藤村幸司
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離れてみると、つくづく・・・
2009-12-25 Fri 19:30
失って初めて気づくこと、離れてみて分かることというのは多々あります。先日、福岡に所用があったため、ちょっと足をのばして長崎まで行ってきました。局アナとして16年間を過ごした第二の故郷。丸2年ぶりであり、その間に変わった長崎を見て回ろうと思っていたのですが、懐かしい友人や元同僚たちに次々に会っていると、積もる話に花が咲き、あっという間に時間が過ぎてしまいました。そんなわけで、プチ長崎観光は叶いませんでしたが、皆が以前と変わらず温かく迎えてくれたおかげで、元気をもらい、じゅうぶんに心癒されたのでした。
長崎駅クリスマス

離れて気づくのは、そんな“人の温かさ”はもちろんのこと、“魚のうまさ”についても、つくづくそう感じます。長崎にいたころは、何も考えず当たり前のように食していたのに、実際、長崎を離れてみると、「長崎の魚は何とうまかたことか」と気づかされます。決して関西の魚がまずいとは言いませんが、長崎の魚とは格が違います。アジやイカ、ブリ、タイ、ヒラメ・・・どれもこれも鮮度も味も比べ物になりません。そんなうまい魚を肴に、気心の知れた長崎の仲間たちと語り明かすひととき、それは年の瀬に最高の贅沢な時間となりました。長崎のみんな~、また帰るからその時はよろしく!!
長崎刺身
長崎アジ

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値切りに挑戦
2009-12-21 Mon 23:25
流通ジャーナリストで“国際値切リスト”なる肩書も持つ金子哲雄さん。彼の値切りテクニックが実際にどこまで通用するのか?試してみようという企画で、大阪一の電気街・日本橋に行ってきました。金子流の値切り術とは『駅から5分で1万円安くなる!?駅遠の店で狙うべし!』『店や商品のよさを素直にほめるべし!』『「予算は○○円!」と断言することで交渉の主導権を握れ!』『最後のダメ押し!販促品やおまけを狙え!!』などなど、ユニークなもの。それらの鉄則を頭にたたき込み、値切り交渉に挑戦してきました。目標は40型フルハイビジョンのテレビを10万円以下にすること!はたして、成果はいかに・・・。詳しくは23日(水)の『ミヤネ屋』をチェックしてください。

今回このロケで、値切りとはつくづく“お客と店員さんのコミュニケーション”であると実感しました。客が「お客様は神様」などと勘違いして、無理難題を言っても決して交渉は成立しません。客も店も対等のビジネス相手にほかならないのです。その立場を忘れることなく、駆け引きすることから値切りはスタートします。客も人間、店員さんも人間。横柄な客には、店員さんも無理してまでも安くしようと思わないのは当たり前のこと。一方、客と一緒になって、いい買い物ができるよう頑張ってくれる店員さんに出会うと、こちらも「もう、この人の言うとおりにしよう」なんて思ってしまいますよね。

きょう担当してくれた『Joshin日本橋1ばん館』の小山さんは、まさにそんな方。店が売りたいものではなく、そのお客さんに一番合ったものを勧めてくれる店員さんで、その豊富な知識による商品説明を聞いていると、それだけで楽しくなります。家電量販店ながら、町の小さな電器屋さんのような温かな接客でした。値切る使命を帯びてやってきたはずの私でしたが、小山さんとの会話が心地よく感じたほどです。単に値切ることより、こんな会話の中に値引きの駆け引きのコツがあるのかもしれません。

ところで、「テレビは1インチ1万円」の時代はもう昔の話。最近はずいぶん価格が安くなったことに驚かされました。そしてもうひとつ、その進化ぶりにもびっくりさせられました。中でも東芝の『CELL REGZA』は、夢を形にしたようなテレビ。しばらくJoshinの売場の前から離れられなかったほど、これはすごいのです。何がすごいって、いっぱいあるんですが、たとえばチューナーは11系統の地上デジタル、3系統のBS/110度CSデジタル、1系統の地上アナログを備え、55型のLEDバックライトのディスプレイには8番組が同時に表示できるのです。各局のエアチェックしながら、気になる番組を即座に大画面にするなんてこともできてしまいます。

さらに録画機能も付いていて、大容量3TB(テラバイト)のHDDを搭載。ここに地デジ全チャンネルを録画する「タイムシフトマシン機能」があって、たとえば録画し忘れていた番組でも過去の番組表から呼び出して見ることができちゃうのです。まさにテレビ版のタイムマシンなわけで、これはテレビ好きにはたまりません。ちなみに、この機能で録画されていた、自分が出ているきょうの『ミヤネ屋』を55型のきれいな画面で見てきました。これがまた超鮮明すぎて、映らなくていい細かいところまでクッキリ。映される身にとっては恐ろしいテレビです。価格は100万円近い高価なもので、しばらく手は出そうにありませんが、ぜひ店頭で体験してみてください。テレビもここまできたのかと、実感できるはずです。
CELLレグザ



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憧れの巨匠と対面
2009-12-15 Tue 22:03
前回のブログで「東京・人形町はかつて、人形師が多く住んでいたから、そう呼ばれるようになった」と書きましたが、そんな町にふさわしい人と出会ったのです。場所は、骨付き鶏と讃岐うどんを食べた『鶏大名』の並び、道を挟んで数軒の建物。夜、前を通ったはずなのにまったく気がつきませんでしたし、昼間でも、つい通り過ごしてしまいそうな、ひっそりとしたたたずまいです。
ジュサブロウ位置ジュサブロー館1

掲げられたおしゃれな看板には『ジュサブロー館』の文字。そう、ここは日本を代表する人形師である辻村寿三郎さんの作品展示場、兼アトリエなのです。これも以前のブログで書きましたが、私は子どもの頃、NHKの人形劇『新八犬伝』が大好きでした。毎日、夢中になって見ていた個性的な人形の数々を生み出したのがジュサブロー先生。私にとっては、憧れの人でもあるわけです。
ジュサブロー館外観

倉庫を改装したというビルの中は、古い建材が巧みに用いられ、さながら古民家の雰囲気。小ぢんまりとしていますが、ズラリと並んだ人形たちは、まさにジュサブローワールド全開!の空間でした。間近で見る人形の数々は、テレビや雑誌で見ているだけではわからない繊細さと迫力が伝わってきます。お弟子さんなのか、数人の若いスタッフの方々が、作品についてもていねいに説明をしてくれ、アットホームな展示場です。

当のジュサブローさんは、大先生ですし、頻繁に顔を出されることもないだろうと期待もしていなかったのですが、スタッフの方によれば「先生はきのうまで九州の展覧会に行っていましたが、きょうはいますよ。たぶん、すぐ戻ってきます」とのこと。すると間もなく扉が開いて入ってきたのが、憧れのジュサブロー先生だったのです。私も仕事柄、有名人や著名人にも数多くお会いしていますが、この時ばかりはすっかり素人、妙に緊張しました。そしてドキドキしながら握手をお願いすると快く応じてくださり、大感激でした。

実はそれだけではなく、創作についても、直接お話を聞くことができたのです。現在、先生は『平家物語』に取り組んでいるとのこと。「この人形は出来たばかりで、まだ誰も見たことがないんですよ」と見せていただいたのが、平清盛や平家一族の人形。先生は、そこに込めた歴史背景や心理描写、伝説などを切々と教えてくれました。そんな話を聞いてから、もう一度人形を見ると、単に勇ましそうに感じた顔の中に、悲しさが垣間見えたり、優しさを感じ取れたりするのです。ジュサブロー先生の人形は、じっと見つめていると何かを語りかけてくるような不思議な力を持っています。

それにしても、先生を独り占めにし、直々に説明を聞きながら作品を楽しめるなんて、なんという贅沢な時間だったことか。そして最後には2ショット写真まで。実に気さくな先生でした。私と同世代、『新八犬伝』や『真田十勇士』で育った人たちは、ぜひ出かけてみてください。運が良ければ、ジュサブロー先生から、おもしろい話が聞けるかもしれません。
ジュサブローさん

DATA
『ジュサブロー館』
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-6-9
入館料 1000円
電話 03-3661-0035
休館日・毎週水曜日(祝日の場合は開館)



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ぶらり東京・人形町
2009-12-10 Thu 20:16
東京人ではなくても、なんとなく聞いたことがある地名が『人形町』。この辺りは江戸時代のはじめに、中村座と市村座という江戸歌舞伎二座があって、歌舞伎をはじめ、あやつり人形芝居や浄瑠璃、見世物小屋なども建ち並び栄えたそうです。よって、舞台の人形を製作したり操ったりする“人形師”も多く暮らしていたため、いつしか人形町と呼ばれるようになったのだとか。今の日本のブロードウェイといえば、日比谷から銀座あたりになるのでしょうが、江戸時代はここが、そうだったのかもしれませんね。

そんな人形町を、先日、上京した折にぶらぶらしてみました。11月にお披露目されたばかりという『人形町からくり櫓(やぐら)』が、歩道の両サイドで存在感を見せつけていました。高さは約8メートル、2基の櫓のうち1基は“火消し”、もう一基は“江戸落語”がテーマになっています。毎日正午から午後7時まで、1時間ごとにからくり人形が動き出し時間を知らせるそうです。
人形町時計

下町の情緒が残る人形町界隈には、有名な老舗店が多くあります。明治28年に牛鍋屋として開業した、すき焼としゃぶしゃぶの専門店『人形町今半』(画像)や、大正5年創業のたい焼き屋『柳屋』、創業明治40年の豆腐料理『双葉』、大正8年創業の喫茶店『快生軒』などなど・・・。街自体が老舗の展示場みたいなもの。ぶらぶらしているだけでも、楽しくなります。
今半

実は人形町に来たのは、今回が2回目。前にも書いたとおり、私は無類の“鶏好き”です。もう8年ほど前のこと、長崎から飛行機に乗って、有名な親子丼を食べに来たことがありました。テレビでタッキー(滝沢秀明さん)が好物だと紹介しているのを見て、いてもたってもいられなくなったのです。当時もずい分混雑していましたが、この日も開店1時間以上も前だというのに、店の周辺には長い行列ができていました。
玉ひで外観

その店は、創業1760年といいますから250年の歴史を誇る軍鶏(しゃも)鍋専門店『玉ひで』。お目当ての親子丼は、明治24年頃、軍鶏鍋の残りの割下に卵をとじるのをヒントに、五代目の奥さんが考案したと伝わる『元祖・親子丼』です。今回は時間がなく列には並びませんでしたが、すき焼きのような甘めの味と絶妙な火加減で作られたであろうトロトロの卵のコラボレーションは、今でも覚えています。
玉ひで看板

人形町は老舗ばかりではありません。個性的な新しい店も増えています。再び“鶏好き”の私がお勧めするのは、8月にオープンしたばかりという『鶏大名』。関東首都圏本格初進出!の「桃太郎地鶏」と香川直送の「讃岐うどん」を楽しめるという触れ込みの店。
鶏大名

香川名物『骨付き鶏』は柔らかめで、味は『一鶴』よりパンチに欠けますが、クセがなく万人に好かれそうな味付けです。かぶりつくのもいいのですが、ここは目の前で店員さんがハサミで切ってくれます。これもまた楽しい。上品な?東京風なのかな。そのほか、地鶏のユッケ、鶏軟骨のコロッケ、蒸し鶏サラダなど、鶏好きにとっては文句なしのラインナップです。
鶏大名骨付き鶏

驚いたのが、讃岐うどんは本場・香川の「池上製麺所のるみばあちゃんの麺」を取り寄せているということ。まさか、東京人形町で「るみばあちゃんのうどん」を食べられるとは・・・。そんなわけで、人形町はぶらぶらするにも魅力たっぷりの街なのですが、ここで思いもよらぬ“ある出会い”もありました。それは次の機会に。
鶏大名うどん

DATA
『岡山桃太郎地鶏 鶏大名』
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-5-9 1F


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舞台は楽し~パイレート・クィーン
2009-12-09 Wed 22:04
パイレート・クイーン
キャストが発表されてから約1年、ずっと楽しみにしていた作品を観てきました。東京・帝国劇場で上演中の『パイレート・クィーン』です。これ、ただのミュージカルではなく“スペクタクル・ミュージカル・アドベンチャー”。たいそうに銘打った感じもしますが、私にとってのナンバー1ミュージカルである『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』を生み出したコンビ、アラン・ブーブリル(脚本・歌詞)とクロード=ミッシェル・シェーンベルク(脚本・音楽)の最新作とくれば、自ずと期待も高まるというもの。そして何より、劇団四季を退団して今回が3作目となる保坂知寿さんと、同じく四季OBの山口祐一郎さんという、日本のミュージカル界のトップ2というこの上ない顔合わせ。このキャストを聞いた時の私の鼓動の高鳴りは尋常ではなかったのです。

保坂さんが売れない女性作詞家を演じた復帰第1作『デュエット』、自我に目覚めていく主婦を演じた復帰第2作『スーザンを探して』とも、持ち前の伸びやかな声とパワフルな歌唱力をいかんなく発揮して、存在感を見せつけてくれましたが、今回は16世紀後半に実在した、勇敢な“女海賊”グレイス・オマリーの役。キュートな魅力を持ちながら、1本芯の通った強い人物を演じさせたら右に出るものがいない保坂さんにはうってつけの役と言えるでしょう。またまた“保坂節”にしびれてきました。

そのグレイス・オマリーに対するエリザベス一世を演じるのが涼風真世さん。この方も歌がうまい。きれいな高音が広い帝劇に響き渡ります。女王ですから、たびたび着替えるドレスは豪華絢爛なのですが、そんな衣装にも負けない貫禄はさすが。保坂VS涼風の場面は見応え、聴き応え十分です。

山口さんは、保坂さん演じるグレイスの恋人ティアナン役。最近の山口さんは、ますます独特な世界を作りだしているような気がします。これぞ山口ワールド。自慢の高いキーのナンバーも聞かせてくれます。開幕2日目での観劇だったためか、まだしっくりいかないところもあったようですが、ミュージカル界のキングは、そこにいるだけ満足させてしまいます。

ストーリーの詳細は置いておき、見どころをいくつかあげてみます。まず何と言っても、物語の流れに沿って、ポイント、ポイントで披露される“アイリッシュダンス”です。本格的なアイリッシュダンスを観たのは初めてなんですが、これが実に楽しい。自然と体が動き出し、リズムを取りたくなります。躍動感たっぷりに踊っている役者さんたち、「外国人もいるし、見慣れないなぁ」と思ってパンフレットで確認すると、本場のアイリッシュダンサーの方々でした。納得。あの独特なダンスは、そうそうできるものではないでしょうね。それだけでも見る価値、大です。

舞台装置も工夫を感じさせ、ユニークです。『レミゼ』や『サイゴン』のような大がかりなセットではありませんが、盆と呼ばれる回り舞台を巧みに使って、物語に動きをつけたり、場面転換に効果を出しています。1階前方の席でしたが舞台全体を観るには、2階席がいいかも。また臨終の場面の照明やミュージカルナンバーなど、いたるところで『レミゼ』色も感じられました。

保坂さん、山口さん、涼風さんに加え、グレイスの父・ドゥブダラ役は今井清隆さん、エリザベス一世の部下・ビンガム卿役が石川禅さん、グレイスの夫・ドーナル役には宮川浩さんなど、これだけ豪華な俳優陣が同じ舞台に立つことも、この作品の大きな見どころです。

東京公演は今月25日まで、そして来年元日から1月11日までは大阪・梅田芸術劇場でも上演されます。

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週末っていつ?
2009-12-04 Fri 11:37
今年も、あっという間に12月。それほど寒くなく、まだまだ“師走”って感じがしませんが、書店では来年の手帳やカレンダーのコーナーが賑わっていました。カレンダーなんて、以前は企業やお店からもらったものを使うのが当たり前でしたが、不況のせいか最近めっきり、もらうことが少なくなりました。どうせ買うなら、気に入ったデザインのものを選ぼうと物色していたのですが、ここで要注意。去年はある失敗をしたからです。
カレンダー_

カレンダーでの1週間の始まりは「日曜日」、「SUN」は一番左にあります。でも最近は、「月曜日」が左端に書いてあるカレンダーも、けっこうあるんです。週末の土日にまとめて予定を入れるなら、たしかに月曜スタートのほうが使いやすいですし、手帳は月曜から始まるもののほうが多いです。伝統的には日曜スタート、実用的には月曜スタートといったところでしょうか。

ただ去年は、そんなことあまり意識せず、デザインだけで選んだために、日曜からのカレンダーと月曜からのカレンダーを両方買ってしまいました。だから、月曜と日曜のスケジュールを勘違いすることがしばしばあったのです。カレンダーなんて、いちいち「SUN」とか「MON」とか見ずに、感覚的に、「左端が日曜」とか「真ん中が水曜」という風に見ているものです。みなさんも買うときは、どちらかに統一したほうがいいですよ。

実は、放送で話すときにも「週末」や「週のはじめ」という場合に、勘違いされないように注意しています。原則として放送では、「1週間の区切りは日曜から土曜まで」と決まっています。ただ「勤務や労働の単位として月曜を週の始まりとする慣用も強い」という但し書きがあり、わかりにくい場合は「あさっての日曜日」とか「来週20日の日曜日」と誤解が生じないよう、ことばを補うことにしています。

特に「週末」と言えば、①土曜日、②土曜日と日曜日、③金曜の夜から月曜の朝までなど、人によって受け取り方も違っています。金曜日の夜の番組で「よい週末を」と言えば、土日の意味で使っていますが、視聴者によっては感じ方が違うかもしれません。社交辞令的なあいさつならまだしも、特に日付けが重要な場合は、気をつけなければいけません。これは放送に限らず、仕事や遊びの約束でも起きること。カレンダー選びともども、ご注意ください。

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舞台は楽し~ミュージカル・グレイ・ガーデンズ
2009-12-02 Wed 19:29
ドキュメンタリー映画をミュージカルに仕立てた異色作『グレイ・ガーデンズ』は、超セレブから没落して、1970年代、ゴミ屋敷化した豪邸で暮らした母と娘の物語。これが一般の親子ならここまで話題にもならなかったはずが、母親は第35代アメリカ大統領ケネディの妻、ジャクリーンの“おば”で、娘は“いとこ”だったものですから、当時、メディアが放っておきませんでした。二人の生活を追ったドキュメンタリー映画もカルト的な人気を集め、この二人、今でもアメリカでは、かなり有名なんだそうです。やはりケネディ家って、特別なんですね。
グレイガーデンズ

ただし、日本ではまったく知られていない話。これを宮本亜門さんが予備知識のない日本人向けに演出した日本版ミュージカル『グレイ・ガーデンズ』が、現在、東京・日比谷の『シアタークリエ』で公演中です。というわけで、例のごとく東京までひとっ飛び、観劇してきました。でも正直、歌って踊ってのミュージカルではない地味そうな作品で、ひいきの吉野圭吾さんと光枝明彦さんが出演するから観に行っただけのこと、作品自体にそれほど期待していたわけではありませんでした。それが・・・

シアタークリエ

見事に裏切られました!

まず何といっても、大竹しのぶさん。1幕では、セレブ時代の母親役、2幕では落ちぶれた後の娘を演じたのですが、特に2幕は、強烈な個性を貫いた娘そのもので圧倒されました。ドキュメンタリー映画で本物の娘も見ましたが、本人が乗り移ったようにも感じさせました。“役”なのか、“地”なのか、ぶっとんだ芝居は大竹さんの真骨頂ですね。決してうまくない歌や、色気のない声も、ぴったり(これも演技??)。

そして草笛光子さん。これが10年ぶりのミュージカル出演だそうです。制作発表の場では「10年前、ミュージカルに自信がなくなり、二度と出してもらえないと諦めていた」と、思いもよらぬ事実を明らかにしましたが、その10年分の思いが伝わるような演技でした。かつての役がらのように、美しく歌いあげるのではなく、年寄りが愚痴をこぼしながら、しわがれ声で歌うという役。ミュージカル俳優としての実力と経験と、そして役に近い実年齢が融合し、見事に草笛さんを没落セレブの母親にしていました。大竹さん、草笛さんとも、考えられる最高のキャスティングだと思います。

先日、亡くなった森繁久弥さんが『屋根の上のヴァイオリン弾き』のテディエを演じたのが73歳まで。草笛さんの76歳での本格的ミュージカル出演は、日本の演劇界で最高齢だそうです。こうしてベテラン俳優がミュージカルの舞台に挑戦し続けてくれることは、ミュージカルファンとしても、この上なく嬉しいことです。

1幕で娘を演じたのが、元タカラジェンヌの彩乃かなみさん。初めて拝見しましたが、美しさとかわいらしさ、そして強さを秘めた演技は見事。クセがない伸びやかな歌も良かったです。

1幕でその婚約者、2幕ではゴミ屋敷に出入りする優しい青年を演じているのは、川久保拓司さん。『ウルトラマンネクサス』で主演して注目された役者さんだそうですが、私が初めて見たのは、その前の年2003年3月、美輪明宏さんの舞台『黒蜥蜴』でした。ただほとんど記憶がなく・・・。川久保さんの強烈な印象が残っているのは2006年8月の舞台『南国プールの熱い砂』でした。さわやかで、元気いっぱい、声がよく通って、輝いていました。だからまた見たい役者さんだと思っていました。それ以降も、舞台に出演していらしたようですが、私にとっては久々の川久保さんの舞台。輝きはあの時と同じながら、ずいぶん存在感が増していていました。1幕と2幕で全く違うキャラクターを見事に演じ分け、さらに歌は初めて聞きましたが、劇場の隅々まで響く力強い歌声にびっくりさせられました。もっと、ミュージカルにも出てほしい役者さんです。

wowowで、ドラマの『グレイ・ガーデンズ』を見たときに、「吉野さんの役はコレだな」と予想した通り、お抱えピアニスト役の吉野圭吾さん。こんなアクの強い、怪しい役が多く、これがまた、毎回はまっているのですが、一途な熱血青年のような吉野さんも見てみたいです。ぜひまだ若いうちに?『レ・ミゼラブル』のアンジョルラスを再び!

さすが光枝明彦さんは、しゃべっても、歌っても、安心して芝居にのめり込ませてくれます。うまいです。これこそ名人です。歌って踊って、笑わせて、泣かせて、ここまで何でもやってくれる役者さんは、なかなかいません。、

ゴミ屋敷、老老介護、社会の中の弱者、アメリカの凋落など様々な社会問題も内包する作品ながら、一番のテーマは親と子の愛なのかもしれません。ミュージカルといいながら、どちらかと言えば、歌が多いストレートプレイという印象でしたが、要所要所のナンバーがスパイスとなって効いています。そして役者さんたちの演技のぶつかりが、全体に“凄(すご)み”となって漂っている舞台でした。ラストシーンでは思わず涙がこぼれました。

ミュージカル『グレイ・ガーデンズ』は、6日までの東京公演のあと、12月10日~13日は大阪・シアターBRAVA!、12月18日~19日は名古屋・中日劇場でも公演されます。

11月26日ブログ 【予習】グレイ・ガーデンズ

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