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藤村幸司
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衝撃事実を発見
2008-02-14 Thu 18:29
原稿を書いていて、テレビから聞こえてきたナレーションに、手が止まりました。情報番組のグルメコーナーです。

「このレストラン○○は、オフィス街のど真ん中にありながら、ほかの店とは趣(おもむき)を“イ”にする豪華な店構えが特徴で・・・」

え?趣を“イ”にするって??おそらく原稿には「趣を異にする」と書いてあったのでしょう。でも、それも言うなら「ことにする」です。異を唱える、異を挟(さしはさ)むは「イ」、意見を異にする、性格を異にするは「こと」と読みます。違うことを表すのに「~を異にする」とくれば「こと」のはずです。

そんなことを考えながら「異」を「イ」と読む場合を調べてみようと辞書を開いてみて、自分の勘違いを発見しました。これはテレビのナレーションをチェックしている場合ではありません。勘違いとは『縁は異なもの味なもの』という慣用句のこと。もちろん、この「異」は「イ」ですが、意味は「人の縁というものは不思議なもの」と思っていました。ところが、その人間関係は男女限定だったのです。

広辞苑によると「男女の縁は不思議なものであるの意」、明鏡は「男女の結びつきは不思議でおもしろいものだ」、大辞泉は「男女の縁はどこでどう結ばれるかわからず、不思議でおもしろいものであるということ」、さらに大辞林でも「男女の縁は常識では考えられない不思議でおもしろいものであるの意」とあります。

つまり「縁は異なもの~」とは、男女の出会いに限って使うことばだったのです。これまでの人生において、だれかれなく使ってきた私にとっては、かなりの衝撃的事実。放送でも使っていたかも知れません。もしかして、これって常識中の常識なのでしょうか。あー。恥ずかしい。辞書の寄り道(調べたい項目以外も、ついでに見てみる)って、こんな発見もあるもの。私も、まだまだ発見していない思い違いがありそうです。

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