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藤村幸司
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同じ漢字でも読み方によって・・・
2008-02-22 Fri 11:02
きのうに続いて、漢字シリーズです。かつて、私の後輩のアナウンサーが、キムタク主演の映画『武士の一分(いちぶん)』を「ぶしのいっぷん」と読み、その後、全国ネットのNG大賞にも取り上げられ、恥ずかしい思いをしました。このように、同じ漢字でも読み方によって、全く違った意味になるアナウンサー泣かせのものは少なくありません。

『一分』は、「いっぷん」と読めば“60秒”のことですし、「いちぶ」と読めば“10分の1”のことで、「いちぶん」なら“人として譲ることができない面目や名誉”を意味します。慣用句「一分(いちぶん)立つ」は一身の面目が立つことですが、「いっぷんたつ」と読んでしまえば、伝い歩きの赤ちゃんの話のようになってしまいます。

長崎くんちは、毎年10月7日から9日に行われる秋の大祭です。その日程を1日目を『前日』と書いて「まえび」、2日目が『中日』で「なかび」、最終日は『後日』で「あとび」と読みますが、県外出身のアナウンサーは、決まって最初は「ぜんじつ」「ちゅうにち」「ごじつ」と間違います。「ちゅうにち」は彼岸かドラゴンズです。卒業式のニュースで、「いろがみに寄せ書きをしていました」と読んだアナウンサーがいましたが、この場合の『色紙』は、もちろん「しきし」でした。

『上手』は、「かみて」、「じょうず」、「うわて」と読め、全部違う意味です。その逆の『下手』も、「しもて」、「へた」、「したて」と読み分けて、別の意味を表します。『銀杏』は、「いちょう」なら“並木道でおなじみの落葉樹”ですが「ぎんなん」とも読め、この場合は“茶碗蒸しに入れる実”のことになります。神様、仏様を拝むのが『礼拝』ですが、キリスト教では「れいはい」、仏教では「らいはい」と、読み方が変わります。

漢字は書くのも読むのも奥が深いことを思い知らされます。結局、ひとつひとつ覚えるのが『一番』のようです。ちなみに、この『一番』は「いちばん」ですが、動物のオスとメスの1組を意味する「ひとつがい」も『一番』と書きます。


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