藤村幸司
http://fujimurakoji.blog91.fc2.com/
World Wide Weblog
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告 | top↑
3月ですね!
2008-02-29 Fri 19:38
1月は行く、2月は逃げるとは、よく言ったものです。今年は閏年で1日分、おまけがあったものの、あっという間に2か月が過ぎ、あすから弥生三月。でも桜月、花月、桃月、花見月、花咲月・・・と、こんな月の異名を聞くだけでも、3月には活き活きとした息吹を感じます。

別れと出会いの季節、そして旅立ちやスタートの季節。はたして、どんな出会いが待っているのか、ワクワクしたり、そわそわしたり、少々落ち着かない。この歳になっても、期待と不安が微妙に入り混じった複雑な心持ちになるのが春ですね。

ここまでの自分の人生を振り返ってみると、『人との出会い』によって支えられました。ひとつひとつの、あの時の出会いがあったからこそ、今があることを実感します。キザながら「出会いに乾杯!」なんて言いたくもなります。もとは茶道の教えだそうですが、『一期一会』の一期は、一生のこと。一会は、一度会うこと。その出会いは一生に一度限りだと思って、誠意を尽くしなさいという意味です。私も春の一会を大切に、気持ちも新たにがんばります。皆さんにも、素敵な出会いがありますように・・・。

開設から1年余り、1日も休まず更新してきたこのブログですが、あすからは“適宜”更新にします。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
スポンサーサイト
別窓 | つぶやき | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
心の宝もの♪
2008-02-28 Thu 10:54
フジテレビの『とくダネ!』では、木曜日に『朝のヒットスタジオ』というコーナーをやっています。懐かしい名曲を、当時の思い出を交えて、アーテイストがスタジオで生披露するのです。一視聴者として、毎週「きょうは誰かな?」と、楽しみにしているんですが、けさのゲストは、イルカさんでした。もちろん、歌ったのは『なごり雪』です。

♪汽車を待つ君の横で僕は
 時計を気にしている
 季節はずれの雪が降ってる
 「東京で見る雪はこれが最後ね」と
 さみしそうに君がつぶやく・・・


高校1年の時、学校の合唱コンクールで、わがクラスが歌ったのが、この『なごり雪』と『心の旅』でした。いい曲は何年経っても、そのパワーは衰えないものですね。心にしみるとは、このことです。朝から、しみじみ聴き入ってしましました。曲を作った伊勢正三さんが歌うなごり雪も好きですが、やさしくて、かわいくて、せつないイルカさんの声が、ぴったり合うのです。

もう15年ほど前のことですが、イルカさんのコンサート&トークショーで進行役をしたことがあります。あのときも「昔から変わりませんね~」と話したのですが、けさ見たイルカさんも、まったく変わりません。いつまでもお若いのに、びっくりしたのと同時に、うれしくなりました。

そのコンサート、1部は、イルカさんと私の対談、2部がライブでした。対談では、家族のこと、子育てのこと、もちろん『なごり雪』のことも、たっぷり聞きました。当時、すでにご主人は闘病中だったようですが、そんなことはみじんも感じさせない明るくてチャーミングな印象は今でも鮮明です。

駅のホームで列車を待っているカップルを見ると、後ろからそっと近づいて、耳元で「♪汽車を待つ君の横で僕は、時計を気にしている~」と歌ってやろうかと思うとおっしゃたイルカさんに大笑いしましたが、実際に、ご本人に耳元で歌われたら昇天モノですよね。

ライブで、イルカさんに呼ばれ舞台に上がり、『サラダの国から来た娘』をいっしょに歌って踊ったのが、今では自慢の思い出に、そして間近で聴いた『なごり雪』は、私の心の宝ものになっています。


公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | つぶやき | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
英語コンプレックス?
2008-02-27 Wed 19:48
地下鉄の階段の前。大きめのベビーカーを押していた男性が、両手に荷物を抱え、立ち往生しているようでした。周りの誰も、手伝おうとはしていません。後ろからは白髪の老人にも見えました。

近づいて行った私は「片方、持ちますよ」と声をかけ、前にまわったのです。すると、その男性は老人ではなく、若い外国人でした。白髪に見えたのは、短い金髪だったのです。こんな、とっさのときに『英語の実力』って出るものですね。日本人ではないと分かったとたん、次のことばが出てきません。「えーっと、てぇ~つだいま~すよ~」などと、変な英語なまりの完全な日本語を話している自分、ああ情けない。かろうじて「メイ アイ ヘルプ ユー」と言うのが精いっぱいです。

そうしたら、その男性が・・・

「恐れ入ります。ありがとうございます」

と、実に流暢な日本語で答えたものですから、ますます恥ずかしくなりました。私はベビーカーの前を抱えて、眠っている赤ちゃんが傾かないよう、慎重に階段を下りたのですが、彼は再び「助かりました。ありがとうございました」と、ていねいにお礼を言ってくれました。な~んだ、日本語ペラペラ。

最初から外国の人だと分かっていたら、心の準備もあったのですが、いきなりだと英語って話せないものです。これでも、ひとりでニューヨークの街を取材して歩いたこともあるんですが・・・。英語って、使わないとすぐ忘れてしましいすね。まぁ、外国人だと見ると、誰でも彼でも「英語で話しかけなければならない」と考えることこそ、英語コンプレックスなのかもしれませんが。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | きょうの出来事 | コメント:3 | トラックバック:0 | top↑
生みの親が生まれた日
2008-02-26 Tue 16:16
♪ジャン、ジャーン、ジャーンジャジャーン、ジャ、ジャ、ジャ、ジャ、ジャ、ジャーン

これを読んで、頭の中に私と同じメロディが奏でられたあなたは、かなりのレミゼ通?です。私の場合、最後の晩餐ならぬ、最後のミュージカルに迷わず選びたいのが『レ・ミゼラブル』。プロローグで、この♪ジャン、ジャーンが鳴り出すと、背筋がぞくぞく、もうたまりません。

レミゼ外観このブログでも、何度か取り上げた『レ・ミゼラブル』。【舞台は楽し~レ・ミゼラブル(1)】【舞台は楽し~レ・ミゼラブル(2)】【ミュージカルの本場でストライキ】 ロンドン・ミュージカルのエポック的作品と言われ、原作はフランスの文豪、ヴィクトル・ユーゴーの同名小説です。実は、1802年のきょう(2月26日)は、ユーゴーの誕生日。子どもの頃、児童文学として翻訳された『ああ無情』を読んだことがありましたが、馬車のくだりあたりしか覚えていません。その後、何度も原作に挑戦しようとしつつも、分厚い文庫で全4巻、この長さにおじけづき、未だ手つかずです。

でも、ミュージカルを始め、映画、ドラマ、ラジオドラマ、そして児童文学などで、たっぷりユゴー『レミゼ』の世界に浸っている私。ユーゴーの誕生日のきょう、久しぶりに、原作に再挑戦してみようかな・・・。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | 芝居・ミュージカル | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
舞台は楽し~コーラスライン(2)
2008-02-25 Mon 23:50
コーラスライン
【舞台は楽し~コーラスライン(1)はこちら】
劇団四季の舞台版『コーラスライン』では、オーディションを受けるダンサーたちが「毎日がどんなに辛くても、これが自分が選んだ道、悔いはない」と歌っていたはずですが、今、映画版『A CHORUS LINE』(ザック/マイケル・ダグラス)を久しぶりに引っ張り出して見てみたら、『愛した日々に悔いはない』は、ザックの元恋人・キャシーが、ザックとの関係を振り返って歌っているのです。これだと感動しにくいなぁ・・・。

ところで『コーラスライン』のオープニングナンバー『I HOPE I GET IT』も、ふと口ずさんでいる曲です。

♪手に入れたい この仕事 何人採るのか?
  手に入れたい この仕事 何人採るのか?
  何人採るの? 大勢いる めげそうだ
  何人採るのか? 男女何人か? 何人採るの?

  この仕事が どうか 採れますように
  神様 お願い (劇団四季版・以下略)

オーデションを受ける者たちの不安と願望が、見事にリズムに乗っています。オーデションからオーデションを渡り歩き仕事を獲得するダンサーたち。何だかフリーランスの私たちとも似ています。「この仕事が どうか 採れますように  神様 お願い」の心境、わかります。それでも「自分が選んだ道に悔いはない」思いも変わりません。


公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | 芝居・ミュージカル | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
かっこいい!おばあちゃん
2008-02-24 Sun 16:55
先日、携帯電話を買い換えた際にオリジナルの『エコバッグ』をもらいました。美容院のキャンペーンとやらでも、景品が『エコバッグ』でした。レジ袋有料化を決めたスーパーでは、先着で『エコバッグ』をプレゼントしていました。このように、世の中には『エコバッグ』が急増しているのは間違いないのですが、はたしてどれくらい活用されているんでしょうか。

ゴミを減らし、環境を守ろうと始まった『マイバッグ運動』。レジ袋有料化の店は別にして、無料のスーパーやコンビニでは、まだまだレジ袋を断っている人は少ないようです。ところが、先日立ち寄ったスーパーで、こんな光景を見ました。

それは70歳くらいの上品なご婦人。レジではレジ袋を要らない旨を伝え、商品を詰めるスペースに移動。そこで、買ったトマトの封を開けたかと思うと、発砲スチロールの皿を外し、そのまま回収容器へ入れました。次に、たすき掛けにした小さなバッグから出したのは、使い込んだビニール袋。それに手際よく裸にしたトマトと野菜を入れると、さらにバッグから出てきたのが、『風呂敷』でした。

ご婦人は、ビニール袋の野菜と、ほかに買った雑貨を一緒にして、実に手際よく包んで結びました。「風呂敷は魔法の布」といいますが、まさにその通り。ササササッ・・・という無駄のない動きで、あっという間に『エコバッグ』の完成です。それを手に下げたフォルムが実に美しく、立ち去る後姿が、かっこよく見えました。

エコバッグもいいけれど、風呂敷をこんな風に使いこなせれば、おしゃれですよね。マイ風呂敷、持ってみようかな。包み方、難しそうですが・・・。


公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | つぶやき | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
舞台は楽し~コーラスライン(1)
2008-02-23 Sat 19:33
ふと気がつくと、ミュージカルナンバーを口ずさんでいます。自然と、その時の自分の心境に合った曲を選曲しているようです。局アナ時代、本番のスタジオに向かう廊下で、発声練習を兼ねてよく歌っていたのが、ミュージカル『コーラスライン』から『WHAT I DID FOR LOVE』、邦題『愛した日々に悔いはない』です。

♪悔まない 選んだ道が  どんなにつらく
  この日々が むくわれず 過ぎ去ろうと
  泣かないわ 好きだからこそ 
  命燃やした この日々に 口づけして
  別れよう  (中略)

  悔まない 好きだからこそ 命燃やし
  すべてを捨てて 生きた日々に 悔いはない
  ひたすらに この道を・・・ (劇団四季版より)

仕事をしていると、辛いこと、苦しいことにぶち当たります。やめたくなること、挫折も経験します。でも、そんなときにも、この歌のように結局は「好きだからこそ」頑張ってこられた気がするのです。だから自らを鼓舞するときに、どこからともなく聞こえてくるのが、このメロディなのです。

『コーラスライン』は、ダンサーのオーデションの話。華やかなショービジネスの裏側を題材にした、いわゆる『バックステージもの』です。ブロードウェイの新作舞台出演を目指す若者たちが、演出家で振付師のザックに“素の自分”をさらけだしていく過程が物語の軸になっています。

ですから豪華なセットもありませんし、ラストシーンを除いて華やかな衣装も出てきません。ミュージカルとしては、かなり地味な作品ですが、その分、心の奥にズシリとくる感動があります。何度も涙がこぼれそうになります。ダンサーの物語ながら、彼らの生き方が、観る人誰もの人生にオーバーラップできるからでしょうか。

オーデションの途中で一人のダンサーが足をけがします。そしてザックは、ほかのダンサーたちに「もし、自分が踊れなくなったらどうするか」と尋ねます。それに対して、演劇学校で劣等生扱いされていたディアナが「だれも安定を求めてここにいない。みんな好きだから」と『愛した日々に悔いはない』を歌うのです。くうっー!泣ける。

と、たしか何度か観た劇団四季の舞台を、このように記憶していますが・・・

つづく



公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | 芝居・ミュージカル | コメント:1 | トラックバック:0 | top↑
同じ漢字でも読み方によって・・・
2008-02-22 Fri 11:02
きのうに続いて、漢字シリーズです。かつて、私の後輩のアナウンサーが、キムタク主演の映画『武士の一分(いちぶん)』を「ぶしのいっぷん」と読み、その後、全国ネットのNG大賞にも取り上げられ、恥ずかしい思いをしました。このように、同じ漢字でも読み方によって、全く違った意味になるアナウンサー泣かせのものは少なくありません。

『一分』は、「いっぷん」と読めば“60秒”のことですし、「いちぶ」と読めば“10分の1”のことで、「いちぶん」なら“人として譲ることができない面目や名誉”を意味します。慣用句「一分(いちぶん)立つ」は一身の面目が立つことですが、「いっぷんたつ」と読んでしまえば、伝い歩きの赤ちゃんの話のようになってしまいます。

長崎くんちは、毎年10月7日から9日に行われる秋の大祭です。その日程を1日目を『前日』と書いて「まえび」、2日目が『中日』で「なかび」、最終日は『後日』で「あとび」と読みますが、県外出身のアナウンサーは、決まって最初は「ぜんじつ」「ちゅうにち」「ごじつ」と間違います。「ちゅうにち」は彼岸かドラゴンズです。卒業式のニュースで、「いろがみに寄せ書きをしていました」と読んだアナウンサーがいましたが、この場合の『色紙』は、もちろん「しきし」でした。

『上手』は、「かみて」、「じょうず」、「うわて」と読め、全部違う意味です。その逆の『下手』も、「しもて」、「へた」、「したて」と読み分けて、別の意味を表します。『銀杏』は、「いちょう」なら“並木道でおなじみの落葉樹”ですが「ぎんなん」とも読め、この場合は“茶碗蒸しに入れる実”のことになります。神様、仏様を拝むのが『礼拝』ですが、キリスト教では「れいはい」、仏教では「らいはい」と、読み方が変わります。

漢字は書くのも読むのも奥が深いことを思い知らされます。結局、ひとつひとつ覚えるのが『一番』のようです。ちなみに、この『一番』は「いちばん」ですが、動物のオスとメスの1組を意味する「ひとつがい」も『一番』と書きます。


公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

別窓 | テレビに物申す | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
アナウンサーの職業病?
2008-02-21 Thu 13:18
最近、漢字についてのブログをいくつか書きましたが、【この漢字、やっと認められます】【もしも漢字がなかったら】 漢字と言えば定期的に見る夢があります。本番中、原稿にどうしても読めない漢字があって、焦っている夢です。事前に確認しているはずなのに、人名や地名に、意味不明で見たこともない漢字が並んでいて、必死にその場を繕おうとして脂汗をかいている・・・。そんなところで、目が覚めるのです。存在しない漢字にうなされるなんていうのは、多くのアナウンサーが似た経験をしているかもしれません。潜在意識の中で、難読漢字への恐怖心があるのでしょう。

私がアナウンサーになった20年くらい前は、原稿は“手書き”が主流でした。よって、読めないような漢字はほとんどありませんでした。漢字は、読むより書く方が難しいのですから当然です。ところが今はワープロが当たり前。自分では書けない漢字、読めない漢字でも、変換ボタンひとつで漢字になってしまいます。


若布
確り
拙い
寧ろ
束子
炬燵


読めましたか?答えは、菫・・・スミレ、若布・・・ワカメ、確り・・・しっかり、拙い・・・つたない、寧ろ・・・むしろ、束子・・・たわし、炬燵・・・こたつ

原稿に、こんな漢字が出てきて、一瞬「うっ」と唸ってしまうアナウンサーの気持ち、分かるでしょ。書いた記者は、決して悪気があったわけではなく、何気なく変換をしてしまったのでしょうが、まったくアナウンサー泣かせです。最近は常識的な漢字すら読めない、“記者泣かせ”の新人アナウンサーも増えていますが・・・。

ワープロでは同音異義語の誤変換もあります。「汚職事件」を“お食事券”、「助成したい」を“女性死体”などと、間違って変換してしまった原稿です。笑い話のようですが、締め切り時間に追われて原稿を打っている記者たちは、けっこうこんなミスをしてしまいます(普通は、デスクのチェックで訂正されますが)。

入力がワープロになる前は、原稿でうなされる夢を見なかったかと言えば、それも「NO」です。手書きの原稿には、ひどい“くせ字”のものがあります。いわゆる“ミミズのはったような字”です。普段から個性的な字を書く記者が、追い込みの原稿となると、ますます個性が強くなります。デスクが赤ペンで削ったり、加えたりしていると、さらに読めなくなります。手書きが主流のころは、そんなミミズ文字の原稿に悩む夢を見ていたのでした。これって、職業病みたいなものでしょうか。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | テレビに物申す | コメント:1 | トラックバック:0 | top↑
まっ先に国が守るべきもの
2008-02-20 Wed 20:30
この冷たい海の中、一刻も早く無事で発見されてほしい・・・心からそう願いながらも、きょう私が読んだニュース原稿は、最後まで「依然、安否はわかっていません」のまま。マイクに向かいながら、憤りとやりきれなさが、こみ上げていました。

きのう起きたイージス護衛艦『あたご』と漁船『清徳丸』の衝突事故。ハイテクのイージス艦なのに、なぜ漁船を発見できなかったのか。搭載した最新鋭レーダーも、10人の見張り役も結局、何の役にも立たなかったということなのか。疑問ばかりが先に立ちます。

吉清さん親子が心配です。15年前に脳梗塞で倒れ、不自由な体を押して「家族のために」と漁を続けた父の治夫さん。そんな父親を助けたいと、高校を中退して、5年前から父と一緒に船に乗るようになった息子の哲大さん。哲大さんは、上野のホームレスの人たちに、年に何度か魚を届けていたことも伝えられています。そんな2人の人柄を知るにつれ、さらに胸が痛みます。

ミサイルを撃ち落とせても、平和な海で国民の安全すら守れない最新鋭の護衛艦。どうしても、そこには人の緩み、組織の緩みがあったとしか思えません。徹底的な原因究明はもちろんですが、今は吉清さん親子が発見されることを祈るばかりです。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

別窓 | つぶやき | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
寒さの中にも春が来た
2008-02-19 Tue 13:50
17日に投開票された京都市長選で、前の教育長・門川大作さんが初当選しましたが、次点の弁護士・中村和雄さんとの差は、わずか951票という大接戦。新聞やテレビのニュースは「薄氷勝利」と表現しました。極めて危険な状況に臨むことのたとえを「薄氷を踏む」と言います。冷や冷やしながらも、何とかしのいだ感じが伝わります。

ところで、春(2月)の季語にも『薄氷』があります。でもこの場合は「はくひょう」ではなく「うすらい」と読みます。春先、寒さが戻った朝などに、水たまりや池に張った薄い氷のことで、決して分厚い氷ではないあたりが、冬から春への季節の微妙な変化を表していると思います。

でも、江戸時代には『薄氷(うすらい)』は冬の季語でした。これを春に変えたのが高浜虚子だと言われています。「薄い氷」ということばから早春のほうがふさわしいと判断したのです。本格的な春を待つ気持ちもにじみ出る『薄氷(うすらい)』という響き、素敵だと思いませんか。

『寒中見舞い』はご存知でしょうが、『余寒見舞い』は聞いたことがありますか?暦は春なのに、まだまだ寒さが残っている今の時季の天候を『余寒』といい、『寒中見舞い』のあと、立春から2月末くらいまでに出す手紙が『余寒見舞い』というわけです。このほかのも『春寒』『冴え返る』など、冬と春の間の微妙な寒さを表すことばがいくつかあります。まだまだ寒いことに変わりはありませんが、その寒さの中にも、これらのことばを通して、小さな春を感じ取れるのではないでしょうか。


公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | つぶやき | コメント:0 | トラックバック:1 | top↑
もう、そんな季節ですね
2008-02-18 Mon 14:23
長崎県佐々町に住む方からのメールに、「こちらではシロウオ漁が始まりました」と書いてありました。町を流れる佐々川のシロウオ漁は、早春の訪れを告げる地元の風物です。この時季になると、新聞やテレビ各社がこぞって報道し、私も長崎時代は毎年、シロウオのニュースを読んでいた覚えがあります。

体長4~5センチ、透きとおった体をピチピチさせている新鮮なシロウオ。その食べ方は『おどり食い』が定番です。でも私は、これが苦手。ある取材のため地元の国民宿舎に泊まった時のこと。たまたま、その時季だったため、役場の方が気をつかって、スタッフ一同に獲れたてのシロウオを差し入れしてくれました。数十人分ですから、かなりの量です。まとめて大きな桶の中で、うじょうじょ飛び跳ねています。

それを見ただけで腰が引けた私。でも、せっかくの厚意を無にしてはいけないと、恐る恐る1匹を口にしたのですが、舌の上で動いた瞬間に吐き出してしましました。周りからは「噛まずに、のど越しを楽しめばいい」と言われても、のどに通す勇気がありません。生きたまま食べるなんて、なんと殺生な・・・と。

それならば「ポン酢にしばらく漬けてみると、動かなくなるから食べてみたら」とアドバイスされたのですが、それはそれで、今度は死んだものを口に入れるのが気持ち悪くなって(バカバカしいのですが)、結局ダメでした。スタッフの中には、まるでところてんでも食べるかのようにズルズル音を立てて食べる豪傑もいましたけど。

ところで、私は佐々川のシロウオのニュースに接するまでは、『シラウオ』のことを、九州では『シロウオ』というのかなという程度に思っていたのですが、実は、この両者はまったくの別モノ。『シロウオ』はスズキ目ハゼ科シロウオ属で、漢字で書けば『素魚』、一方『シラウオ』はサケ目シラウオ科シラウオ属、漢字では『白魚』なのです。ただし、どちらも悪いことに?『おどり食い』にするんだとか・・・。


公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | つぶやき | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
規格争いに決着
2008-02-17 Sun 09:29
昨夜のNHKのトップニュース、けさは新聞各社が1面で追いかけています。東芝が、高画質DVD『HD‐DVD」事業から撤退する方針を固めたという報道です。噂はありましたが、こんなに早いとは、やはり驚きました。かつての『VHS対ベータ』のように、高画質DVDの規格を巡っても、東芝の『HD‐DVD』陣営と、ソニーや松下の『ブルーレイ』陣営が世界標準をもくろみシェア争いを繰り広げていました。

実のところ、使い勝手の良さから、私はひそかに東芝の『HD』を応援していたので残念なのですが、規格の1本化は利用者としては大歓迎です。「待ってて良かった」と胸をなでおろした人も多いでしょう。一方で、「HDを買ったばかり」という方たちに、メーカーがどんな責任を取るのかも問われます。

東芝の損失は、少なくとも数百億円規模にのぼる見通しだそうです。経営は大打撃でしょう。でも需要が増えるオリンピック前の決断は消費者のことを考えた『勇気ある撤退』だと、とらえたいと思います。一連の決断にいたる裏話はドラマになりそうですね。

これで東芝もブルーレイの生産に乗り出してくれれば、一気に普及するでしょう。値段が安くなることも期待できますし。でも今あるDVDはどうなるのでしょうか。それどころか我が家には、まだ『VHSテープ』をはじめ、『8ミリビデオ』も『DVC』も『ミニDV』も『D‐VHS』も存在します。これらすべてをDVDに焼き直すのは、ほぼ断念しましたが、今度は『ブルーレイ』です。技術の進化とはいえ、新しい規格のものが誕生するたびに、利用者は振り回されます。この『ブルーレイ』にしても、いつまでもつのか保障はないのですから。

あまり目立ちませんでしたが25年ほど前に光ディスクの『レーザーディスク』と『VHD』の規格争いというのもありました。勝ったのはレーザーディスクですが、それも今では過去の遺物です。そう言う我が家では、ようやく最近になって、大量のVHDの映画ソフトと本体を処分したばかりです。


公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | きょうの出来事 | コメント:1 | トラックバック:0 | top↑
ケータイを買い換えたら・・・
2008-02-16 Sat 00:10
私自身、特別に『新しもの好き』だとは思っていませんが、「新製品」とか「新発売」と聞けば気になるのは人情でしょうか。「そろそろ携帯を買い換えようか」と、ふらっと立ち寄った携帯ショップ。「そういえば、きょう発売の新機種があったはず」と見ていたら、結局、衝動買いしてしまいました。確か、前の機種も発売初日に買ったんだっけ。やはり『新しもの好き』ですかね。

最近、電話番号も簡単に(実は、手続きは面倒ですが)移すことはできるようになったので、携帯を買い換えるこの機会に、携帯会社も変えようかと思っていたのですが、あきらめました。今や携帯は電話だけではありません。一番、重要なのは『おサイフケータイ』の中身。電子マネー『Edy』はもちろんのこと、クレジットカードの決済機能も使っていますし、ANA、JALでは航空券代わりとして活躍してくれます。

実は、番号ポータビリティより、この『おサイフ機能』の移し替えが気がかりで、乗り換えようとしているX社に相談したら、「今使っている会社で手続きをしてください」とのこと。そして、今使っているY社に聞くと「新規のX社かZ社での手続きになります」との説明。なんだか、タライ回し状態でしたが、少なくとも同じ会社のほうが面倒さは少なそうだったので、機種変更だけに留めたのでした。

とはいえ、ひとつひとつソフトをダウンロードし直したり、登録し直したりと、けっこう面倒でした。窓口のお姉さんが親切だったので良かったのですが、こんなに煩わしいなら、当分、買い替えは御免です。また、アドレスやブックマーク以外の移動できない大事なデータも数多く入っているので、これを移すのも手間。さらに着メロも入れ直し。これがまた、この新機種には未対応のサイトが多くて・・・。

なんだか、携帯を買い換えたために、右往左往しながら、こまごまとした作業をしていると、つくづく「私も、携帯に頼って生活している現代人のひとりなんだ」と思い知らされた気がします。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | きょうの出来事 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
日本史はおもしろい!?
2008-02-15 Fri 02:10
神奈川県の県立高校では、2013年度に予定されている新学習指導要領の実施に合わせ『日本史』が必修科目になるそうです。この試みは都道府県としては全国初なんだとか。それにしても、今の高校の『地理歴史』は世界史が必修で、日本史と地理は選択になっているとは知りませんでした。私たちの時代は、日本史も世界史も、地理も倫社も政経も公民も、みんなやったのに・・・。

自分で言うのもなんですが、私は日本史の成績は良かったです。数少ない得意科目でした。でも今になってみると、それはいわゆる『詰め込み』以外の何物でもなかったことに気づきます。一所懸命、暗記しただけでしたから、体系的にはほとんど分かっていませんし、即席で覚えた知識なんて、テストが終わったとたんに海のもくず。

そんな私が最近、歴史の本を読んでいるのですが、知らないこと(正確には、学生時代は必死に覚えたけど、とっくに忘れてしまったことも多く含まれています)ばかりで新鮮です。歴史の本といっても、幅が広いのですが、時代は幕末期。それも、天璋院篤姫に関するものです。

もう、お分かりでしょうが、NHKの大河ドラマ『篤姫』がきっかけです。これまで大河ドラマには、何度も挑戦しながら2~3回で挫折していた私。今年は、山口祐一郎さんや光枝明彦 さんといった、大好きなミュージカル界のスターが出演されるので、それを楽しみに見始めたのですが、完全にストーリーにはまってしまいました。今は毎週日曜日が待ち遠しくて待ち遠しくて。

意思が強く、天真爛漫で、あっけらかんとした性格の篤姫は、宮崎あおいさんにぴったりですし、シャイで熱血漢の尚五郎を演じる瑛太さんが、またいい。先週、自害してしまいましたが養育係・菊本役の佐々木すみ江さんも最高。さらに長塚京三さん、樋口可南子さん、高橋英樹さんなど、これでもか!というくらいの存在感のある役者さんが勢ぞろいしています。悔しいけど、さすがNHK。

原作は、宮尾登美子さんの小説ですが、先に読んでしまうとドラマの楽しみがなくなるので、それは後のお楽しみにして、今はドラマのストーリーが、どこまでが演出(フィクション)で、どこまでが史実(ノンフィクション)なのかを確認するために、歴史の関連本を読んでいるのです。また、ドラマでは描ききれない歴史背景を知るのもおもしろいものです。ドラマを見ているので、難しい歴史の本も頭に入りやすいのがいいところ。阿部正弘と島津斉彬の関係性が書かれた文章でも、「あっ、草刈正雄と高橋英樹ね」とか思いながら読めば分かりやすいのです。

やはり日本史なんて、年号やことばを丸暗記するのではなく、こうやって学んだ方が、ためになるなぁ・・・と、今さらながら思うのでした。


公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | テレビに物申す | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
衝撃事実を発見
2008-02-14 Thu 18:29
原稿を書いていて、テレビから聞こえてきたナレーションに、手が止まりました。情報番組のグルメコーナーです。

「このレストラン○○は、オフィス街のど真ん中にありながら、ほかの店とは趣(おもむき)を“イ”にする豪華な店構えが特徴で・・・」

え?趣を“イ”にするって??おそらく原稿には「趣を異にする」と書いてあったのでしょう。でも、それも言うなら「ことにする」です。異を唱える、異を挟(さしはさ)むは「イ」、意見を異にする、性格を異にするは「こと」と読みます。違うことを表すのに「~を異にする」とくれば「こと」のはずです。

そんなことを考えながら「異」を「イ」と読む場合を調べてみようと辞書を開いてみて、自分の勘違いを発見しました。これはテレビのナレーションをチェックしている場合ではありません。勘違いとは『縁は異なもの味なもの』という慣用句のこと。もちろん、この「異」は「イ」ですが、意味は「人の縁というものは不思議なもの」と思っていました。ところが、その人間関係は男女限定だったのです。

広辞苑によると「男女の縁は不思議なものであるの意」、明鏡は「男女の結びつきは不思議でおもしろいものだ」、大辞泉は「男女の縁はどこでどう結ばれるかわからず、不思議でおもしろいものであるということ」、さらに大辞林でも「男女の縁は常識では考えられない不思議でおもしろいものであるの意」とあります。

つまり「縁は異なもの~」とは、男女の出会いに限って使うことばだったのです。これまでの人生において、だれかれなく使ってきた私にとっては、かなりの衝撃的事実。放送でも使っていたかも知れません。もしかして、これって常識中の常識なのでしょうか。あー。恥ずかしい。辞書の寄り道(調べたい項目以外も、ついでに見てみる)って、こんな発見もあるもの。私も、まだまだ発見していない思い違いがありそうです。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | テレビに物申す | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
寒いからこそ
2008-02-13 Wed 16:06
冬型の気圧配置が強まったとやらで、関西でも、けさの寒さは尋常ではありませんでした。今年一番の冷え込みとなって、夜明け頃、神戸駅からKiss‐FMに向かう途中の道路では、水たまりがカチコチに凍っていました。日中もほとんど気温は上がらなかったようですが、それでも太陽が顔をのぞかせた“ひと時”は、ずいぶん暖かく感じます。改めて太陽がありがたく思えました。

ふと、こんな格言を思い出しました。ウォルト・ホイットマン(1819~1892)というアメリカの詩人のことばです。

「寒さに震えた者ほど太陽の暖かさを感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る。 」

寒ければ寒いほど暖かさを感じられる・・・、悩むほどに生命の尊さを学んでいる・・・と考えれば、寒さも悩みも貴重なものに思えてきませんか。実際、当事者になったら、なかなかそんな風には考えられないかもしれませんが、そんな時、私は第三者のように、ちょっと俯瞰(ふかん)で見てみることにしています。すると自分にとっては、とてつもなく深刻な問題だったはずなのに、他人の視点に立てば、極めて些細なことだったりします。それどころか、その深刻な問題こそ、好機への糸口だと気づくことさえあるのです。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | つぶやき | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
どうにか1年続きました
2008-02-12 Tue 00:00
スペイン生まれの世界的チェロ奏者・パブロ・カザルス(1876~1973)のエピソードです。若いころ、ふるさとを離れパリに音楽修業に出たカザルスは、どんなに疲れていても、毎日、熱心に日記をつけたそうです。友人からは「君は日記をつけるのが趣味らしいね」と冷やかされるほどでした。

カルザスはある時、その理由を、こう話しました。「僕が日記をつけるのには、ひとつの必要があるからだ。日記が10日か15日分まとまると、ふるさとの母のところに送るんだよ」と。実は、遠く離れて暮らす息子を心配する母親に近況を知らせるために、欠かさず日記を書いて送っていたというのです。「僕は、こうやって元気にやってます」と伝えるために。

実は、私がこのブログを始めたのも似たようなことがきっかけでした。今まで応援してくれた視聴者のみなさんと友人たちに、突然テレビから姿を消した藤村は「こうやって元気にやってます」と報告するためです。だから毎日休まずに、更新することができたのです。そして、無事に丸1年、365日を突破しました。三日坊主の私にとっては快挙です。

ついに2年目突入となりましたが、正直、毎日更新するのは大変なので、これからは、ぼちぼちやっていこうと思います。それを記念して、ページデザインを変えました。慣れるまで見づらいことがあるかもしれませんが、どうぞ2年目もお付き合いください。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

別窓 | つぶやき | コメント:4 | トラックバック:0 | top↑
呆れた供述
2008-02-11 Mon 15:03
朝青龍問題で、『横綱の品格』うんぬんという声を、よく耳にするようになりました。私など子どものころから、何となく相撲の世界は『男らしく』『潔く』『礼を重んじ』『品格がある』ものというイメージを持っていました。その理由のひとつが、力士たちには厳しいまでに『美しい引き際』が求められているからだと思います。特に横綱は番付が下がることはなく、自らの進退は自らにゆだねられています。そこで、どんな辞め方をするのか、これは日本人が好む武士道の精神なのかもしれませんが、散り際に『美しさ』が必要なのです。

いざとなったら、じたばたしない潔さは、相撲の世界のみならず、どの世界にも共通することでしょうが、そんな美しさとはかけ離れた、今の相撲界の『責任転嫁の姿勢』は何なのでしょうか。時津風部屋の序ノ口力士・斉藤俊さん(当時17)傷害致死事件で、逮捕された元時津風親方・山本順一容疑者(57)は、警察の調べに対し「一連の暴行は、兄弟子たちが勝手にやったこと」などと供述しているといいます。

師匠の命令は、弟子にとって絶対的だと誰もが言います。その師匠が、この期に及んで弟子にすべての責任を押し付けるとは、あまりの無責任で、往生際の悪さに怒りを覚えます。この親方を信じてついてきた弟子たちは、どう感じているでしょうか。そう言えば、偽装の責任をパート従業員に押し付けた一流料亭の経営者もいました。

さらに新体制になったとはいえ北の湖理事長以下、旧態依然の相撲協会にも、潔さを感じません。悪しき体質を見直そうという本気さが伝わってきません。「すべて兄弟子たちが勝手にやったこと」という元親方のことばが、そんな各界の体質すべてを物語っているような気がしてならないのです。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

別窓 | つぶやき | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
もしも漢字がなかったら
2008-02-10 Sun 14:49
土曜日の日経新聞に別刷りで入ってくる『NIKKEIプラス1』。今週号では、パソコンなどのヘビーユーザー(20代~60代以上の男女67人)を対象にした漢字テストの結果がランキングされています。近頃、私も文章は“書く”のではなく“打つ”ことが当たり前になってきました。皆さんは、下の漢字、書けますか?書けなかった常用漢字のランキング、ワースト5です(%は正答率)。

(1)児童(ぎゃく)待・・・3.0%
(2)心を(い)やす・・・10.4%
(2)人権(よう)護・・・10.4%
(4)推(せん)入学・・・11.9%
(5)和洋折(ちゅう)・・・19.4%
(5)(は)権争い・・・19.4%
(6)(ぼう)大な財政赤字・・・19.4%


1位の正答率3%は、ちょっと意外。私は推セン入学で怪しくなりました。正解はこうですよね。(1)虐、(2)癒、(2)擁、(4)薦、(5)衷、(5)覇、(5)膨

1月29日のブログでも、『常用漢字』について書きましたが、今、それに関連する興味深い本を読んでいます。『国語審議会 迷走の60年』(安田敏朗著・講談社現代新書)がそれで、近代日本における国語政策の迷走ぶりが紹介されています。それによると、日本では戦前、戦中、そして戦後と、それぞれの時代で、“漢字”を廃止“ひらがな”だけにしようとか、すべて“ローマ字”表記にしようという議論が真剣に行われていたのです。その背景は、戦前は「日本語を簡素化して占領地に浸透させるため」であったり、戦後は「教育の効率化を図り、民主主義を広めるため」であったり、裏には「GHQの検閲をしやすくするため」という理由が垣間見えたりと、さまざまです。でも、漢字廃止論者も擁護論者も、『国語への愛』があっての議論だったようです。

読み進めていくうちに私は、こんな『苦難』を乗り越えて生き延びた現代の日本語が、無性に愛おしくなってきました。もし今、ひらがなだけになっていたら・・・、ローマ字表記になっていたら・・・と考えるだけで、もっと漢字を大事にしなければと思いませんか。



公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

別窓 | つぶやき | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
背筋、シャキッとしてますか?
2008-02-09 Sat 22:26
きょうは大阪で行われた、大谷由里子さんの講演会に行ってきました。大谷さんは、吉本興業の元マネージャー。あの横山やすし師匠から殴られたマネージャーは数多くいるけれど、やすし師匠を殴ったマネージャーは彼女だけと言われる伝説の女性です。現在は、セミナー・プロデューサーとして年に300回を超える講演や研修をプロデュースし、地域活性や企業活性などにも取り組んでいる、実にパワフルな方。数年前に、友人から「大谷さんの話を聞いたら元気が出る」と教えられ、今回ようやく、そのチャンスに巡り合えたのです。

きょうの講演から「去年より今年、昨日より今日の自分を成長させる」ためのヒントをいただきました。それらを名づけて『ハッピーの法則』。その中からひとつを、皆さんにもお勧めしましょう。それは「背筋、シャキッとしてますか?」ということ。大谷さんいわく、「背筋の伸びている人は、オーラが出ている」のだとか。私もまったく同感です。これはアナウンスの世界にも言えることで、背筋が丸まったまま発声しても、相手の手前で声は落ちてしまいます。暗い声、覇気のない声は、悪い姿勢と無関係ではありません。

背筋を伸ばすと良く通る、明るい声になります。また笑顔になります。すると気持ちまで活き活きしてくるものです。落ち込んだとき、自然と背中が丸くなるものですが、そこを「グイッ」とまっすぐしてみると、すこし気分も晴れてくるはずです。

ところで、きょう関西地方は、珍しく雪が降りました。大阪市では11年ぶりの積雪だそうです。こうなると普段、雪に慣れていない私たちは、てきめんに、歩けなくなります。凍った道路を、背中を丸め、お尻を突き出した『へっぴり腰』で、恐る恐る歩を進めるのが精いっぱい。でも雪国出身の人に聞くと、背筋を伸ばして、足の裏全体でスタスタ歩いた方が滑らないんだそうです。

つまり、ここでも「背筋、シャキッとしてますか?」がポイントなのです。どうですか、晴れようが、雪が降ろうが、あすから、『背筋』について、すこし意識してみてはいかがでしょう。今より、もっと活き活きできるはずです。
関西大雪
電車の車窓から。線路も真っ白!





公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | きょうの出来事 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
感謝至極に存じます
2008-02-08 Fri 17:21
きのう、私が講師をしているアナウンススクール『イントネーション』の授業をしました。イントネーションとは抑揚とも言われ、ことばの音の高低(音程)のこと。共通語において、単語ごとの高低(アクセント)は決まっていますが、イントネーションは話し手の感情や伝えたいことのニュアンスによって変わってきます。逆に変化がないと、『棒読み』です。そのため、イントネーションの訓練は、表現力を豊かにするのに欠かせません。

講義では、「ありがとう」を、「めいっぱいの感謝を込めて、嬉しそうに」とか、「痛み入って、申し訳なさそうに」とか、「ありがためいわくな感情を秘めて」など、ニュアンスを込めて表現する練習をしました。簡単なようですが、実際にやってみると、みんな苦戦しているようでした。イントネーションに頼りすぎるのもいただけませんが、普段の生活でも、どうせなら、心が伝わるように表現したいものです。

ところが、話しことばのようにイントネーションによってニュアンスを伝えられないのが、文字で書かれた文章です。「ありがとう」は、「ありがとう」でしかありません(だから携帯メールでは絵文字が重宝するのです)。その代り、日本語には微妙にニュアンスの違う、数多くのことばが用意されていて、使い分けができます。

類語辞典で『感謝』の項目を引いてみたところ、有り難がたい、謝する、謝意、多謝、万謝、深謝、謝恩、厚謝、御礼、謝礼、拝謝(謹んで礼を述べること)、鳴謝(厚く礼を述べること)、かたじけない、もったいない、恩にきる、感恩(恩に感じること)、感佩(かんぱい・深く恩にきて忘れないこと)、多とする(満足し感謝すること)、徳とする(ありがたいものと考えること)などなど、いっぱいあります。いくつ知っていますか。

ところで、1月19日のブログで長崎の『伊木力みかん』について書いた際、「誰か送って~」とメッセージを発信しておきましたが、何と!本日到着しました。段ボール箱にたっぷりと。

長崎みかん

何だか催促したみたいで(ちゃっかりしていましたね)申し訳ないかぎりです。こんな時こそ、上手に感謝の気持ちを伝えられればいけません。

三拝九拝

(何回もお辞儀をしてありがたがること。手紙の末尾に付して深い敬意を表す言葉)

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | きょうの出来事 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
舞台は楽し~タンビエットの唄
2008-02-07 Thu 11:33
シアタードラマシティきのうは大阪のシアタードラマシティで、TSミュージカルファンデーションの『タン・ビエットの唄』を観劇。ベトナム戦争がモチーフの作品です。小さな村で起きたアメリカ軍による大虐殺。かろうじて生き残った2人の姉妹・ティエン(土居裕子)とフェイ(安寿ミラ)、それぞれの人生が物語の軸になっています。世界に向けて虐殺の証言をするためにヨーロッパへ渡り、そのままイギリス人の養女となった妹のフェイが、ベトナムに残った姉・ティエンを探して20年ぶりに祖国へ戻るところから、舞台は始まります。

フェイは戦時中に助けてくれた解放民族戦線の青年たち(畠中洋・吉野圭吾・宮川浩・ 駒田一・戸井勝海)から姉の消息の手がかりを探ろうとするのですが、その過程で、戦乱のベトナムで起きた衝撃の事実が明らかになっていきます。ネタバレは書きませんが、何度も頭の中が「ガーン」と鳴ります。とにかく人が真っ当に生きようとしても戦争がすべてを狂わしてしまうことを感じさせます。生きること、背負った過去と未来、命のバトン・・・テーマが散りばめられています。

タンビエットの唄巧みに20年の歳月を進めたり、戻したりする演出と、要所要所で心に響くナンバーが印象的でした。また出演陣も皆、良かった。特に舞台を引き締め、存在感を見せたのは畠中洋さん土居裕子さんのふたり。どちらも声がよく通り、響きが美しい。『タンビエットの唄』は4年前の再演になるのですが、ふたりは初演から演じています。物語のメッセージが体に浸透しきっているのかもしれません。

そう言えば、ふたりとも伝説のミュージカル劇団『音楽座』(解散前)のメンバーでした。私はその当時を知らないことが、ますます悔しくなってきす。音楽座出身は、吉野圭吾さんもそうです。だいたい私が『TSミュージカルファンデーション』の舞台を観るようになったのは吉野さんがきっかけ。さまざまな舞台で熱演が光る吉野さんですが、『砂の戦士たち』『AKURO』そして『タンビエット~』と、TSでは毎回、新境地を広げています。次は4月開幕、東宝のミュージカル『レベッカ』、こちらも楽しみ。

TSは、宝塚歌劇出身の謝珠栄(しゃ・たまえ)さんが主催し、日本では数少ないオリジナルミュージカルを制作、上演しているカンパニーです。どの公演に行っても、開演前のロビーには笑顔で観客を迎える謝さんの姿を見ることができます。作品に対する自信の笑顔なのか、ファンとしては、それも楽しみのひとつです。

謝さんの作品は、メッセージ性が強く、音楽や振り付けも心に残るので大好きです。ただ、残念なのはCDやDVDを売るわけでもなく、また公演期間も非常に短く、もったいない気がしてなりません。地方公演がない場合も多く、あったとしても、今回は大阪は2回だけでした。何度も観たいけれど、そうはいかない。でも記憶は薄れていく・・・。それが舞台とはいえ、いい作品が多いだけに残念。もっと多くの人が謝さんの作品を観ることができればいいのにと思います。

『タンビエット~』の東京公演は2月10日(日)~17日(日)東京芸術劇場中ホールです。観劇予定の方は楽しんできてください。ハンカチを忘れずに・・・。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | 芝居・ミュージカル | コメント:1 | トラックバック:0 | top↑
まさかの再会
2008-02-06 Wed 01:37
アリバイ横丁長崎を離れてからも、ふと懐かしい味が恋しくなることがあります。大阪駅前の地下街の通路には、昔から全国のお土産を都道府県ごとにブースに分けて売っている『阪神ふるさと名産』という通りがありました。ここの別名は『アリバイ横丁』。旅行に行って買い忘れたお土産を入手したり、行ってもいない土地に行ったように、お土産でアリバイ工作をするために利用する人もいたので、そんな名前がついたようです。

先日、かなり久しぶりに『アリバイ横丁』に行ってみました。もちろん、目指すは長崎県。「再開発でアリバイ横丁が無くなったらしい」とも聞いていたので、期待半分だったのですが、まだありました。以前に比べたらブースの数が減っていて、全国各県はないようですが、長崎のブースは生き残っています!ただし、そこは佐賀や福岡土産もいっしょになっていて、長崎名物の品揃えはいまひとつの状態。何も買わずに、その場を後にしたのでした。

ヤマトヤシキそうしたら我が家の近くのデパートで『長崎県の物産と観光展』が始まりました。私もよく知っている店から初めて聞く店まで、数多くの業者が出展しています。それにしても、ちゃんぽん、カステラ、佐世保バーガー、角煮まんじゅう、大村寿司、くじらベーコン、ごんあじの開き、レモンステーキなどなど、並べてみると、改めて長崎っておいしい名物が多いことを思い知らされます。だから長崎にいたころは、出張先への手土産に困ったことがありませんでしたが、今は「何にしようか」結構、頭を悩ませているのです。

長崎物産この長崎展は、しばらくやっているようなので、とりあえず初日は『蜂の家のカレー&カレーパン』『桃太呂のぶたまん』をゲット。蜂の家は、佐世保市にある1951(昭和26)年創業の喫茶店。でっかいシュークリームが有名ですが、それと並んで人気なのがカレーなんです。そう辛くなく、コクがあってうまい。実はカレーパンは初めて食べましたが、パン生地がサクサクして、これもなかなかいけます。去年は東京・銀座にも店を出したと聞きました。

そして、長崎で「ぶたまん」と言えば桃太呂。創業は1960(昭和35)年。本店は長崎の飲み屋街の一角にあって、夜、飲んだ帰りについ買って食べたり、お土産に持って帰るお父さんたちで行列になっています。ここのは、ひとくちサイズが特徴で、具の肉はたっぷりジューシー。まさか長崎以外で、この味に再会できるとは感激。アリバイ横丁もこれくらいの品揃えがあったら・・・と無理なことを考えてしまうのでした。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

別窓 | きょうの出来事 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
これって、どうなのよ
2008-02-05 Tue 08:54
空気が読めない人のことを「KY」、これは、かなり市民権を得てきました。発祥は若者ことばですが、最近はおじさんのほうが使っている気がします。それにしても、ちまたでは意味不明の『ローマ字式略語』が増殖中です。「JK」は「冗談は顔だけにして」、「SKN」が「そんなの関係ない」だって。雑誌で特集されたり、『笑っていいとも!』にコーナーが誕生したりと、一種のブームですね。

ついに、そんなローマ字式略語439語を収集したミニ辞典『KY式日本語』(大修館書店)が、今月7日に出版されます。編著者は、あの国語辞典『明鏡』の編者である北原保雄先生ですから、分析や解説もおもしろそうです。

例えば「パンツにシャツイン」の「PSI」。その項には、シャツの裾をパンツ(ズボン)のなかに入れて着ること。「ストーンウォッシュのダボダボジーンズ、これにPSIで完璧」野暮ったい着方の代表とされる。ことにジーンズやチノパンなどのカジュアルな服装ほど、「PSI」だとダサいとされる・・・との解説に加えて、さらに詳しい分析があります。

高校生の一部で使われている表現。「イカ東」(いかにも東大生)も、この着方が特徴とされる。昭和40年代、ジーンズにTシャツの若者は幅広のベルトをきっちり締めてシャツインしていた。ゴルフ場でパンツにポロシャツの年配男性は必ずと言っていいほどシャツインしているように、年配者はシャツの裾を外に出すことはみともないと考えがちだ。しかし「PSI」の受け取り方は世代や時代によって正反対の評価となる。なお、現在でもシャツの裾を出すことを禁じる校則を設ける学校があるようで、男子学生たちは危険を冒しながらもシャツインの原則に抵抗している。(以上引用)

こんなまじめな解説が笑えます。そうそう、私も子どものころはシャツはズボンの中が常識、ズボンは思いっきりひっぱり上げて、はかされましたっけ。ぽっちゃり系は「PCK」、ずっと待ってるが「ZM」、「ZZ」がずうずうしい、「OTK」は音立てて食うな、「MK5」はマジキレる5秒前、だそうです。まぁ、仲間内で使うには楽しいのでしょうが、本当に使っている人がいるんでしょうか?みなさんKDY(これってどうなのよ?)。


『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

別窓 | つぶやき | コメント:1 | トラックバック:0 | top↑
また1年の始まりです
2008-02-04 Mon 09:25
きょうは“立春”。テレビやラジオの天気予報では「暦の上では、きょうから春ですが」などと表現しています。実感としては、この寒さは、まだまだ“真冬”本番ですけれど・・・。季節の始まりは“立春”のほか、“立夏”“立秋”“立冬”があります。その中でも“立春”は特別な日なのです。

旧暦では、この日は春の始まりであり、1年の始まりでもありました。今でも、お正月のことを「新春」とか「初春」とか言うのは、ここからきているんですね。♪夏も近づく八十八夜~と歌われた『八十八夜』や、台風襲来の特異日で、農家の厄日とされる『二百十日』『二百二十日』などの雑節も、立春から数えた日数が基準になっています。

今年の元日、決意を新たにした方もいるでしょうが、「立春は1年の始まり、きょうからスタート」と考えると、また目標を立ててみたくなりませんか。この「始まり」という響きにワクワクしてきませんか。この後には、旧正月もありますし、新年度もありますから、そのたびに皆さんも、ワクワクしてみたらいかがでしょうか。

「始まり」と言えば、私は今月から毎週水曜日の朝、Kiss-FM KOBEでニュース&インフォメーションを読むことになりました。午前7時35分ごろから9時過ぎまで随時、お伝えします。受信可能な方は、聞いて下さいね。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

別窓 | つぶやき | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
節分になると思い出す
2008-02-03 Sun 12:34
太巻ききょうは節分。全国には豆まき以外にも、様々な風習があるようです。今や全国的に知られるようになった恵方に向かって『太巻きずしの丸かぶり』。関西生まれの私は子どものころから節分と言えば『太巻き』でした。また、長崎の魚屋には、今の時期だけ『カナガシラ』という魚が並びます。地元では『ガッツ』と呼ばれ、節分に煮つけにして食べるのです。見た目は鬼のような顔をしていますが、白身で上品な味。カナガシラの名前から「お金が貯まる」という縁起物です。

コンビニで、鬼のお面がセットになった福豆が売り出され、「今年の恵方は~です」と書いた巻きずしの予約受け付けを目にし、長崎ではカナガシラが出回り始めると、「節分だな~」と感じますが、実は私はここ数年、節分になると思い出し、自戒することがあります。

何年か前のことです。あるテレビ局のベテランアナウンサーが、若手のアナウンサーを集めて「節分は年に何回あるか?」と尋ねたら、誰一人、正しく答えられなかったと、嘆いてました。かろうじて私は本来の『節分』の意味を知っていたので良かったのですが、「最近のアナウンサーは常識がなさ過ぎである」との主張を聞きながら、「はたして自分は大丈夫だろうか」と自問自答したのです。

ですから節分になると、あの大先輩の一言「最近のアナウンサーは・・・」を思い出すのです。そして、ことばを大事にすること、美しい日本語や伝統を伝えることも、喋り手にとって大事な役割であると言い聞かせています。

そうそう、念のため「節分は年に何回あるか?」について答えをお知らせしておきましょう。『節分』とは、その文字からも想像できるように、もともとは「季節を分ける日」のことで、『立春』『立夏』『立秋』『立冬』の前の日を指します。ですから本来は「年に4回」あるわけです。でも今では『立春』の前の日だけに、この名前が残っています。

これを知らないからと言って「常識がない」と叱られた某局の若手アナウンサーたちはちょっと気の毒な気もしますが・・・。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | きょうの出来事 | コメント:1 | トラックバック:0 | top↑
檄・アナウンサー志望の皆さん
2008-02-02 Sat 09:59
講師をしているアナウンススクールでは、ぼちぼち「局アナ内定」の報告を耳にするようになりました。心からの祝福を送りたいと思います。でも、難関の就職戦線を突破したとはいえ、本当の勝負はこれから。内定をもらったみなさんは、今の気持ちを忘れず、いいアナウンサーになってください。

そんなうれしい報告が相次ぐ一方で、この時期、どんどん“その人らしさ”が無くなっていく学生もいます。なかなか2次、3次はと進めないでいる人たち。1社落ち、2社落ち、3社落ち・・・と繰り返していると、「自分には才能がないのかもしれない」と考えてしまうからでしょう。不安になったり、あきらめたりする気持ちは、分からないでもありません。

でも、はっきり言いましょう。そんなことで、いちいち落ち込んでいては局アナなんてなれません。過剰な自信家はいただけませんが、自分を信じられない人が、面接官に認められるはずがありません。「やっぱりダメかな」と考えた時点で、もう終わっているのです。“後ろ向きオーラ”が出ています。

地方局でも数百人単位、キー局なら何千人とエントリーするアナウンサー試験。そう簡単に最後まで残れるわけがありません。でも、1社めより2社め、2社めより3社めと、確実に経験値は加算されているのです。自分では気づかないだけで、落ちるごとにレベルアップしています。落とされたら「なぜダメだったか」と反省し、次に備えることこそ必要で、一回一回、落ち込んでいる時間などないのです。全国で20社、30社を行脚する人もザラだということを忘れないでください。

アナウンサーになるための一番のパワーは「絶対、アナウンサーになってやる」という熱い思いです。これは私自身を含め、多くの仲間たちを見ていて感じることです。たとえ今、なれなくても、その思いがある限り、必ずチャンスは来ます。特に地方局では、突然の退職や産休などで、たちまちアナウンサーが足りずに、『中途募集』をかけることも少なくありません。アナウンサーは社内の人事異動で補充するなんてことができない職種だからです。

アナウンサーを目指す皆さん、勝負はこれからです。いえ、一生がチャンスと思えば、まだ始まったばかりです。“自分らしさ”を損なうことなく、堂々とチャレンジしてください。そして「絶対アナウンサーになってやる」という皆さん、私が講師の末席にいるサン放送アカデミーの門を叩いてみてください。一緒に喜びを味わいましょう。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | テレビに物申す | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
疑念は限界
2008-02-01 Fri 13:50
「食べて数十秒でいすから崩れ落ちた」
「体が震え出し、その場で吐いた」
「苦しくて、死ぬかと思った」


中国製の毒入り冷凍ギョーザ事件。食べてしまった兵庫・高砂市の男子高校生のインタビューを聞いていて、背筋が寒くなりました。スーパーで買った食品に、毒性の強い殺虫剤が入っているなど、誰が想像するでしょうか。それも、彼が食べたものは、私の生活圏内にあるスーパーで買ったものでした。ごく身近に、こんなに恐ろしい『食の危険』が潜んでいるなんて、ますます口にするものに慎重にならざるを得ません。

ギョーザが悪いわけでも、冷凍食品のせいでもないのですが、正直、どちらもしばらく食べる気がしません。関係のない企業やお店も打撃を受けているはずで、迷惑極まりない話でしょう。毒が混入した原因は、まだ分かっていませんが、これで間違いなく『中国食品』に対する疑念は限界です。私など、かつて中国ロケで、市場や露店で出される料理や飲み物を疑いなく飲み食いしたことを思い出すだけで、ぞっとします。

今回の事件は中国への不信とともに、日本国内での対処のまずさも目につきました。被害の発生から公表までに、時間がかかりすぎたなど、行政の連携機能が働いていなかったのは明らかです。また輸入した日本企業のチェック体制は、どの程度のものだったのでしょうか。中国任せになっていなかったのでしょうか。

根本的な解決にはなりませんが、今、我々にできることは、「原産国・中国」という製品を食べないということくらいです(中国製品排斥などと叫ぶつもりはありませんが)。でも原産地表示が『偽装』されれば、消費者は、もうどうしようもありませんが。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

別窓 | きょうの出来事 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
| アナウンサー・藤村幸司BLOG |
copyright © 2006 アナウンサー・藤村幸司BLOG all rights reserved. powered by FC2ブログ. template by [ALT DESIGN].
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。