藤村幸司
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舞台は楽し~Endless SHOCK
2012-03-31 Sat 10:10
ニューヨークやラスベガスでショーを観るたびに、「アメリカ人って、人を喜ばせるためなら、ここまでやるか」と圧倒されます。本場はスケールが桁違い。お金も、人も、労力も、情熱も、エンターテインメントのためなら、まったく惜しむことをしません。でも、そんな「ここまでやるか」を先日、日本の舞台で初めて感じたのです。

現在、東京・帝国劇場で上演中の『Endless SHOCK』堂本光一さんが座長を務め、2000年の初演から数えて12年目を迎える舞台です。きのうで記念すべき通算900回公演を達成しました。これは故・森繁久彌さんが『屋根の上のヴァイオリン弾き』で成し遂げた主演回数に並ぶ偉業です。こんなに長年支持されている舞台なのに、私は今回がSHOCK初体験。2007年10月25日のブログでSHOCKについて「過去のリハーサル映像や公演DVDを見てみても、舞台として完成度の高さが分かります。舞台好きの私としては、一度は“生”で見てみたいと、常々思っているのですが、チケット争奪は超激戦のうえに、熱狂的なファンで埋め尽くされた客席を想像すると、足を踏み入れる勇気がなく、未見のままなのです。」と書いていましたが、このたびようやく念願かないました。
ショックロゴ

観終わった今「なぜもっと早くから観ておかなかったんだろう」と後悔しています。歌にダンスに、タップにレビュー。フライングがあればイリュージョンもあり、本格的な和太鼓や殺陣、階段落ちなどなど・・・。しっかりしたお芝居の中に、ありとあらゆるエンターテインメントの要素が詰め込まれ、これでもかと言わんばかりに次から次へと展開します。息つく暇もないとはこのこと。「5分に1回は観客を驚かせる」という触れ込みも大げさではありません。出演者の才能が輝きカンパニーの一体感もあって、こんなに完成度の高い作品だったということにも正直“SHOCK”を受けました。

そして舞台から伝わる光一クンの座長としての気合の程が半端ではありません。あの広い帝劇が狭く感じるくらい動き回り、踊り、宙を舞います。あれだけハードな舞台を今回は2月の博多座と合わせ4月30日まで連続4か月もやるというのですから、尋常ではありません。去年3月11日昼公演の幕間に東日本大震災が発生し、その後、2か月公演の半分が中止となった『Endless SHOCK』。それだけに今回は被災地へのメッセージも込められているように聞きました。

光一クンのライバル役として登場するのが内博貴さん。いや、驚きました。関ジャニやNEWS時代の内クンのイメージしかなかったせいもあるでしょうが、舞台役者として実に魅力的に成長されました。2年前シアター・クリエでミュージカル『ガイズ&ドールズ』の主役をされているのは知っていましたが、声もよく通るし、演技もしっかりしているし、ルックスも、パフォーマンスもかっこいい、ステージ映えするまさに舞台向き。苦労した期間に、どれほどのレッスンを積んできたのか、想像できます。今後、もっと様々な舞台で観てみたい役者さんが増えました。『レ・ミゼラブル』のアンジョルラスなんて、内クンにぴったりじゃないでしょうか。

『Endless SHOCK』は、驚きはもちろん、笑い、泣き、感動の連続です。伊達に900回も続いているわけがありません。「たかがアイドルのショー」だなんて思っている人、人生を損していますよ。



公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

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舞台は楽し~ミュージカル・ジキル&ハイド
2012-03-29 Thu 14:16
きのう3週間の東京公演が千秋楽。いよいよ大阪と名古屋に新しくなった『ミュージカル・ジキル&ハイド』がやってきます。人体実験の末、善と悪、二つの人格に振り回される博士の物語。有名な小説『ジキル博士とハイド氏』が原作です。これまで日本で『ジキハイ』と言えば、鹿賀丈史さんでした。2001年から2007年まで再演を重ねていて、私も、東京・日生劇場の初演からたびたび観劇していています。とにかく鹿賀さんが発するクラクラするほどの“狂気”が印象的な舞台でした。
ジキハイ
その『ジキハイ』が日本5演目にして、キャストを一新、演出や装置が変更され、新しい曲も加えられ生まれ変わったのです。というわけで先日、早速、東京公演に行ってきました。注目の二重人格者ジキルとハイドを演じるのが石丸幹二さん。劇団四季の看板役者として活躍し、退団後も様々な作品に出演されている日本を代表するミュージカル☆スターです。イケメンで紳士、まじめ、堅物の役どころの多い石丸さんですから、研究に打ち込むジキルはイメージ通り。一方、荒々しく、恐ろしく、不気味さが前面に出るハイドが、どうなるのか・・・見どころでした。

舞台にはこれまでとは違った、石丸ハイドがいました。鹿賀ハイドは、その圧倒的な存在感でグイグイ観客を引き込んでいったのですが、石丸ハイドは、心の内面を繊細に表現しながらじわじわ怖く、そして最後に爆発する感じ。ほんとうに、どんどん気味悪くなってくるのです。普段まじめでスマートなイメージの石丸さんが豹変するからこそ怖いんだということに気づきます。作品として、より練り上げられた印象です。

最初から最後まで、石丸さんはほぼ出ずっぱり。歌い上げる曲が多く、相当負担は大きいと思いますが、それだけに観客は見ごたえ十分な作品となっています。ジキルの婚約者・エマを演じる笹本玲奈さんは、かわいさと強さを感じさせ、ラストは泣かせます。正直、鹿賀ジキルのときはエマの役者さんとの年齢差がありすぎて、恋人に見えなかったのですが、この二人ならお似合いのカップル。娼婦・ルーシーの濱田めぐみさんも、アイーダやエルファバ(ウィキッド)とは全く違う妖艶な役どころで、歌のうまさでピュアな内面を表現ししています。。吉野圭吾さんは、優しい声、長身のスタイルが、ジキルを守ろうとする友人・アターソンそのもの。セリフの行間に吉野さんらしさもたっぷり出ていて、ダンスはなくても脇でいい仕事してます(笑)。

役者がいいし、音楽もいい。今回は効果的な照明の美しさにも感心しました。今後、このカンパニーでロングランすれば、さらに洗練されていく予感がします。ちなみに、終演後、楽屋でお会いした石丸さんは、ジキルの堅物でも、ハイドの狂気でもなく、少女マンガに出てきそうな目がキラキラしたさわやかなイケメン。やはりスター☆でした。

大阪公演は2012年4月6日~4月8日 梅田芸術劇場、愛知公演は4月14日、4月15日 愛知県芸術劇場で行われます。

演出:山田和也 上演台本・詞:高平哲郎 原作:R・L・スティーブンソン 音楽:フランク・ワイルドホーン 脚本・作詞:レスリー・ブリカッス
出演:石丸幹二/濱田めぐみ/笹本玲奈/吉野圭吾/畠中洋/花王おさむ/中嶋しゅう/若泉亮/石山毅/石飛幸治

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劇団四季のユタは凄い!
2012-03-26 Mon 21:08
四季劇場ユタ
劇団四季のオリジナルミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』は、私の大好きな作品のひとつ。「ミュージカルのおすすめは?」とたずねられたら必ず上げる1本です。現在、東京・四季劇場 秋で27日まで上演中です。私はこのブログで紹介した、2008年1月の観劇記(1)(2)(3)以降も、たびたび観ているんですが、今回の東京公演では、また新たな感動を与えられました。実はあれほど触れている作品にもかかわらず、涙が止まりませんでした。完成形だと思っていたユタが、まだまだ成長しているのです。

ユタは上川一哉さん。クリクリの大きな目で、表情豊かにユタの心の内と成長の過程を演じています。前回の藤原ユタも好きだけど、上川ユタも、いいんです(ちなみに藤原大輔さんは隣の自由劇場で『ガンバの大冒険』に出演中)。道口瑞之さんの座敷わらしのヒノデロは、すっかり当たり役になりました。休憩中の客席で若い女の子たちが「ヒノデロってホンモノの女の人?ハンパなくきれいなんだけど!」などと盛り上がっていました。伊藤潤一郎さんのゴンゾは初めてでしたが、ひと声出しただけで、その迫力に圧倒されました。あの体格と声、ゴンゾそのものです。いじめっ子・一郎役の厂原(がんばら)時也さんはダンスのキレが実に美しい。ツアーではユタも演じているのですが、私は未見。終演後のキャストのお見送りで私が「次は厂原ユタ見に来ます」と声をかけた時に見せた笑顔は、ユタにぴったりです。

去年3月の東日本大震災以降、劇団四季は「東北の子どもたちの元気と笑顔を取り戻したい」と、7月から8月にかけ岩手、宮城、福島の3県で、合計13都市27回の『ユタと不思議な仲間たち』無料公演を行いました。その模様は『情報ライブ ミヤネ屋』でも紹介しましたが、「生きているってすばらしい」「みんなは一人のために、一人はみんなのために」「友だちはいいもんだ」など、ユタに詰め込まれたメッセージは確実に東北の子どもたちに伝わっているようでした。本来、レーザー光線やフライング、本物の雨を降らせるなど、大掛かりな演出が特徴である作品を、条件の違う被災地の体育館で上演するため、一から作り直した舞台。「言うは易く行なうは難し」で、山積する課題やトラブルを乗り越えての公演となりました(その様子は、発売中のブルーレイ&DVDで見られます)。もともとフットワークが軽く、決まったら何でも素早くやる劇団四季ですが、関係者は「ユタの東北公演は、キャスト、スタッフが一丸となって、今まで以上のスピードで物事が進んでいった」と振り返ります。そこには、被災者へ寄り添い、演劇に何ができるかを模索し続けた四季の覚悟があったに違いありません。

『ユタ』は東北公演の後、全国ツアーに・・・。そして今月、カンパニーそのままに東京に帰ってきたのです。私が感じた「作品が成長している」という感覚は、この1年の“歩み”のせいなのかもしれません。これまでにも、キャストからは熱い思いが伝わりましたが、それとは違った何かを感じさせたのです。決して観る側の思い込みではない何かを・・・。春休み中だけあって、客席には子どもたちの姿が目立ちます。本当ならば、前かがみで観劇すると後ろの人に迷惑なのですが、舞台が進むにつれてどんどん前のめりになっていく子どもたちを見ていて、無性に嬉しく感じました。今回の東京公演は短期間で、5月には再び、去年回れなかった被災地での無料公演ツアーに出ます。そのため次いつ一般公演があるかはわかりませんが、ぜひチャンスがあればご観劇ください。お子さんと、家族と、大切な人と、もちろん一人ででも。これまで観た人も、新たな何かが加わったユタに会ってきてください。


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舞台は楽し~オペラ座の怪人 25周年記念公演
2012-03-21 Wed 21:49
このところ何かと忙しく、買ったままで溜る一方だったブルーレイ&DVDや本。ようやく少しずつ棚卸しています。その中の1本が、予約して楽しみにしていたにもかかわらず、2か月も封も開けずにいた『オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン 豪華BOXセット(初回生産限定)』。やっと、さきほど見終えたのですが、これがあまりにも素晴らしいのです。もう、世界中の人に見てほしいくらい。思わず何度も拍手してしまいました。
オペラ座の怪人25周年

実は見るのを後回しにしていた理由のひとつが、おととし行われた『レ・ミゼラブル 25周年記念コンサート』と同様に、主に歌唱で作品をつづるコンサート形式の舞台だと思っていたからなのですが、とんでもない。完全なミュージカル舞台の作品を映像化したものでした。いや、通常の『オペラ座の怪人』の舞台を、キャストも、セットも、衣装も、照明も、オーケストラも、何から何まですべてを豪華にし、磨き上げ再構築した舞台なのです。

私は常々、『舞台の魅力はあくまで“生”』であり、映像化すると伝わらないと思っているのですが、映像でここまで圧倒されるとは自分でも驚きました。実際に会場となったロイヤル・アルバートホールの客席にいたら、どれほどだったのでしょうか。最初から映像作品とすることを前提としていたでしょうし、ブルーレイの繊細な映像の効果もあるでしょうが、いわゆる舞台を収録した作品とは別格の出来。生のミュージカルを知らない皆さんは、まずこれから挑戦してみてはいかがでしょうか。ちなみに、字幕は世界各国の言語が選べ、日本語には2種類あります。劇団四季ファンにはおなじみの、メロディーにぴったりはまった浅利慶太さん作詞版と、原曲の訳詞版が選べるのもうれしいところです。

溜まったブルーレイ、こうなったら次に見るのはオペラ座の怪人のその後を描いたミュージカル『ラヴ・ネヴァー・ダイズ』に決まりです。また後日、レビューします。


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