藤村幸司
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喝采!代役・愛之助さんの外郎売
2010-11-30 Tue 23:37
いよいよ京都・南座で、年末恒例の歌舞伎の顔見世興行が始まりました。直前に市川海老蔵さんが暴行事件で大けがをしたことで降板、急きょ代役を立てるという、別の意味でも話題の公演となっています。初日を迎えた劇場の朝は、独特の緊張感が漂う一方、続々と運び込まれる楽屋花に、さすが東西の人気役者がそろったことを感じさせ、華やかさも一段と増します。芝居ファンの私などは、この雰囲気はたまりません。
本日初日楽屋花搬入

ところで、きのうのブログでも書いた『外郎売』。難しい早口言葉が続く長セリフを、突然の指名で片岡愛之助さんは演じることができるのかと、やや心配していました。残念ながら、私は観劇することはかなわなかったのですが、出てきたお客さんたちによると、一様に「すばらしかった」との声。よどみなく見事にやりとげ、その瞬間は場内から大きな拍手が沸き起こったのだとか。外郎売をご覧になったことがある方なら分かると思いますが、これは、ほんとうにすごいことです。
外郎売夜の南座

終演後に、愛之助さんに話を聞くと、必死に取り組んださまが伝わってきました。また「市川宗家に伝わる外郎売を汚さぬよう勤める」という言葉からは、並々ならぬ決意とプロ根性を感じました。そんな愛之助さんですが、代役を指名されたときは、少し時間をもらって考えた末に、一度は断ったんだそうです。「演目が演目だけに、あまりにも時間がなさ過ぎて自信がない」と。それは当然だと思います。しかし、初日が迫っていて、やむなく引き受けたんだとか。それでも「やるからには、お客さんに満足いただけるものを」という思いが、きょうの大拍手につながったのでしょう。

海老蔵さん目当てのファンからは降板を残念がる声も聞かれましたが、通の歌舞伎ファンからは「いつも初日は、まだまとまりが悪くしっくりこないんだけど、きょうの初日は締まってすばらしかった」「普通なら團十郎さんか海老蔵さんしか演じない外郎売を愛之助さんで観られたのは貴重だった」など別の評価もありました。まさに「禍を転じて福と為す」です。大変なプレッシャーの中、初日を見事に乗り切った愛之助さん、12月26日の千秋楽に向け、ますます磨きがかかった外郎売になることは間違いなさそうです。それにしても、普段の笑顔も素敵で、紳士的で、かっこいい。私も愛之助さん=ラブさまのファンになってしましました。
たおやか・・・玉三郎さん(2010/12/10)
海老蔵さんの看板が消えた南座で(2010/12/08)
きょうも愛之助さんに会いに・・・(2010/12/03)
海老蔵さんの降板で・・・(2010/11/29)
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海老蔵さんの降板で・・・
2010-11-29 Mon 14:56
我々アナウンサーや劇団の役者さんたちの滑舌(舌の回り)練習の教材として、伝統的に使われているのが『外郎売(ういろううり)』。「武具、馬具、武具馬具、三武具馬具、合わせて武具馬具、六武具馬具」「菊、栗、菊栗、三菊栗、合わせて菊栗、六菊栗」などの早口言葉が次々に出てきます。私も20数年前に、ずいぶん苦しめられたものです。これ、もとは歌舞伎の演目の一部で、舌がもつれるような口上を役者がスラスラ言ってのけるところが見どころとなっています。

歌舞伎『外郎売』は、1718(享保3年)年、二代目市川團十郎が初めて演じ、七代目團十郎が市川宗家のお家芸として選んだ18演目『舞伎十八番』にも入っています。ただその難しさから長年演じられることがなく、上演されてもセリフは早口ではなく常磐津に乗せて歌っていたそうです。それを1980(昭和55)年、元来の形に戻したのが十二代目、今の團十郎さんでした。 外郎売を少々かじった私からすると、相当なチャレンジだったと思いますが、実際に拝見してみると、通る声と明瞭なセリフに圧倒されたものです。

この外郎売をあすから京都・南座で、團十郎さんの息子、十一代目海老蔵さんが演じることになっていたのですが、事件による大けがで降板となりました。海老蔵さんは新之助時代から外郎売を演じていますが、私は観たことがなかったので、今度こそチャンスと思っていたので残念です。同じように楽しみにしていたファンも多いと思います。急きょ、決まった代役は片岡愛之助さん。外郎売を市川家以外が演じるのは2004年の四代目尾上松緑さん以来2人目だとか。突然のことと、演目が演目だけに、愛之助さんはさぞ大変だと思います。成功を祈るばかりです。

南座の師走の名物、まねき看板は、降板する海老蔵さんの名前も残ったまま。バランスの問題から外すことはしないそうです。
南座海老蔵まねき

たおやか・・・玉三郎さん(2010/12/10)
海老蔵さんの看板が消えた南座で(2010/12/08)
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龍馬ゆかりの地めぐり
2010-11-28 Sun 19:59
円山公園寺田屋龍馬の墓

紅葉まっさかりの京都へ。大河ドラマ『龍馬伝』がクライマックスを迎え、龍馬ゆかりの地の賑わいぶりを取材してきました。龍馬とお龍の恋の宿として知られる『寺田屋』、龍馬が駆け抜けた道にできた『龍馬通り商店街』、ともに散った龍馬と中岡慎太郎の2ショット銅像がある『円山公園』、お墓がある『京都霊山護國神社』など、どこもかしこも大混雑かつ大行列。全国各地から龍馬ファンが詰めかけていました。お墓では「ドラマの最終回に合わせ、龍馬にお礼を言いに来た」という人が多かったのも印象的でした。

没後140年あまりも経つ人物を慕い集まるファンに、あらためて龍馬人気を実感しましたが、今の世の中が彼を求めているのは間違いなさそうです。外国から足元を見られタジタジの日本、天国の龍馬はどう見ているのでしょう。先日、偉人伝をテーマに街でインタビューしたときも「子どもに読ませたい伝記」のナンバー1は龍馬でした。相手の懐に飛び込んでいく度胸、既成概念にとらわれず何でも受け入れる度量、子どものような心でものを見つめる純真さ、奇想天外な発想ができる柔軟さ、自分の弱さを相手に見せられる“強さ”・・・。龍馬の魅力を上げれば、これこそ男の生き方のお手本のようにも思えてきます。そろそろ最終回が始まります。
何言う龍馬

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最高級ボジョレの味は・・・
2010-11-18 Thu 17:58
毎年「なんで、ここまで大騒ぎするの?」とは思いつつ、ことしも過熱しています。フランス産ワインの新酒『ボジョレ・ヌーボー』が、きょう解禁になりました。去年は大手スーパーやディスカウントショップによる“仁義なき低価格戦争”が繰り広げられましたが、ことしはさらに激戦の様相。どこも解禁数日前まで価格の発表を遅らせ、西友とイオンが数日前まで、ドン・キホーテは、解禁直前まで秘密にする徹底ぶり。結局、フルボトル(750ml)でイオンが980円で去年と同じ、西友は思い切って690円に値下げ。さらに去年、最初は最安値だったのに、西友の再値下げによって、最安値王座から陥落した因縁のあるドン・キホーテは、1本578円という価格を発表し、西友をも下回り、今年の最安値となりました。
阪神洋酒売り場
一方、関西の中でも品ぞろえに定評がある阪神百貨店。およそ100種類、7000本のボジョレがズラリと並んでいて、朝から詰めかけたお客さんと、テレビ、新聞などの取材陣で売り場はごった返しました。大変な熱気・・・フランスのボジョレ解禁が、いまではすっかり日本の風物になったようです。
高級ボジョレ
ちなみに、こちらで一番上等なのが、国内に600本限定という1本1万500円のプレミアムボジョレ。それにしても値段幅の広いこと。ドンキのボジョレなら18本も買えるのです。そこで1万500円ボジョレとドンキの578円を街の人に「どちらが高級品か?」という利き酒ならぬ“利きボジョレ”してもらいました。その結果は・・・6対4で、578円を「高級ボジョレ」と答えた人が多かったのです。もちろん私も挑戦しました。最初に578円を飲むと、刺激と酸味が強くて、1万500円のほうが、薫り高く、コクとまろやかさがあるように思いましたが、繰り返し飲んでいると、どちらもおいしくなってきました。それどころか「飲みやすいのは安いほうかも?」とも・・・。つくづく、私、舌まで庶民なのだと思いました。

ところで、ボジョレ解禁のニュースを伝える際に、毎年確認するのが“表記と読み方”です。「ボジョレー・ヌーヴォー 」「ボージョレー・ ヌーヴォ 」「ボージョレ・ ヌーボー」などなど、伸ばしたり、伸ばさなかったり、伸ばす位置がずれたり。これはマスコミの中でも各社で、年ごとに違っていたり、メーカーによっても、販売店によってもまちまちなのです。ミヤネ屋では「ボジョレ・ヌーボー」で統一していますが、そんなところも、ボジョレの複雑で奥深いところなのでしょうか。

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役者魂
2010-11-17 Wed 18:45
博多座・松平健
きのう、福岡・博多座で『松平健主演・忠臣蔵』を観ました。妻で元女優の松本友里さんの悲しいニュースの翌日であり、開催自体が危ぶまれた公演。でも“役者・松平健”は堂々と舞台に立ち、最後まで“松平健”を貫き通しました。この騒ぎの中、いい芝居を見せることが、松平さんのファンへのメッセージだった気がします。ショーの1部にあたる忠臣蔵、松平さん演じる大石内蔵助が仇討ちの決意を固め、妻であるおりく(紺野美沙子さん)と別れるシーンで、おりくの背中を目で追いながら内蔵助が「世話になったな・・・」とつぶやくのですが、なんだか友里さんへのことばにも聞こえて、会場は涙に包まれました。ただ、それは私の深読みにすぎません。しんみりするシーンあり、見せ場の立ち回りありと、お客さんは存分に芝居の世界=松平ワールドに酔いしれたはずです。

2部の歌謡ショーは、おなじみ“金ピカ”の衣装に身を包んだ『マツケンサンバ』など、ど派手でパワフルなパフォーマンス。開演前に「訃報のあとで心から楽しめるかしら」と話していたお客さんの心配も吹っ飛んだはずです。松平さんの軽快な踊りと歌に、会場全体が熱くなりました。ファンの皆さんの「いつも以上に盛り上げて健さんを励ましたい」という思いがあったことも、間違いありません。最後にファンへ語りかけた松平さん。「皆さんの拍手に力をもらえます」とお礼を述べましたが、今回の訃報についてのコメントはありませんでした。ファンの中には「健さんの口から直接聞きたかった」と言う方もいらっしゃいましたが、この公演を観劇していた落語家の桂文福さんは私にこう言いました。「夢を売る舞台人として、私生活のことは語らず、逆にお客さんを笑わせ、楽しませる健さんに、さすがだと思った。自分にはできない。これぞ役者魂だ」と。

生身の役者が、さまざまな人生を抱えながらも、心ひとつに舞台を作り上げていくからこそ、芝居ってこんなにも感動できるのだと思います。役者・松平健と、脇を固める出演者の皆さんが魂を込め熱演している舞台『松平健主演・忠臣蔵』は、今月いっぱい博多座で公演中です。松平さんの役者魂にエールを・・・。

博多座11月公演『松平健主演・忠臣蔵』
大石内蔵助…松平健  大石りく…紺野美沙子
八助…園田裕久  堀部安兵衛…伊吹剛
堀内右衛門…瀬川菊之丞  おしの…紫とも
瑤泉院…森ほさち  大石松之丞、主税…崎本大海
小野寺十内…内山恵司  戸田局…長谷川稀世

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レ・ミゼラブル25周年記念コンサート
2010-11-06 Sat 23:59
レミゼ25周年
三度の飯よりミュージカルが好き。そんな私が「もし人生であと1本しか観られないとしたら」と聞かれれば、迷わず選ぶのが『レ・ミゼラブル』です。1985年にロンドンで初演されて以降、 世界42か国、308都市、21言語で4万5,000回もの公演が行われたミュージカルの名作中の名作。この作品に対する熱い思いは過去のブログにも書きましたから割愛するとして、今年はレミゼ誕生25周年。それを記念したコンサートが10月3日にロンドンで行われたのです。さらにその模様はヨーロッパの約200の映画館でも衛星生中継され、イギリスではライブシネマイベントとしては過去最高の動員を記録したのだとか。でも日本での中継はありませんでした。日本にも私のようなレミゼファンは大勢いるはずなのに・・・。

ところが、うれしい知らせがありました。この映像が日本語の字幕付きで、きょう11月6日(土)から上映されるというのです。上映館はワーナー・マイカル・シネマズの東京・板橋、千葉・市川妙典、埼玉・羽生、大阪・茨木の4館のみ。それも12日(金)までの1週間限定で1日1回だけのレア上映。これは大のレミゼファンとしては何が何でも観ておかねばなりません。というわけで、初日のきょう、西日本で唯一上映している茨木に行ってきました。

まず映し出されるのがコンサートの会場”The O2”。ここは世界最大のドームというだけあって、むちゃくちゃ広いのですが、そこにぎっしり満員の観客。スクリーンからも熱気と緊張感が伝わってきます。あの中にいられたならどんなに幸せでしょうか。♪ジャ、ジャン、ジャジャジャーン~とおなじみのオープニング、囚人の歌がスタート。その大オーケストラの迫力は映画館でもたっぷり。キャストも世界から選りすぐりの総勢300人というだけあって、芝居がない歌だけでもレミゼの重厚で壮大な世界を作り上げていました。どの曲も印象的でしたが、中でもジャン・ヴァルジャン役のアルフィー・ボーが歌う『彼を帰して Bring Him Home』、ジャベールのノーム・ルイスが歌う『星よ Stars』は圧巻でした。

15年前、イギリスのロイヤル・アルバート・ホールで行われた『10周年記念コンサート』はビデオで見ましたが、そのエンディングでは、世界17か国のジャン・ヴァルジャン役の俳優たちが国旗を先頭に客席から登場し『民衆の歌 The People's Song』を自国のことばでリレーしながら歌いました。鹿賀丈史さんが日本語で歌いだした瞬間は震えました。

実は、今回の25周年コンサートでも、エンディングにはサプライズな演出がありました。これだけでも見る価値があると思います。ぜひ劇場で確認してください。これ3時間以上もありますが、まったく長さを感じないのはレミゼの持つ作品の力でしょう。あらためて、レ・ミゼラブルの魅力にはまった夜でした。コンサート映像の日本公開は急きょ決まったようですが、企画していただいた関係者の方々に感謝。そして来年4月~6月に上演される帝劇100年記念のレ・ミゼラブルが待ち遠しいです。レミゼ、最高!

25周年公式サイト 



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