藤村幸司
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震災1年半、今の被災地で・・・
2012-09-11 Tue 10:35
東日本大震災が起きてから、きょうで1年半になりました。発生直後から被災地を取材してきましたが、しだいに原発関連で福島での取材が中心となっています。最近は、私自身も津波の被災地の変化を直接目にできないでいました。被災者の方からは「マスコミにとって震災は過去のことなのか?」とも言われました。決してそんなわけはありませんが、報道の分量が減っているのはまぎれもない事実です。

そこで先月、1日だけの休みを使って、駆け足ながら被災地を訪ねてきました。仙台空港からタクシーに乗ると、すぐに前の道が通行止めに。聞くと「河原でご遺体が見つかったらしい」とのことでした。大勢の警察官が出て捜索しています。警察庁のまとめでは、東日本大震災で亡くなった人は1万5809人にのぼり、いまだ行方が分からない人も3000人ちかくいます。地元の方によると、これまで手つかずだった場所に、ようやく人の手が入りだしたことで、少しずつながら、今でも不明者が見つかっているのだそうです。

当時の被災地と比べるとたしかに、大量のがれきはなくなっていました。しかし、道路やガードレールは壊れたまま、住宅地は基礎部分だけが残されたまま、ほとんどが当時のままで、“復興”への道のりの険しさを見せつけられました。目の前に見えた“黒い石の山”、そこはお墓でした。東北の墓石の多くが黒光りした黒御影石だそうで、それは津波に流され散乱し、無残にも積み上げられた墓石の山でした。かろうじて元の場所に墓石だけを戻して置いただけのお墓もありましたが、住宅同様に、基礎だけを残したお墓跡がほとんど。ちょうどお盆の時期だったので、その“基礎”だけのお墓にお参りする人の姿もありました。

各地で復興に向けた動きは感じたものの、集団移転では用地確保の問題が進まず、形になるには時間がかかりそうですし、処理されたがれきは2割ほどで、まだ大半が仮置き場に残されている状態です。そして今も34万人の方が仮設住宅や避難先での生活を強いられています。1年半たっても、手つかずの場所が数多くある被災地。経済の再生や被災した皆さんの生活再建には、まだまだ力が足りません。震災直後の日本中で誓った支援の思いは薄らいでいないのか。政局や外交問題で揺れる日本、本来は何よりも優先して被災地復興に力を結集しなければならないのではないのか・・・そう強く感じさせた被災地の現状でした。被災者の方々が感じている「過去のこと」には決してしないために。

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