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藤村幸司
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生きた心地がしませんでした
2007-09-01 Sat 11:34
もう10年以上前、出張で東京に宿泊した日のこと。午前9時過ぎ、会議に出席するため、出発の準備をしていたときに、地震が起きました。後にも先にも感じたことのないような揺れ、ゆっくり大きくそして長い揺れでした。でも、人はいざという時には何もできないものです。それも自宅ならまだしも、宿泊先の部屋では、テレビをつけるのが精いっぱいでした。

窓から外を眺めると、特に異状なし。一方、廊下には、慌てて出てきた宿泊客が増えています。窓が割れたり、物が落ちたりした様子はありません。しばらくすると、テレビでは淡々と「震度2」と伝えていました。実は私が泊まっていたのは、池袋の高層ホテルの32階。高層階だったので、震度2でも、「この世の終わり」のように揺れたのでした。

高層ビルの地震で困るのは、エレベーターがストップしてしまうこと。私の泊まったホテルの場合も、揺れが収まったあとも20分ほどエレベーターは稼働せず。ちょうどチェックアウト時間と重なったため、エレベーターホールは人で、ごったがえしていました。

会議に間に合わないので、非常階段を使おうと行ってみると、こちらも通行禁止で、まさに足止め状態。ようやくエレベーターが動き始めたあとも、最上階が37階のため、降りてくるカゴはどれも超満員。結局、さらに20分ほど待って、地上に降りることができました。生きた心地がしなかった時間でしたが、地上は、何もなかったような平穏な朝。東京の人たちには「あんな揺れなら日常茶飯事」と笑われました。

きょうは、1923(大正12)年、14万人を超える犠牲者を出した関東大震災が起きた日。そして、その教訓を生かそうと制定された『防災の日』です。昨夜も、近畿地区で弱い地震がありましたが、ここ数年、これまであまり起きなかった場所でも、地震が増えているような気がします。

社団法人・全宅連の行った『防災アンケート』によると、「将来、自分の住んでいる地域での天災発生を予測している」と答えた人は93%を超えていました。つまり、ほとんどの人が、災害は他人事ではないと思っているのです。その一方で、物質面でも精神面でも、どれだけの準備ができているかといえば、疑問です。私自身、あの東京のホテルで感じた揺れを思い出すたびに、『備え』の大切さを実感し、反省します。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
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