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藤村幸司
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長崎くんち7年の重み
2011-10-10 Mon 17:39
長崎の秋の風物詩『長崎くんち』(国の重要無形民俗文化財)が、きのう幕を下ろしました。今年はカレンダーにも恵まれ、祭りの3日間は例年以上の盛り上がり。シャギリと呼ばれる長崎くんち独特の祭囃子が聞こえてくると、ソワソワしてもう落ち着かない・・・これが生粋の長崎っ子の証しのようなもので、期間中の街はくんち一色。そんなムードにこの週末、私もどっぷり浸ってきました。

長崎くんちは長崎・諏訪神社の秋の大祭で、毎年行われていますが、出場する踊り町にとっては7年に1度の出番。前回、密着取材をして以来、ずっと交流させていただいている本古川町も今年が踊り町です。前の『御座船』奉納以降、紆余曲折、幾度も苦難を乗り越えてきた7年間を見てきただけに、私にとっても感無量。今回の仕上がりの素晴らしさ、完成度の高さには体が震える思いでした。どれだけ厳しい練習を積んできたのか、彼らの顔つきの変化だけでもたやすくうかがえました。
船回し
単に順番が回ってきたからというものではない“7年の重み”と、踊り町としての責任と誇りを感じます。指揮官である長采、采振りをはじめ、船を曳く男たち(根曳衆)、船上のお囃子の子どもたち、町の役員さん、縁の下で支える女性陣たち・・・皆の気持ちがひとつになっているのが分かりました。まるで魂が乗り移ったような御座船、“気迫”は目に見えるのです。ほんとうに見事でした。もっともっと見ていたかった。でも7年に1度、たった3日間だからこそ成せることなのかもしれません。
御座船4S
御座船の船首に座るのが船長(ふなおさ)。今年は6歳の古田力丸(りきまる)くんが務めましたが、彼もまたすごかった。早朝から夜遅くまで、3日間、ガタガタ揺れる船の上で、殿様の軍装のままいなければなりません。それだけでも大変なのに、力丸くんは笑顔で観客に手を振り続けていました。それもしっかり相手を見てです。小さいながらもあの責任感や度胸、精神力。将来、大物になりそうです。次回は7年後、力丸くんはお囃子として参加しているでしょうか、その次は活きのいい根曳でしょうか。こうして代々、祭りは受け継がれていくのです。この7年に1度というのは、10年でも、5年でもない、絶妙な間隔といえるかもしれません。
船長力丸くん
地域のつながりが希薄になり、世代間の交流もなくなってきている都会にあっても、長崎にはくんちを通して昔ながらの良さが残されています。人と人とを結び付けてくれる力を改めて感じた長崎くんちでした。長崎を離れた私ですが、本古川町の皆さんは、自分たちが使っているものと同じ名前入りの特製・巾着袋やトートバックを用意して待っていてくれました。また一つ、宝物ができました。くんちが終わったその時から、踊り町では7年後のくんちがスタートします。
巾着
公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

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