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藤村幸司
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舞台は楽し⑤『裸になったサラリーマン』
2007-05-06 Sun 11:01
『ミュージカル好きの原点』のつづきです。

今や私を“三度の飯よりミュージカル好き”にした、四季でも東宝でもブロード・ウェイでもない作品とは、12年前に観た『劇団ふるさときゃらばん』の『裸になったサラリーマン』というミュージカルです。

当時の私を含めて食わず嫌いの多くの人が持っていた、ミュージカルに対する「不自然」とか「日本人に合わない」という偏見と、「おしゃれ」で「都会的」という漠然としたイメージのどちらをも完璧に裏切る“純国産ミュージカル”でした。

この劇団ふるさときゃらばん(ふるきゃら)作品群の主なテーマは、田舎とサラリーマン。初めて見たのは、そのサラリーマンミュージカルの第3弾にあたるものでした。スーツや作業服姿のサラリーマンが見事なタップを踏み、OLたちはオフィスで歌い、踊る。生の演奏がお腹に響く。とにかく、想像を超える楽しさと迫力に圧倒されて、「不自然」「日本人には・・・」など、そんなことを思い出す隙も与えられないほど、笑って、泣いて、感動しました。

物語の舞台は、バブルが崩壊し、不況のトンネルに入った企業。そこでのリストラや子会社への出向に揺れる、サラリーマンと家族たちの奮闘ぶりを描いていています。コメディではありますが社会派で、人情劇でもあります。

この劇団のすごいところは、作品を作り上げるのに徹底的に現場を取材していること。この作品だけでも、日本中で7000人を超える人たちから話を聞いていて、その生の声が土台になっています。普通の人々の生活の中にこそドラマは潜んでいるという考え方です。

そんなしっかりした土台があるから、作品の発する「がんばれ!日本のサラリーマン」というメッセージがストレートに伝わってきたのだと思います。そして、演じている役者さんたちのパワーが、「ミュージカルについて勘違いしていた自分」に気づかせてくれました。

このように“ミュージカルアレルギー”から解き放たれた私は、ふるきゃらはもちろん、その後ほどなく、数々のミュージカルの魅力にはまっていくことになったのでした。

ふるきゃらは今、新作『地震カミナリ火事オヤジ』をひっさげて全国を公演中です。ミュージカルは嫌いという方は、だまされたと思って、ぜひ行ってみてください。そんな方ほど熱くなるはずですから・・・。
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ふるきゃら応援団証



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