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藤村幸司
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名古屋場所の開催は・・・
2010-06-21 Mon 21:56
愛知県体育館
有名な力士や親方の名前までもが次々に上がってくる大相撲の野球賭博問題。きょうは、その関連取材のため名古屋へ・・・。来月11日に初日を控えた名古屋場所の関係者たちは「開催できるのか?」と気が気ではないようでした。会場となる愛知県体育館は、場所の前後ほぼ1か月間を相撲協会が押さえています。職員は「開催の方向で粛々と準備するだけ」と答えながらも、不安な表情は隠しません。チケットやお弁当などを扱う相撲案内所、いわゆるお茶屋さんは深刻で、3週間を切ったこの時期、例年ならほぼ売り切っているチケットが4割しか売れていないうえに、売店の準備など業者への発注もタイムリミットを迎えているのにままならず「早く方針を決めてほしい」と訴えています。また市内のホテルでは、チケットと宿泊をセットにした大相撲観戦パックを発売しているものの、この騒動でほとんど売れていないと嘆いていました。さらに名古屋場所が開催できないとなると200億円の経済損失があるとも言われています。
名古屋場所
そんな名古屋場所の関係者たちが固唾を飲んで判断を待ったのが、きょう午後、東京・両国国技館で開かれた日本相撲協会の臨時理事会。ここで名古屋場所の方針が決まるものと思われていました。ところが結論は「来月4日に臨時理事会を開き、あらためて協議する」と先送りにしただけ。4日と言えば初日の1週間前。名古屋の皆さんのため息が聞こえてきそうです。ただし開催を望む名古屋場所の関係者の方々ですら口をそろえるのが「すべて明らかにして、すっきりとした上でやってほしい」という意見です。私もその前提がない限り、見切り発車的な開催はさらなるイメージダウンにつながる気がします。今のままでは応援しようにもできません。
チケット売り場

きょう名古屋市内を移動中、裁判所の近くを通りました。2007年、時津風部屋の当時17歳の力士が暴行を受けて死亡した事件の公判で取材に来た場所です。あの時、息子を亡くした父親が「二度とこんなことを繰り返してほしくない。相撲協会は古き悪しき体質を正してほしい」と涙ながらに語ってくれたことと、それを聞きながら胸が痛んだことがよみがえりました。相撲協会には、あの声は届かなかったのでしょうか。その後も大麻事件や朝青龍関の暴行問題、暴力団への特等席あっせんなど、相撲界の不祥事があとを絶ちません。そして問題が起きるたびに繰り返される「うみを出し切る」という言葉の重みも薄れてしまいました。

気の毒なのは、開催の決定が先延ばしになった名古屋場所の関係者だけではありません。本場所を楽しみにしている相撲ファン、出身地で応援してくれる地元ファン、そして何より一生懸命にけいこに励んでいる圧倒的多数の力士たちが、かわいそうでなりません。今度こそ、“国技”と称されるのに相応しい相撲界に生まれ変わるよう、きょう設置された外部の有識者による特別調査委員会の調査に期待するしかありません。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

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