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藤村幸司
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フタリグミ?ニニングミ?
2007-06-15 Fri 00:00
14日午後5時ごろ、東京・銀座の貴金属店に強盗が入り、約2億円相当のダイヤモンドのティアラと約50万円相当のネックレスが奪われました。犯人は外国人とみられる2人組で、警視庁は強盗傷害事件として捜査しているそうです。この辺りは、近くに歌舞伎座や劇場があって、私も観劇の空き時間にウィンドウショッピングする繁華街。夕方ですから、人通りもかなり多かったはずですが、何とも物騒なことです。

NHKのニュースを見ていて気になったことがあります。アナウンサーがスタジオで伝えたのは、犯人は「ニニングミ」、現場からの記者のリポートでは「フタリグミ」。同じ番組、同じニュースの中で、続けて違う読み方をされると、そのことばにひっかかり、肝心の内容を聞くのがおろそかになってしまいます。では、どちらが正しいのでしょうか。

この「2人組」、実は日本語としては「ニニングミ」でも「フタリグミ」でも間違いではありません。つまり、「どっちでもオッケー!」というわけでです。ただし今回のように、放送で混在すると違和感が生まれるので、各局では基準を作っていて、NHK、NTVをはじめ、多くの局では「ニニングミ」を優先しています。ですから、アナウンサーは「ニニングミ」と読んだのです。一方、その認識が薄く、現場でバタバタしている記者は「フタリグミ」と言ったのでしょう。

この例からも分かるように、今、世間一般の会話においては「2人組」「フタリグミ」が主流で、「ニニングミ」は、ニュースだけで聞くことばになっています。だから「2人組の強盗」と言えば、「ニニングミ」ですが、「なかよし2人組」なら、「フタリグミ」と読んだほうが、しっくりきます。語感からは「フタリグミ」の強盗より「ニニングミ」の強盗のほうが悪そうな気がしませんか。

ことばは時代とともに変化すると言われますが、「2人組」は、その過渡期にあるのかもしれません。局によってはすべて「フタリグミ」にするところもあるようで、TBSでは銀座の強盗のニュースはアナウンサーも記者も「フタリグミ」と言っていました。

ちなみにNHKことばのハンドブック第2版によると、「ニニン」でも「フタリ」でもいい読みとしては「2人乗り」「2人分」があります。ただし人力車の「2人乗り」「ニニン」だけとしています。
うーん、複雑・・・。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

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