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藤村幸司
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“なさざりし”の後悔
2007-09-28 Fri 15:10
子どもたちが、好きな仕事にチャレンジし、楽しみながら社会のしくみを学べるという職業体験テーマパーク『キッザニア』。1年前、そのオープンを伝えるニュースを見ながら、「大人版もあればいいのに・・・」と思ったものです。

きょうの産経新聞によると、今、「日常を忘れることができる大人の社会科見学」が人気なんだそうです。旅行代理店各社が売り出したのは、キャビンアテンダントの訓練を受けられるツアー、舞妓さんに変身できるツアー、電車の運転士の訓練を体験できるツアーなど、あこがれの職業を疑似体験できるというツアーです。

皆さんなら、どんなツアーなら参加してみたいですか?私はやっぱり「ミュージカルスター疑似体験ツアー」でしょうか。帝国劇場の舞台で、『レ・ミゼラブル』のアンジョルラスさながら、赤い旗を振ってみたいものです。どれほど気持ちいいものでしょうか。「あと20年若かったら」とか、「もっと早くに舞台の魅力に出会っていたら」とか考えながら、自分の違った道を想像してみるのも楽しいものです。

最近、若い人からの相談を受けると、「やるべきか、やらざるべきか」と悩んでいるケースが多いのです。そんな時、私は「やってみてダメだったら戻ればいいし、やり直せばいい。考えていても、何も進まない。一歩踏み出してみたら、何か新しいものが見えるかもよ」と言っています。これは、私の実感としての答えです。

本当にやりたいことがあっても、早々とあきらめてしまうと、後で悔やんで、年取ってからの疑似体験ツアーに参加するしかありません。今なら、本物になれるチャンスがあるんですから、やらない手はありません。できるか、できないかを、やる前から判断などできるはずがありません。もったいない。

これまでの人生を振り返り、誰にでも「あの時、あんなことをしなければよかった」と反省することがあるはずですが、一方で「あの時、やっておけばよかった」と悔やむことのほうが、悔いは大きいような気がします。イギリスの詩人・ブラウニングが、こんなことばを残しています。

「世界には、過去の行為に対して後悔する人々が多いが、それよりむしろ、なすべくして、なさざりし行為について後悔すべきではあるまいか」

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

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