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藤村幸司
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舞台は楽し~ユタと不思議な仲間たち(1)
2008-01-13 Sun 01:55
座席を立ったあと、自分の足がガクガクしているのに気づきました。足だけではありません。体中が震えていたのです。

京都劇場京都劇場で公演中の劇団四季ミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』を観に行ってきました。自慢じゃないですが、私はこれまで数多くの舞台を観てきましたし、この『ユタ~』にしても、今回で6回目か7回目です。正直、少々のことでは感激しなくなっています。そんな私が、幕が下りた後、感動で体が震えていたのです。これには自分でも驚きました。でも、それくらい完成度の高い舞台だったのです。

作品は『友情』『命』そして『自然』の大切さという、一見“ベタ”なテーマを扱っているのですが、美しいメロディと、心に響くセリフ、俳優たちの熱演、計算された舞台演出などが見事に融合されていて、大人も子どもも素直に心の奥底まで震わせてくれます。

主役は、田舎に引っ越してきて、友だちとなじめない都会っ子のユタ。最初に私が観たユタは、ずいぶん前のこと、加藤敬二さんでした(初演は1977年、飯野おさみさんですが、さすがにそれは観ていません)。それから田邊真也さん、望月龍平さんと、実力のある役者さんが受け継ぎました。そんな何度も観ている『ユタ~』を今回、また行ったのは、新しいユタを観るためでした。

それが藤原大輔さん。プロフィールによると、2002年研究所入所となっていますが、確か私が彼を最初に観たのは、2003年『夢から醒めた夢』のエンジェルでした。そして翌年の11月、東京・自由劇場の『コーラスライン』のマークが鮮烈な印象として記憶に残っています。この時は、ザック役が加藤さん、ポール役が田邊さん、マイク役は望月さんと、ユタのタイトルロール揃い踏みという豪華なキャストでしたが、私の観劇メモには「今回のナンバー1は大輔、ダンスに切れがあり、初々しさ引き立つ」とあります。まさかこの時は、次のユタになろうとは思いませんでしたが・・・。

そんな藤原さんは、都会っ子の上品さと、気は弱いけどやさしいユタの雰囲気を持っていて、想像以上にぴったりでした。過去の主役たちの顔ぶれでも分かるように、高度なダンス力も必要とされる役ですが、その点も二重丸。表情も豊かで魅力的、どんどん、物語の世界に引き込んでくれました。

ふと、以前読んだ藤原さんについての記事を思い出しました。小学校ではクラスで一番、背が低かったこと。1年生の時、バスにはねられ、88針を縫う大けがをし、しばらく車いす生活を送っていたこと。運動が苦手で、体育の成績も悪く、中学のサッカー部も長続きしなかったこと。そして、高校時代に出会った市民ミュージカルによって、この世界の魅力を知り、レッスンを始めたことなど。なんだか、努力しながら成長していくユタそのものにも思えてきます。そんな彼の全力投球の演技だったからこそ、私を震わせたことは間違いありません。

舞台の話になると、毎度長くなって恐縮です。『ユタ』の観劇記、明日もお付き合いください。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
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