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藤村幸司
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日本も捨てたものじゃない?
2007-06-16 Sat 00:09
安倍内閣の支持率が急降下したせいで、週刊誌には『ポスト安倍』の文字が目立つようになりました。本命は言うまでもなく麻生太郎・外務大臣。時々、その発言が物議を醸しますが、ストレートなもの言いは安倍総理と違って分かりやすく、魅力のある政治家です。

asoutaro.jpgそんな麻生さんの著書『とてつもない日本』(新潮新書)を読みました。そういえば、安倍さんの著書『美しい国へ』(文春新書)については、「わかりにくい」と、書きましたが、こちらは、「わかりやすい!」。わかりやすければ、いいというものではありませんが、本なんて、まずは勢いで一気に読めるか否かが大事です。その点からは、この本は、読むのが遅い私でも、2時間ほどで読めてしましました。

全体を通して麻生さんが訴えているのは「日本は、マスコミが言うほどには、決して悪くない。いや、それどころか、まだまだ大いなる潜在力を秘めているのである」ということ。タイトルにもなった「とてつもない」は、幼いころに祖父の吉田茂が語ったことば「日本人のエネルギーはとてつもないものだ。日本はこれから必ずよくなる。日本はとてつもない国なのだ」に由来しています。

ニートについて「今の世の中、餓死するほどの貧しさが存在する訳ではない。ニートはニートのペースで生きていくことを認めてもいいのではないか。あれもスローライフの一種だ、くらいの余裕を持ってみることも、たまには必要ではないだろうか」と言い、教育改革については暴論の誹りは甘んじて受けると前置きして「中学校を義務教育からはずしてみてはどうなるか」と提案。「義務教育から離れることで、希望に応じて中学生からでも職業教育の実技を教えることができるようになる」「この道で行こうというものが見つかった子供は、中学を卒業したら働けばいい」と述べています。

また少子高齢社会についても、あえて「いいじゃないか」と言い、「年を重ねることは、決して悪いことではない。20年前の自分、30年前の自分と、今の自分を比べてみたらいい。どうだろうか。成長している自分を実感するはずだ。私は老化は退化ではなく、どこまでも進化だと思っている」と、どこまでもポジティブな持論を展開しています。

読んでいて、そんな「ノーテンキ」なこと言ってる場合か!と突っ込みたくなる人もいるでしょうし、次から次に出てくる年金問題に、「とてつもなく先行き不安な国だ」と文句も言いたくなります。でも「秋葉原の若者も、巣鴨のご老人も、みな“底力”を持っている。そう思ったほうが駄目だ駄目だの野党流より元気が出るんじゃないか。そう思うのだが、どうだろう」と、この人に言われれば、なんだか納得させられてしまいます。

後ろ向きの論評が多いマスコミにうんざりしていたところに「日本も捨てたものじゃない」と思わせてくれる麻生太郎という政治家。今、私の気になる存在です。



『アナウンサー藤村幸司ドットコム』


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