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藤村幸司
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“やらせ”か、“演出”か
2007-04-10 Tue 16:52
『事前に仕込まれた街頭インタビュー』の問題。局側は『演出』だと言っていますが、では、これはどうでしょうか?

かつて全国ネットの、ある情報バラエティ番組が長崎にロケにやってきました。それは街で市民からの情報を得ながら、あるネタにたどり着くという内容。当然、その回に出てくる街の人たちは、長崎の人たちです。

その番組を見て感じたのは、「長崎の人たちが実にうまくインタビューに答えているなぁ」ということ。

全くムダのないコメント、適度におもしろいボケ、ネタにたどり着けそうで、すぐには分からない微妙で絶妙な表現・・・。これだけの声を集めるには、はたして何人にマイクを向けなければならなかったか?数多くインタビュー取材をしている私には、正直「怪しい」と映りました。

その番組を作ったのは東京の制作会社でしたが、ディレクター以外は地元のスタッフ。私は気になって、取材に同行した知り合いのカメラマンに、どのようにインタビューしたのか、聞いてみました。すると、その答えは愕然とするものでした。

インタビューしたのは画面に出てきた3人だけ。からくりは、こうです。番組には台本があって、最初から街頭インタビューの答えもきまっていたのです。

若い女性「あっ、その場所なら、よく行きます」
中年男性「うわさでは聞いたことがあるんですが」
と、いった具合に。でも、台本にひとつの例として、想定されるやり取りが書かれていることは珍しくはありません。こんな感じで・・・という説明のために。

ところが、そのディレクターは、インタビューに答える人、その内容までも台本通りに録りました。街で該当する人に声をかけては「すみません、マイクを向けたら“その場所なら、よく行きます”と言ってください」などと、お願いしていたというのです。さらに、「にこやかに」とか、「強い口調で」と演技指導?までしたというのですから驚きです。

ですから、インタビューを受けている本人自身、何について答えているのか知らず、いえ、インタビューだということさえ気づかなかったと思います。おそらく放送を見てはじめて、理解することになるでしょう。

くわしく聞いてみると、当日は本題の取材に予想以上に時間がかかり、ディレクターの帰りの飛行機の時刻が迫っていたという事情もあったそうです。

とはいえです、バラエティ番組だから、これは『演出』といってもいいのでしょうか。そもそも、今やニュースも、ワイドショーも、バラエティも、線引きするのが、難しくなっています。だからこそ、中途半端な『演出』は、許されないはずなんです。みなさんは、どう思いますか?

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