桜』を歌うシーンや、出陣の意思を固め、家族に別れの手紙を書くシーンなどでは、いたるところから、すすり泣く声が聞こえてきました。

でも、本当ならば死を覚悟して飛び立たねばならなかった学徒たちと同じ、若い人たちに観てほしい作品でもあります。「自分ならどうするか」「自分の家族、恋人だったらどう感じるか」、きっと答えはでないでしょうが、何かをつかむことができると思います。

東京公演は終わって、このあと名古屋公演が中日劇場で5月9日・10日、大阪公演が新歌舞伎座で8月1日から8月15日まで行われます。ちなみに大阪公演は鳥羽一郎さんの特別公演の第1部として上演され、鳥羽さんは特攻隊員を見送る海軍大尉・黒川役だそうです。

【追記】そういえば、20年程前、まだ私が駆け出しのころ初めてご一緒した芸能人が鳥羽一郎さんでした。『兄弟船』が大ヒットした直後でしたが、腰が低く、私のような若造にもていねいに接していただいたことを覚えています。
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郷に入っては郷に従え
2007-04-27 Fri 14:09
【郷に入っては郷に従え】その土地土地の習慣や風俗に従うことが、処世の術だという意味のことわざ。

長崎で生活しているときは、そう気にしなかったのですが、最近、全国各地を訪れる機会が増え、そのたびに少しドキドキすることがあります。

「ここは、いったいどっちなんだ?」と。

それは“エスカレーターでのマナー”。東京では立ち止まる人は左側に立ち、急いでいる人のために右側を空けておくというのが土地のルール。これが大阪に来ると、全く逆で、立ち止まる人は右、上る人は左となります。

以前、エスカレーターを管理している会社の方に「基本的には、どちらも歩かず静かに立って乗ってほしい」と聞いたことがありますが、関西の駅では「お急ぎの方のために左側を空けてください」と案内放送もしていますし、これについては、今や常識だと言ってもよさそそうです。

だから、東京と大阪はいいとして、そのほかの土地に行った時に「どっちなのか」すぐに判断しないと、後ろから上ってきた人に怪訝な顔をされることになります。一日のうちに、関東と関西を移動していると、頭もこんがらがります。

さらに西日本でも東京式に左立ち、右空けのところもありますし、まったく関係ないところもあるから、ややこしいのです。でも、長崎もそうでしたが、どちらとも決まっていないところがほとんど。だから、大して気にすることなく乗ればいいんでしょうが、実は私はこんなことを気にする、結構小心者なんです。(T_T)

そうそう確か、ニューヨークもロンドンも(←どちらもミュージカルを観に行ったときのこと)、大阪と同じ左空けだったと思います。わざわざ、『立つなら右』のような注意書きもしてありましたから。

新しい生活を始め、今「郷に入っては郷に従え」を実感している毎日です。

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長崎がマンガになった
2007-04-26 Thu 23:58
近くでテレビや映画の撮影があると、[いったい、どんなふうに描かれるんだろう」と気になりますよね。ところが、実際に作品になったとき、地元の人間にとってみれば不自然だったり、違和感のあるものも少なくありません。「おいおい、さっき眼鏡橋を渡っていたのに、次のカットではグラバー園にいるよ」とか、「なーんばしよっとね~」となどと変なイントネーションの方言だったりと。ただそれでも地元が紹介されるのはうれしいことです。

きょうは、そんな話ですが、映画でもテレビでもありません。マンガです。ビッグコミックス『美味しんぼ』の最新刊・第98巻は「日本全国味巡り・長崎編」。去年、作者の雁屋哲さんが長崎県内を取材されていたことは知っていましたが、いざマンガを読んでみて、びっくり。長崎本土はもちろん、壱岐、対馬、五島にいたるまで広範囲に、しかし実に細かいところまで取材され、また地元に対しても気を配った作品になっているのです。

マンガの中には私のお世話になった方や懐かしい顔もたくさん出ています。老舗カステラ店の工場長、郷土料理の研究家、ホテルのシェフに婦人会のみなさん・・・。知り合いを数えたらきりがないくらいで、読み進めながら、自分の歴史を振り返るようでもありました。考えてみたら、長崎には多種多彩な郷土料理が豊富で、ありがたいことに、ほとんどを『取材』として、いただいていたことにも気づきました。

「食は文化なり」とはよく言ったものです。マンガにでてくるものが、そこに行けば当たり前に食べられるものだけではありませんが、『美味しんぼ』を通して、長崎の味をテーマに旅してみようという人が増えればと願います。長崎には海の幸も、山の幸もいい食材がたくさんあります。東京の高級な店に行くと、「これは五島の・・・」「こっちは島原の・・・」と言って、とてもありがたそうに、もったいぶって出されます。地元にいると気づかないんですがね・・・。『美味しんぼ』のおかげで、改めて、長崎の食文化ってすごい!と認識した次第です。

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人間の魅力の勝負
2007-04-25 Wed 23:41
きょうの昼、NHKテレビ『スタジオパークからこんにちは』を見ていたら、山川静夫さんがゲストでした。私の子どものころは、科学番組『ウルトラアイ』や『紅白歌合戦』の名司会者として活躍されたNHKの看板アナウンサーでしたが、最近でも私の大好きな『劇場中継』の案内役として、お元気な顔をよく拝見している方です。

ところが、存じ上げなかったのですが、2000年に脳こうそくで倒れ、一時はアナウンサーとしては致命的な『失語症』になってしまったそうです。さらに追い討ちをかけるように、心不全と腸閉そくで入院。わずか半年で3つの大病を患ったんだとか。きょうの様子からは全く想像できないのですが、見事に回復されて何よりです。

かれこれ15年も前のことでしょうか。山川さんの講演を聞きに行ったことがあります。今も昔も変わらない優しく包み込むような語り口。その人気番組のウラ話や取材でのエピソードに、いっぺんに引き込まれてしまったことを思い出します。

きょうの番組の中で、NHKの後輩にあたる司会の有働アナの「相手に伝わる話し方とは?」という質問に対して、山川さんはこんなふうに答えられました。

「いいアナウンサーを作るには、いい人間を作るしかない。いい人間だからいい放送ができる」

僭越ながら、私もこのブログで「アナウンサーは技術より“素”の自分を磨け」と書きましたが、大先輩が語ると重みが違います。

私の手元にある山川さんの著書『私のNHK物語・アナウンサー38年』のあとがきに、こんな一文があります。

「アナウンス室という集団はあっても、アナウンサーは“個”として働くことが多い。そのことを一人一人が肝に銘ずるべきだ。個を高め、個を生かす、そのためになすべきことは何かを、現実を直視し“自分流”で考えてほしい。技術論や理想論ばかりふりかざしていては、とても長生きできない。一人の人間として高きを目指し自己研鑽をはかるべきで、要は、人間の魅力の勝負ということになりはしないか

人間の魅力の勝負・・・うーん、やはり重いことばです。
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テレビ局は視聴者よりも偉い?
2007-04-24 Tue 20:23
なぜ、周りの人は指摘しないのかと、イライラしていました。他局とはいえ、毎日毎日発せられる女性アナウンサーのあるコメントについてです。

「△△クイズ、みなさん、どしどし、ご応募してください」
「番組携帯サイトは、全ての携帯電話でご利用できます」


「ご(お)~する」「ご(お)~できる」とは、例えば、
「弊社の者が、お客様をご案内します」とか、
「必要な書類は、私どもでご用意できます」と言うように、
案内したり、用意したりする自分の行為を、へりくだる謙譲表現です。その法則にのっとれば、アナウンサーのコメントは、クイズに応募し、携帯サイトを利用する視聴者を下げ、テレビ局側が偉くなっています。

それも言うなら「ご応募ください」「応募してください」、「ご利用になれます」「利用できます」でいいんです。おそらくディレクターが書いた原稿を疑うことなく読んだだけなんでしょうが、最終的にことばを電波に乗せるアナウンサーがチェックできないとは・・・

などと、ぼやいていたら、私の周りにも、「気にならない」「何が変なの?」という人がけっこう多いんです。実は、文化庁の調査でも、これが気になる人は年々減っていて、今では3割ほどだそうです。でも、放送の現場だけは最後の砦を守らねばならないと思います。

ここで「敬語を正しく使いましょう」などと、言うつもりはありません。でも、知らないと困ることも少なくないのも現実です。一人称がなくても「荷物、お持ちしますか」と言われれば、「私が持ちましょうか」ですし、「荷物、お持ちになりますか」だと、「あなたが持ちますか」だと理解できるのは、敬語が分かっているからです。でも、このままだと、一人称なしでは通じなくなるのも時間の問題かもしれません。

以前、日本語を勉強している外国人から「敬語は難しいけれど、相手を敬う気持ちが込められて、日本語は奥が深いですね」と言われ、とてもうれしかったことを覚えています。日本人なんですから、敬語くらい上手に使いこなしたいものですよね。ちなみに、その外国人の敬語はカンペキでした・・・。
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違和感ある笑顔
2007-04-23 Mon 11:12
「やったー!おめでとう」

あふれる笑顔、響きわたる歓声。

当選した候補者の選挙事務所。本来なら、いたって当たり前の光景だが、今回ばかりは違和感がつきまとう。

4選は安泰と見られていた現職の伊藤一長市長が銃弾に倒れ、降ってわいたような立候補。決して起きてはならない、あの痛ましい事件がなければ、こんな選挙はなかったはず。

喜ぶ気持ちはわからないではないが、ここに当選者の笑顔は必要ない。それが、バンザイの様子を見て感じた、モヤモヤの原因だ。

それにしても、あっぱれなのは、長崎市民。わずか3日間という選択の期間ながら、「情よりも実務」という、きわめて冷静な判断をしたと思う。その苦しくもバランス感覚のある選択は、追加候補2人の接戦の票差が物語っている。

長崎市長の職は、いうまでもなく重責だ。当選者は「これから、みんなでやっていきましょう」と、呼びかけていたが、今後、新市長がどのように市民の声を聞き、どのようなリーダーシップを発揮するのか。この非常事態、市民全員の手助けも必要だ

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色紙にサイン
2007-04-22 Sun 23:22
先ほど、前の会社のスタッフから、こんな写メールが送られてきました。

「藤村さんのサインを発見!!」
photo.jpg


今、平戸市でロケ中で、今夜泊まる民宿に飾ってあったというのです。

この仕事をしていると、しばしばサインを頼まれることがあります。最初は、「自分のようなものがサインなんて、おこがましい」という思いもありましたが、逆にお断りするのも偉そうなので、求められれば、いつでも、どこでも喜んでさせてもらっていました。

とは言え、ちょっとした有名人がいたら、「とりあえずサイン、サイン」という人もいますから、書いている時は、このサインの行く末に期待などもしていません。

だから、その中の1枚が平戸にあって、日付からすると10年以上前のものなのに、きれいに飾ってあったというので、うれしく、ありがたく感じますし、さらに10年後、「サインをとっておいて良かった」と思われる人間になるようがんばろうと決意しました。

そういう私も、何枚かの芸能人のサインを持っています。でも、ほとんど飾るということはありません。ある1枚を除いては・・・。

それが、これ。
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ミュージカル俳優・山口祐一郎さんのサインです。

残念ながら、ご本人から直接いただいたものではなく、帝国劇場の『レ・ミゼラブル』公演の時に抽選で当たったものですが、あこがれのミュージカルスター、山口さんのサイン、私にとってはかけがえのない宝物です。でもいつか、直接サインをしてもらうというのが、ささやかなようで大きな私の夢なのです。
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学校の雑巾
2007-04-21 Sat 23:44
母の日が近づいてきました。皆さんは子どもの頃を振り返って、母親をイメージする光景ってありますか?年代によっても、家庭によっても様々な特徴があるかもしれませんね。

私はありきたりですが、割ぽう着姿で台所に立っている光景と、夜にミシンがけをしている後ろ姿が、なぜかしら脳裏に焼きついています。

4月、学校が始まってしばらくすると、雑巾を縫ってもらい持っていったものです。先日、知り合いの学校の先生に聞いたところによると、今でも子どもたちに雑巾を持ってこさせているそうです。

でも、近頃は少し様子が違うとか。昔のように、家で縫ってくる家庭は減っていて、その代わりに100円ショップの雑巾を持ってくる子が増えているそうです。

「百均に雑巾なんかあったっけ?」と思ったら、ちゃーんとありました。それも、ごていねいに『学校用』と書いてある。ほんと、世の中は便利になりましたね。何でも買える時代です。

ならば、運動会の前に、紅白1個ずつ持って行ってた玉入れの玉なんていうのも、シーズンになったら売っているんでしょうか。それも、なんだか味気ない話です。

今の子どもが大きくなって母親をイメージする光景は『百均での買い物姿』だったりして・・・。

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長崎って・・・
2007-04-20 Fri 23:58
きょう、関東と関西の知人から、全く同じことを言われ悲しくなりました。

「長崎って怖いところなんだね・・・」

暴力団組員によって、人通りの多い駅前で市長が射殺されたことは、県外の人から見れば『長崎=危険』ということになるようです。

「そんなことはない。長崎の人は、人情深くて、他人に親切で、ついでに食べ物もおいしい、いいところ」と、一生懸命、否定してみたものの、ここ数年を振り返れば、残忍な事件の何と多いことか。長崎も物騒になりました。

テレビで、伊藤一長市長の告別式を伝えています。体を震わせ泣き崩れる奥さまやご家族の心情を察すれば、胸が張り裂ける思いです。でも、長崎市は悲しんでばかりはいられません。あさっては、市長選の投票日です。

新たな候補2人が加わり、有権者はこの短い期間に、重要で難しい選択を迫られることになります。まさか、こんな事態が起きようとは誰にも想像できなかったとはいえ、せめて緊急措置として、投票日の延期などの対応ができなかったのかと感じます。

伊藤市長の亡き後、長崎市のかじ取りを任せられるのは誰か、そして冒頭のような長崎の負のイメージを払拭してくれるのは誰か。長崎市民の判断は、全国が注目しています。

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人生の円グラフ
2007-04-19 Thu 22:32
先日会った、大川慶子さんから素敵な話を聞きました。このブログを読んでくださっている皆さんにも、何かしらの役に立つかも知れませんので、紹介させてください。

長崎国際テレビは、16年前の開局と普賢岳噴火が重なり、それでなくても少ない報道スタッフでしたから、当時はほんとうに過酷な毎日でした。私も毎日、点滴を打ち、取材に出かけたことを思い出します。そんな状況で、肉体的にも精神的にも疲労のピークに達した大川さんは、とうとう体調を崩し、しばらく長崎を離れて、実家近くの病院に入院することになりました。長崎を離れたほうが、仕事を忘れて養生できるという、主治医の先生の配慮でした。

でも、そんなに要領良く立ち回れるタイプではない彼女、一生懸命が代名詞のようだった彼女は、病室でも新聞のスクラップを欠かさず、ベッドの上でせっせと、仕事の資料作りをしていたそうです。彼女はその頃を「入院のブランクで、皆についていけなくなるのが怖かった」と振り返ります。


そんな様子を見ていたのは、同室になってベッドを並べていたおばあちゃん。あるとき、大川さんにこんな話をしたそうです。

「夏休みに子どもが作る円グラフの予定表には、勉強もあれば、遊びも、睡眠も、食事もあるでしょ。人生も同じ。円グラフが仕事ばかりじゃ、つまらないじゃない・・・」と。

070419_221440.jpg

大川さんは、その時、何かが吹っ切れたように楽になり、病室でのスクラップもやめ、静養に専念できるようになったそうです。それから、おばあちゃんと大川さんは仲良くなって、お互いのことを話しました。おそらく、その時のおばあちゃんは孫を見るまなざしだったのでしょう。

実はおばあちゃんは、がんだったそうで、まもなく亡くなりました。自分の寿命を悟りながら、若くて悩んでいる女の子に人生のアドバイスともいうべき、円グラフの話をされたのだと思います。

人生の円グラフ・・・あなたはどんな風に書き込みますか?時には肩の力を抜いて、休憩を入れるのも大事なような気がします。そんなことを、大川さんの話を聞きながら感じました。

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強烈な憤りと悲しみ・・・
2007-04-18 Wed 23:02

その時、私は東京にいた。
長崎の友人、知人から相次いで入った携帯メール。
読んだとたん、体が固まった。

「駅前で伊藤市長が撃たれた」

テレビでは繰り返し、「長崎市の伊藤一長市長が銃撃され、重体」と伝えている。見慣れた光景、通いなれた道。画面には、長崎駅前が凶行の現場となり、騒然としている様子が映し出されていたが、すぐには頭で整理がつかなかった。

この人は、長崎になくてはならない人。

私には、ただただ快復を祈ることしかできなかった。私だけではない。同じような思いの多くの市民の祈りも届かず、午前2時28分、帰らぬ人となった。

政治家独特のギラギラしたところがなく、普段はとても気さくな市長。突然、ふらりと街のちいさな飲み屋に現れ、市民と語り合うということもあった。

会って話をすると、我を通すタイプでも、アクの強い人でもなかったが、こと平和行政については、被爆地の首長として、国が相手でも堂々と文句を言う頑固さがあった。そこが、かっこよくもあった。

繰り返すが、この人は長崎に不可欠な存在。こんなことで、逝ってしまわねばならないことが、残念で、悔しくてならない。この憤りの収め方が見つからず、私も混乱している。

今はただ、伊藤市長の冥福を祈るしかできないが、それにしても残念だ。卑劣なテロは許されない。

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尊敬できる後輩のこと
2007-04-17 Tue 11:26
17年前、まさに『天真らんまん』を絵に描いたような女の子がいました。当時、彼女は20歳になったばかり。右も左も分からない新人アナウンサーでした。

アナウンスの技術は全くの素人。いや、もしかしたら今時の若者なら、もっと上手に話すかもしれません。幼稚園の取材に行けば、子どもたちと、あっという間に打ち解けて、仕事そっちのけで遊んでくる。痛ましいニュースを読めば、本当に涙しながら声を詰まらせる・・・。

何にでも入り込んでしまうタイプなので、「常に冷静さが求められるアナウンサーには向いていないかも」と、周囲も思っていました。加えて、いい声でも、決して飛びぬけた美人でもない。

ところが、そんな彼女が視聴者からは一番の人気者だったのです。私も、ありとあらゆる取材先で、

「彼女は、一生懸命でいいね」
「いつも失敗しないかハラハラしながら、テレビの前で応援してしまうのよ」
「うまくはないけど、あの子が読むニュースは、なぜかよく分かるんだよね」
「会ったことはないけど、娘のような気がするわ」など、

同じアナウンサーとして、うらやましい限りの賞賛です。

そうなんです。アナウンスが上手い、下手というのは、何回とちったかとか、一度もつっかからなかったとか、いい声だとか、ましてや美人だとかは関係ないのです。

彼女は、一生懸命を演じていたわけではなく、それが“素”でした。そして伝えようとする思いは人一倍ありました。それを、視聴者は画面から読み取っていたのです。伝え手と聞き手の、そんな目に見えない信頼関係が成り立ってこそ、初めて内容まで伝えることができるのだと気づきました。

私は、それ以降、新人たちに必ず言っていることがあります。「技術を身につけることも大事だけれど、その前に“素”の自分を磨きなさい」と。そして「その伝え手が信頼できるのか、原稿を読んでいるだけなのか、視聴者は一瞬のうちに、お見通しなんだ」と。

そんなことを教えてくれた彼女も37歳。実は、きのう久しぶりに再会したのですが、あの頃とまったく同じ天真らんまんの笑顔がありました。

大川慶子さん、今、東京でナレーターとして活躍の場を広げています。私より年下の彼女ですが、私は彼女のような伝え手になりたいと思うのです。

《補足》一緒に写真を撮ったのですが「太ったから人に見せちゃダメ」と言われ、ここに載せることを断念。でも慶子ちゃん、あのころと一緒だよ!

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神戸空港初体験記
2007-04-16 Mon 22:30
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去年2月に開港した、神戸空港。ずっと利用してみたかったものの、長崎とを結ぶ便がなかったので、そのチャンスがありませんでしたが、今回、羽田行きを神戸発にして、待望の新空港初体験となりました。

三宮から、ポートピア‘81(神戸ポートアイランド博覧会)の時以来かもしれないポートライナー(新交通)に乗って、20分足らず。海を眺めていると、あっという間に神戸沖に立つ空港駅。そして改札を出たらすぐ、カウンターで、さらに目の前がセキュリティゲート。私はチェックインせず携帯電話をかざすだけのスキップサービスだったので、駅からほんの数歩で、搭乗口まで行けてしまう感覚。「え、もう着いたの?」って感じです。

とはいえ、今日は初めての空港で、慣れないことに加え、施設をじっくり探検してやろうと、かなり余裕をもって到着していました。ところが、それは当て外れ。迷うどころか、ロビーや売店もコンパクト。5分もあればすべて見られるくらいで、これなら長崎の船乗り場と変わらないような・・・。

でも空港としてはこれで十分なのかも。そこで空港オリジナル弁当を買って、ベンチで食べることに。これはなかなかの味で満足。やっぱり新しい空港は気持ちがいいものです。
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開港から1年、利用客は予測を下回っていると聞きますが、なんといってもアクセスが便利。時間が有効に使えるという意味でも、兵庫県出身者としては、これからの発展に期待です。ここは神戸市営の空港だそうですが、市長になり代わり、チャンスがあったら、ぜひご利用ください。でも、羽田やセントレアと違って、早く着き過ぎると時間を持て余すのでご注意を。



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スペシャル・サンクス
2007-04-15 Sun 18:06
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私と2ショットに納まっているのは、長崎在住のジャズピアニスト・小國雅香さん。普段会うと、サバサバしていて男っぽい印象なので、まったく気を使わなくていい友人なんですが、生み出す曲は繊細、優美、かつダイナミックです。

そんな彼女との出会いは、一昨年の年末特番。本番中に、私が「長崎各地のイメージをメロディにしているんなら、私たちの番組の曲も作って」とお願いし、そのプロジェクトが動き出したことが、仲良くなるきっかけでした。私から曲に対してのリクエストはひとつだけ。「“いわゆるニュース”らしくない、さわやかな曲」でした。

始まりは私の思いつきだったとはいえ、小國さんは、渾身の力を注いでくれました。そして去年、秋に完成したのが『Peace Imagination-ピース イマジネーション』。現在のNIBのニュースリアルタイムのテーマ曲です。

小國さんは、世界の平和を願うメッセージを込めたと言っていましたが、私は聞いていて、やすらげて、そして「明日もがんばろう」と、希望がわいてきます。

実は、その『Peace Imagination』が、小國さんの新しいアルバム『長崎春雨夜』に収録されました。長崎のみなさんにはもちろん、まだ聴いたことがないという県外の皆さんにもぜひ、小國ワールドを聴いてほしいのです。そのCDには、Special thanksとして、私の名前も入れてもらいましたが、気持ちは、こちらこそSpecial thanksなのです。


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実のことを言いますと・・・
2007-04-14 Sat 23:42
告白します。実は、重症なんです。

方向音痴の・・・

碁盤の目のように整備された京都でも、ニューヨークでも、地図を片手にしながら、迷子になりました。「ここは右だ」と思ったときは、ほとんどが左。「ここはまっすぐ」と確信し歩き出したら、まったくの逆だったという、方向に関しては、方向音痴だけではなく、二者択一のツキにも見放されている気がします。

その傷口を、さらに広げてしまうのが、私の性格です。途中で「まちがってる」と、気づいても、後戻りはしたくない。今来た道をもどるなんて許せないという、負けず嫌いな性格。「道なんてどこかに通じてる」なんて都合よく理由をつけて、どんどん、とんでもない方向へ進んでしまい、とりかえしがつかなくなったことは数知れずなんです。

ですから、10数年前の『カーナビ』の登場は、私にとっては神の降臨のようなもの。知らないところへのドライブには、なんと言う強い味方でしょうか。

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ところが、あとから考えれば、あそこは、まっすぐ行けば早かったのにという場所でも、私の神さま=カーナビは、わざわざ小道に入り、右折、左折を繰り返させたり、逆方向からぐるっと回って遠回りさせたり、理解不能な案内をします。10年以上前の機種ということもあるんでしょうが、周りからは「所有者に似たのでは?」とも言われる始末。

皆さんのカーナビは、お利口さんですか?最近、新しい道も増えたので、そろそろ買い換えたい気分なんです。


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私の基礎を作ってくれた場所
2007-04-13 Fri 17:32
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日本三景、そして世界文化遺産の島・安芸の宮島にいます。実は、長崎に行く前、この大鳥居を眺めながら仕事をしていたことがあるんです。そこは、私のアナウンサー人生にとって、大切な場所ともなったところです。

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宮島の対岸にある『宮島競艇』。毎日、この美しい瀬戸内の水面で繰り広げられる熱いレースを実況していました。残念ながら、きょうはレースがありませんでしたが、思い出がいっぱいの海からは、エンジン音が響いてくるような気がしました。

そして、宮島で忘れてはならないのが、これ!

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『あなごめし』

私のいた頃は、小さな食堂というイメージだった馴染みの店が、立派に拡張されていて、店先には待ち客が行列。待つのは嫌いな私ですが、ここはがまん、がまん。ようやくありついた懐かしの味を口にして、ふたたび18年前がよみがえってきたのでした。




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引越し
2007-04-12 Thu 18:19
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長年住み慣れた部屋から、ひとつずつ荷物が減っていく。

がらんとした空間。

感慨がこみ上げる・・・

と、言いたいところですが、昨夜も遅くまで引越し準備に追われ、きょうもきょうで、朝からバタバタ。全部、業者の方がやってくれるので、自分では何もしていないのに、なぜかどっと疲れました。よって感慨に浸る余裕なし。

それにしても、さすがプロ。いろいろな形の家財を、実にむだなく、コンパクトに梱包していくんですから。まさに芸術的!!トラックへの積み込みは、まるでパズルのように、隙間なくぴったり。お見事!!でも、これだけの荷物が、よく入っていたものだと、我ながら感心しました。

最後はお世話になった愛着ある部屋に感謝の言葉をかけ・・・

そして今は、いよいよ錨をあげた心境です。

藤村丸、いざ出航!

小船ですけど・・・

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心に染み入る贈り物ふたつ
2007-04-11 Wed 12:36
私は、人にプレゼントするのも好きですが,やっぱりプレゼントされるのは、もっとうれしいものです。そして、贈る人の心がこもっていると、これはもうウルウルもの。きのう、そんな素敵な贈り物をいただきました。

ひとつは、この花束。

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くれたのは若い男性カメラマンです。現場では数多くの厳しいことも言ったけれど、それに応えて、ぐんぐん腕を上げた頼もしい仲間。昨夜遅く、仕事が終わった後に、わざわざ訪ねてくれたのです。

普段、花屋さんなど行きそうにもない彼が、店員に私のイメージを一生懸命伝え、心を込めて選んでくれただけでも感動しましたが、抱えるのも大変なほど立派な花束にそっと添えられた自筆のメッセージ。

「熱い人生を」

いよっ!男前・・・と言いたくなる、にくい贈り物です。

そして、もうひとつは、こちらの土鈴。

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といっても、そのへんの土鈴とは、訳が違います。長崎くんちの出し物のひとつ、御座船をデザインしたものです。私は長崎に住んで、この町のすばらしさは、長崎くんちを通した地域の強いつながりにあると思っています。中でも、私をくんちの仲間として受け入れてくれたのが、本古川町。その出し物が御座船なのです。

これを贈ってくれたのは、私のそんな思いを知っている、前の会社の女性スタッフ二人。以前から、店頭に飾ってあった御座船を見て、私のことを思い出してくれていたというんですから、うれしい限り。「プレゼントは相手の顔を思い出して選べ」とは、よく言われるものの、なかなかぴったりのものを見つけるのは大変なことです。やはり普段から、どれだけ相手のことを見ているかが、いい贈り物をするコツだということも教えられました。何より心のこもったプレゼント、ありがとう。

それにしても自分は本当に、果報者です。これまでお世話になった皆さんには、いくら感謝してもたりません。どうお返しができるかわかりませんが、これからの生き方を見ていただくほかありません。

改めて、感謝。

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“やらせ”か、“演出”か
2007-04-10 Tue 16:52
『事前に仕込まれた街頭インタビュー』の問題。局側は『演出』だと言っていますが、では、これはどうでしょうか?

かつて全国ネットの、ある情報バラエティ番組が長崎にロケにやってきました。それは街で市民からの情報を得ながら、あるネタにたどり着くという内容。当然、その回に出てくる街の人たちは、長崎の人たちです。

その番組を見て感じたのは、「長崎の人たちが実にうまくインタビューに答えているなぁ」ということ。

全くムダのないコメント、適度におもしろいボケ、ネタにたどり着けそうで、すぐには分からない微妙で絶妙な表現・・・。これだけの声を集めるには、はたして何人にマイクを向けなければならなかったか?数多くインタビュー取材をしている私には、正直「怪しい」と映りました。

その番組を作ったのは東京の制作会社でしたが、ディレクター以外は地元のスタッフ。私は気になって、取材に同行した知り合いのカメラマンに、どのようにインタビューしたのか、聞いてみました。すると、その答えは愕然とするものでした。

インタビューしたのは画面に出てきた3人だけ。からくりは、こうです。番組には台本があって、最初から街頭インタビューの答えもきまっていたのです。

若い女性「あっ、その場所なら、よく行きます」
中年男性「うわさでは聞いたことがあるんですが」
と、いった具合に。でも、台本にひとつの例として、想定されるやり取りが書かれていることは珍しくはありません。こんな感じで・・・という説明のために。

ところが、そのディレクターは、インタビューに答える人、その内容までも台本通りに録りました。街で該当する人に声をかけては「すみません、マイクを向けたら“その場所なら、よく行きます”と言ってください」などと、お願いしていたというのです。さらに、「にこやかに」とか、「強い口調で」と演技指導?までしたというのですから驚きです。

ですから、インタビューを受けている本人自身、何について答えているのか知らず、いえ、インタビューだということさえ気づかなかったと思います。おそらく放送を見てはじめて、理解することになるでしょう。

くわしく聞いてみると、当日は本題の取材に予想以上に時間がかかり、ディレクターの帰りの飛行機の時刻が迫っていたという事情もあったそうです。

とはいえです、バラエティ番組だから、これは『演出』といってもいいのでしょうか。そもそも、今やニュースも、ワイドショーも、バラエティも、線引きするのが、難しくなっています。だからこそ、中途半端な『演出』は、許されないはずなんです。みなさんは、どう思いますか?

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墓に入ったときに・・・
2007-04-09 Mon 17:05
統一地方選は、きのう前半戦が終わりました。長崎では県議選だけでしたが、全国では注目の知事選が行われ、昨夜は遅くまで、よそごとながら、でも決してよそごとでは済まない他県の結果も注目していました。

東京の石原都知事をはじめ、各地で現職が強さを見せた選挙でしたが、おとなり佐賀県の知事選でも古川康知事の圧勝に終わりました。きのうは、たまたま佐賀にいたので、街で古川さんのポスターを見かけましたが、若くて、人とはちょっと違う個性派の知事らしい斬新なデザインは、『いかにも選挙ポスター』という対立候補のそれと並ぶと、目を引きました。

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私はちょうど1年前に、佐賀県庁で古川知事に単独インタビューをしました。主なテーマは長崎新幹線についてでしたが、そのときの、ある一言が今でも心に残っています。

「今の私に対しての批判は甘んじて受け入れる。でも、死んで墓に石を投げられるような仕事だけは絶対しない」

文字にすると伝わりにくいんですが、あの気迫と勢いで熱く語られたときは、心が動きました。つまり政治家は未来にも責任を持つべきだということ。たとえ今、万人から理解されなくとも、信念を持って、将来を見据えたかじ取りが求められると・・・。その一方で「知事とは文字通り、事を知らせるのが仕事。理解してもらう努力を怠ってはいけない」とも。

この話を聞いて、私も、いつか墓に入ったときに、評価される仕事をしたい、少なくとも墓に石を投げられることがない生き方をしようと誓ったのでした。そんな古川県政のこれから4年、その手腕に注目したいと思います。


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取材もしないのに原稿は存在する
2007-04-08 Sun 23:58
きのうは『街頭インタビューが仕込みだった』という話で書きましたが、先日、あるスポーツ選手から、こんなことを言われました。

「記者さんの中には、初めから自分の思ったように書こうとして取材に来る人がいる」

なるほど、言いたいことはわかります。彼が言った『記者さん』とは、スポーツ新聞の記者のことでしたが、それに限らず一般紙にも、雑誌にも、放送記者にもいるはずです。その取材とは、たとえば、こんな具合。

記者「このゲームは得意の直球主体で組み立てますか?」
選手「いえいえ、今回は変化球も多用しますよ」
記者「でも得意の切れのある直球があってこそ、変化球も効果があるわけですよね」
選手「まぁ、そうですね」
記者「ということは、直球が決め手になりますね。直球主体でいくわけですね」
選手「・・・・・・・・・」

原稿には『締め切り』があるため、はやく書き上げようと取材前に予定原稿を書いておくことはよくあります。この記者は最初から『直球』について、予定原稿を書いていたと思われ、想定していない『変化球』と言われたので、困ったのでしょう。そして話を無理やり『直球』にねじ曲げてしまったわけです。

本来ならば予定原稿は数パターンあっていいはずです。それが、ひとつのパターンだけを用意し、それにはめ込むだけの取材をする記者は、少なくないような気がします。私も過去に、メディアに取材された経験がありますが、同じような印象を持ったことがありました。

でも、これ以上にひどいインタビューあるのです。

つづく。

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テレビよ、しっかりしろ!
2007-04-07 Sat 18:15
こそく【姑息】一時の間に合わせ。その場のがれ。

TBS系のバラエティ番組『サンデージャポン』で放送された街頭インタビューが、実は事前に依頼した人物によるものだったという記事が出ました。当然ながら街頭インタビューとは、通りすがりの人に聞くべきものですから、やらせと言われても仕方ありません。

私も数多く、街頭でのインタビュー取材をしてきましたが、街頭インタビューには苦労も多いのです。10分ほどで想定される様々な声が集まることもあれば、2時間、3時間かけても『収穫なし』ということもしばしば。

そんな時間をかけるより、手っ取り早く、制作側の意図していることを言ってくれる人をお願いしていたほうが『効率がいい』ということなのでしょう。また、たまたま街頭インタビューで出会った人が、特異なキャラクターであれば『これだけでは、もったいない』という意識が働いたとも想像できます。そんなこと、すぐにばれるに決まっているのに・・・。

この件については放送直後からネット上では「この番組の街頭インタビューはいつも同じ人」と話題になっていたそうですが、TBSでは「演出の範囲内だ」と説明しています。私は、この制作者たちは「視聴者をなめている」と思います。またこれが『演出』であるなら、あまりにも次元が低いです。

番組を作る人間は、少しでも内容を疑われたり、誤解を招くような『演出』はしてはいけないのです。なぜなら、テレビとは、そもそも制作者と視聴者との信頼関係があってこそ成り立つからです。テレビなんて、いくらでも嘘がつけます。捏造できます。白を黒にできるんです。だから視聴者が「テレビとは所詮そんなもの」と思った瞬間、テレビの存在価値は無くなるのです

あるあるの捏造に始まったことではありませんが、誇りやプライドが無くなったテレビマンが増えています。だから放送法を改正して総務大臣の権限を強化しようという動きになるんです。このままでは、テレビ業界が主張する「自らの番組チェック力」なんて、信用できるはずがありません。テレビで仕事し、テレビを愛する一人として言いたい。

「テレビよ、しっかりしろ!」
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手を合わせたら幸せになれる?
2007-04-06 Fri 23:33
「おてての、しわとしわを合わせて、幸せ・・・」という仏壇店のコマーシャルがありましたが、きょう、ある方から「左手は神様、右手は仏様」と教えられました。合掌とは、神と仏のドッキング!なんて思うと、手を合わせることが、とても崇高で、ありがたいことにも感じます。

神や仏に手を合わせる。
ご先祖様に手を合わせる。
親切にされた感謝で手を合わせる。
食事ができることに手を合わせる。
一日過ごせたことに手を合わせる。

何でもないようなことですが、手と手を合わせると、なぜか心が優しくなります。宗教とかは関係なく、悩んだとき、イライラしたとき、不安なとき・・・心静かに手を合わせてみてください。不思議と落ち着き、すがすがしくなれますから。

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若いけどすごいヤツ
2007-04-05 Thu 18:04
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私の隣にいるのは、友人で競艇選手の中村亮太クン。自分だけのオリジナルプロペラ=亮太スペシャルを駆使して活躍している、異色ながら注目のレーサーです。

約1500人いる現役選手の誰一人として考えなかった、そのプロペラの形は、彼の発想がいかに自由かつ柔軟であるかを顕著に物語っています。さらに、思いついたきっかけにも驚きです。競艇漫画『モンキーターン』を真似てみたというんですから。

とはいえ、漫画の通りでは実際には使い物にならず、研究を続け、試行錯誤を繰り返して、ようやくたどり着いたのが亮太スペシャル。私は漫画の作者、河合克敏先生に直接、この件で話をうかがったのですが、やはりご本人も、まさか自分の漫画を現実にする選手が出てくるとは想像もしていなかったそうです。

でも「過去の固定概念にとらわれない、こんな選手こそ次代の競艇界には必要で、中村選手は、夢のある選手」と表現されました。話をしていて、この河合先生、競艇に詳しいのは当然ですが、それ以上に競艇を、そして選手を愛しているんだと感じました。

そんな河合先生も絶賛の亮太選手は多才で、時にまったく違った一面を見せてくれます。休日に幼稚園を訪ねては子どもたちと無邪気に遊ぶ。でも、独身なのに子どもの扱い方が実に上手で慣れているのには、びっくり。また自分の人生設計について、26歳ながら、しっかり描いていて、堅実な面もあります。

その彼が、近く新たなことを始めるんだとか。私はそんな若き才能に大いにエールを送りたいのです。がんばれ!!亮太。でも競艇ゲームでは、いつか彼を負かしたいと思っているんですが・・・

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自分の顔、知ってますか?
2007-04-04 Wed 17:29
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きょうは、プロフィール用の写真を撮りに行きました。カメラの前に立つのは慣れているはずでしたが、数10カットもの撮影となると、思ったよりくたびれるものです。しだいに自分がどんな顔をしているのか、わからなくなってきました。

でも、そんな緊張を巧みにほぐして、どんどん撮影をすすめるのは「さすがプロの技!」と言えるものです。お願いしたカメラマンは、3年前に長崎くんちの取材がきっかけで知り合い、今では大切な友人である田代英樹さんと弟の直樹さん。英樹さんによると、何枚も撮影しても、たいがいの場合、1枚目が一番いい表情をしているものなんだそうです。だからカメラマンは最初の3枚が勝負だとか。実際に撮られてみて、実感できる話でした。

また撮影の依頼を受けたら、「鏡を見ながら、当日までに自分の一番いい表情を見つけておいてください」と、注文しておくんだそうです。これはアナウンサーの訓練でもやるんですが、鏡に向かって色々な表情を作り、まず自分の顔を知るのです。よほどのナルシストでない限り、普段は、そんなに鏡を見ることってないですからね。そのうえで、一番いい表情がすぐできるように練習します。これはアナウンサーでなくても、誰でも写真を撮るときや人に会うときに役立つと思います。

最近はケータイで手軽に撮影することが多いんですが、時には写真スタジオで本格的な照明を浴びて、プロのカメラマンに撮影してもらうことは、自分を冷静に見つめなおすきっかけになるかもしれません。記念日に写真をのこしておくのも素敵ですね。その際は、ぜひ田代兄弟の『はなぶさ写真社』で・・・

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友だちはいいもんだ~
2007-04-03 Tue 17:00
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夫婦、親子、兄弟姉妹、師弟、上司と部下、同僚・・・。世の中にはさまざまな人間関係があり、時には心強く、時にはわずらわしくもあります。そのわずらわしさの要因は、組織のしがらみだったり、上下関係だったり。でも、友だち関係には、それがありません。お互いに権限も義務も存在しない。あるとすれば、相手を思いやる気持ちくらいでしょうか。

私は組織を離れて、友だちが増えました。今までは、上司と部下、同僚、取材先、取引先といった何らかの利害関係があった人たちが、友だちと呼べるようになったからです。彼ら、彼女らとは損得なしに、同じ時間を共有でき、対等に付き合える。たとえ意見の違いがあっても、考え方が相反していても、尊重しあえる、そんな友だちがいることは、今さらながら財産だと思っています。

昨夜も、友だちと楽しいひとときを過ごしました。仕事をするために来た長崎ですが、もしかしたら彼ら、彼女らに出会うために来たのかもしれないなぁ。

友だちはいいもんだ~
目と目でものが言えるんだ
困った時は力をかそう 遠慮はいらない
いつでもどこでも君を見てるよ
愛を心に君と歩こう
みんなは一人のために 一人はみんなのために
みんなは一人のために ひとりのために


劇団四季のミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』の名曲を口ずさみながら、寒さが戻った長崎の街を歩いた夜でした。


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小さいけれど頼りにしてます
2007-04-02 Mon 11:50
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パソコンが壊れて3日目、今は、このモバイルノート『VAIO type U』が頼りです。大きさは、はがき程度、重さが500グラムちょっとの超小型PCで、Windows XP搭載機としては、世界最小最軽量だとか。

仕事柄、外出先でもインターネットやメールができたら便利だし、ワンセグチューナーも付いているというので、去年発売されてすぐに買っていたんです。

得意の衝動買いってやつです。

小さいので、持ち運びが苦にならないのは期待通り。でも逆に、小さすぎてキーボードが打ちにくいの、なんのって。文字も小さすぎて見にくし(メーカーさんに言わせれば、なんとわがままなユーザーってことでしょうが・・・)。そして小さい分、バッテリーも長持ちせず、電池が切れた電化製品は持ち歩くのも邪魔に感じるだけ。

というわけで、あまり活躍してなかったのですが、メインのパソコンがダメになったので、突然の登板となりました。小さすぎるのは変わりませんが、必要にかられて使っていると結構、慣れてきました。思ってたより使えます。ちょっと疲れるけど・・・。

しばらくは短いブログ゙をこの小さなパソコンで更新します。そして新しいパソコンを買ったら

大々的にリニューアル!!

しようかな・・・

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駄目押しで
2007-04-01 Sun 23:05
データが消えて新品状態になったはずのパソコン。

セキュリティの基本ソフトだけ、改めてインストールして、「さぁ、出直しだ!」と思ったら、一夜明けて今度は全く立ち上がらない。5回に1度くらいは起動できるけど、なんかの拍子に?ダウンしてしまう。

あー、もう君とはやっていく自信がなくなった。お別れだ。

というわけで、早速電器店へ。ほんと、パソコンは日々進歩していて驚くばかり。さて、どれにするか?パンフレット並べて勉強中。このひとときが一番楽しいものですね。

今は、自動でデータをバックアップしてくれるソフトもあるようですが、みなさん、こまめにバックアップしておいたほうがいいですよ。まさか、こんなことになるとは・・・です。

思い出の画像や書き溜めた原稿が消えたのも痛いけれど、メールや住所録が一番の痛手。業務連絡です。これまで、メールや手紙のやりとりをしていたみなさん、すぐ送ってください!
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