FC2ブログ
藤村幸司
http://fujimurakoji.blog91.fc2.com/
World Wide Weblog
さわやかな初夏は間違い?
2007-05-18 Fri 00:59
アナウンサーとして天気の表現で気をつけていることを書きました。
そのほかにも、こんな気をつかうこんなことばがあるんです。

「さわやかな天気」

年中使う表現ですが、年配の視聴者の方から、「さわやかは秋の天気を表すことばなのでは?」との指摘を受けました。調べたところ、たしかに「さわやか」とは秋の季語でした。また『NHK最新気象用語ハンドブック』には「さわやかとは秋の季語。初夏に“さわやかな天気”と言うと抵抗感をもつ人もある」と書いてあります。「さわやかな笑顔」「さわやかな口当たり」「さわやかな香り」など、今や、さまざまな場面で「さわやか」は使いますし、私は秋限定でなくてもいいと思うんですが、これも知ったうえで使いたいことばです。ただ、なんでもかんでも「さわやか」で済ませてしまうのは考えものですが・・・。ちなみに「うららか」「のどか」は、春の季語だそうです。

さらに勘違いしやすい季節のことばをピックアップしてみます。

「麦秋(ばくしゅう・むぎあき)」
文字を見ると秋のことばのようですが、これは陰暦4月のこと。現代の暦では、5月から6月ごろ。毎年、今の時期「長崎・五島列島で麦の収穫が始まった」というニュースを伝えていました。そしてタイトルには必ず「麦秋」の文字がありました。実った麦を刈り取るようすは、まさに秋に稲刈りをしている光景とそっくり。そこで、麦の秋=麦秋と言うんですね。麦があれば竹もあります。

「竹の秋」
これは陰暦3月のこと。春、竹は、たけのこに養分を取られ、葉が黄色くなって落ちます。これがほかの草木の秋のようすに似ているから、竹の秋です。いずれも、味のあることばです。

「小春日和」
これはアナウンサーの試験にも出ます。常識問題ですが、知らない学生さんは多いです。小春とは陰暦10月の別称。つまり今の11月頃、初冬なのに春のように暖かいことをいいます。

うーん、日本語は奥が深い。

スポンサーサイト



別窓 | テレビに物申す | コメント:5 | トラックバック:0 | top↑
| アナウンサー・藤村幸司BLOG |
copyright © 2006 アナウンサー・藤村幸司BLOG all rights reserved. powered by FC2ブログ. template by [ALT DESIGN].
/