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藤村幸司
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きょうも愛之助さんに会いに・・・
2010-12-03 Fri 14:47
花街総見
京都・南座の顔見世興行、その評判が日に日に上がっています。片岡仁左衛門さんと坂東玉三郎さんの“孝玉コンビ”復活となった『阿国歌舞伎夢華(おくにかぶきゆめのはなやぎ)』、突然の配役変更ながら見事に演じきっている片岡愛之助さんの『外郎売(ういろううり)』と、くしくも海老蔵さんの急な降板によって実現した演目が話題をさらっています。連日満員御礼の大盛況で、チケットも残りわずかだとか。けさは芸子さん、舞妓さんが芸事の上達に生かすため歌舞伎を見物する『花街総見(かがいそうけん)』で、宮川町のきれいどころが集まり、南座の前はよりいっそう賑やかでした。

夜の部を観て出てきたお客さんに感想を聞くと、誰もが最初に口にするのが「愛之助さんの外郎売が素晴らしかった」という声。初日、楽屋入りの際、私に「お客さまをがっかりさせないようがんばります」と話してくれた愛之助さんでしたが、がっかりどころか大きな感動をくれています。それにしても長くて難しいセリフ回しの演目を、わずか3日で自分のものにしてしまった役者根性はあっぱれです。舞台には役者がセリフを忘れたときに陰から小声で教える『プロンプター』という人がいます。30年ほど前に咳止め薬の龍角散のコマーシャルがありました。プロンプターが裏方さんに龍角散を持ってくるように言ったのを、舞台上の役者がそのまま「ゴホォン、龍角散!」と言ってしまうというものですが、外郎売のような早口言葉のセリフはプロンプターに頼ることはできません。

「歌舞伎役者さんなら外郎売は演じなくても稽古しているものだ」ということを言う人もいますが、アナウンサーの滑舌教本とは違いますし、本来、市川家しか演じない演目のセリフを誰もが覚えているものなのか疑問です。でも、一から習得するには時間がなさすぎるのも事実。というわけで、けさ南座で直接、愛之助さんに聞いてみました。「とんでもない(笑)。今回、引き受けてから覚えました」とのこと。つまり、わずか3日でマスターしたということ。これは驚異的なこと、愛之助さん、すごすぎます。そんなことを涼しげな微笑みとともに話してくれたのですが、最後に「隆俊くん(海老蔵さんの本名)、早く良くなってください。南座は任せてください」ときっぱり。観客の盛り上がりが、愛之助さんのプレッシャーを自信に変えているようです。これは観ておかないと、のちのち後悔しそう。毎日、南座に行っていますが、取材じゃなくて、観客として行きたい・・・(泣)。
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