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藤村幸司
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条件付き開催とは言うけれど
2010-06-28 Mon 12:38
子ども相撲
きのう朝、名古屋の熱田神宮。子どもたちの歓声と、それを上回る親たちの大きな声援が響きました。毎年、名古屋場所を控えたこの時期に、地元のボーイスカウト団体が開催している『子ども相撲大会』を取材してきました。この大会、子ども同士の取り組みはもちろん、目玉企画となっているのが、現役力士との“ふれあい”でした。お相撲さんとの取り組みや質問コーナーなどが予定されていましたが、連日の賭博事件の広がりで、2日前に急きょ、力士側からキャンセルの連絡があったそうです。大人たちは、この問題を子どもたちにどう説明するか、頭を悩ませていましたが、そんな心配をよそに、多くの子どもたちは報道などで理解しているようで、「残念だけど、悪いことをしたから仕方がない」という意見もありました。お相撲さんがいない“ふれあい”コーナーは、子どもたちが用意していた質問に大人が資料を片手に答えていました。当然、盛り上がるはずもありません。本来なら、この様子や子どもの声こそ、相撲協会の幹部に感じてほしいと思いました。
御免札

日本相撲協会の特別調査委員会は、「名古屋場所の条件付き開催」を提言するそうです。全国的には「今回は見送って、すべてを明らかにすべき」との意見が多いようですが、地元を取材すると、単純にファンにチケットを払い戻すだけでは済まないことがわかります。取材した仕出し屋さんでは、場所中2万食の弁当を作っていますが、食材の仕入れ先はもちろん、折箱、包み紙の印刷などなど、多くの業者にも打撃がありそうです。きのう午後には、若手力士ら約200人が新幹線で名古屋入りしました。大きな力士たちと、大勢の報道陣、さらにファンとJRの利用客で、名古屋駅は一時騒然としましたが、ファンからは「がんばって」との声援も飛んでいました。地元の皆さんの複雑な心境が察せます。
力士名古屋入り

ただし開催するには、誰もが納得できる説明と厳正な処分が前提のはずです。自己申告した人だけを処分して、「正直者がばかをみる」のでは解決とは言えません。名古屋市民にインタビューをしてみると、不祥事続きの相撲協会に眉をひそめながらも、相撲への愛情や名古屋場所への思いを感じました。角界にはびこる“悪しき慣習”を自ら公にする勇気こそ、再生の第一歩に思えてなりません。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
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