藤村幸司
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はだしのゲン・中沢啓治さん逝く
2012-12-25 Tue 23:53
中沢啓治先生
小学生のころ、少年ジャンプの連載を毎週欠かさずに読んだものです。私に、戦争の愚かさや平和の大切さを最初に教えてくれたのは、間違いなく『はだしのゲン』でした。幅広い世代で私のような人は多いことでしょう。その作者、中沢啓治さんが亡くなりました。肺がんでした。残念でなりません。去年夏、取材でお会いした中沢さんの笑顔がきのうのことのようによみがえります。

暑い中、長時間の取材にも快く応じていただいた中沢さん。当時すでに、体はがんに蝕まれ、その数日後には、再手術のために入院するという状況でした。そんな満身創痍の体で平和へのメッセージを伝えるために取材や講演活動を受ける姿は、文字通り命がけでした。「何度も死にそうになったけど死ななかった。そんな私が生かされたということは、すべきことがあるからだ」ということばが、改めて重く感じられます。お別れするとき握手した先生の手は力強く、そして温かかったです。先生が命をかけて伝え続けたメッセージを、今を生きる我々がしっかり引き継ぎます。心よりご冥福をお祈りします。

広島にて(2011-08-06)



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オタクも納得、映画『レ・ミゼラブル』
2012-12-23 Sun 01:25
映画・レミゼ

人生の最期に何をしたいかと尋ねられたら、私はこう答えています。

「レミゼを観たい」

1985年の初演(パリ初演は1980年)以来、ロンドンで27年間にわたり上演を続け、今なおロングラン記録を更新し続けているミュージカル『レ・ミゼラブル』。43か国で21の言語に翻訳され、世界中の6000万人を魅了したミュージカル界の金字塔です。私は東宝が製作する日本版はもちろん、イギリスでもアメリカでもレミゼあるところは追っかけ、観劇回数も30回を超えるほど大好きで特別な作品なのです。

それだけに、数年前に映画化が発表されて以来、期待とともに不安もありました。愛するレミゼがどんなふうに映像化されるのかと。どうしてもシビアな目で見てしまいます。そして、ついにきのう公開された映画版・・・。上映2時間半あまりで、完全にノックアウトされました。何度も見た作品、ストーリーは全部知っていますが、涙が止まりませんでした。原作の持つ感動やメッセージを伝えつつ、映画ならではの演出を加え、今考えられる最高のキャストによって、レミゼオタクの私にも納得の映画でした。また、これまでミュージカルに拒否反応を起こしていた人たちにも、ミュージカルの魅力を感じてもらえる作品に仕上がっていたと思います。あらためてレミゼの物語の力、楽曲の力はすごいです。

映画スターのイメージが強いヒュー・ジャックマンですが、私にとってはトニー賞の司会を何度も務め『ザ・ボーイ・フロム・オズ』でトニー賞ミュージカル主演男優賞を取ったミュージカルスター。だから今回のジャン・バルジャンの配役は文句なし。見た目のイメージでは敵役のジャベールですが、映画の中ではバルジャンそのものでした。牢獄時代のやせ細った顔と体、誰だか気づかないくらいです。映画『マンマ・ミーア!』でキュートな歌声を披露したアマンダ・セイフライドのコゼットもいいし、彼女に恋するマリウス役のエディ・レッドメインが歌う『カフェ・ソング』では、涙があふれ心の震えが止まりません。ラッセル・クロウの演じるジャベールからは冷徹一辺倒だけでない人間味も感じられ、なんといってもファンテーヌ役のアン・ハサウェイの歌がすばらしい。聞くものの胸が押しつぶされそうな悲しい歌声、熱唱です。憎たらしいテナルディエ夫妻ですが、舞台版同様、道化役もしっかり演出されていて、張りつめた空気を和らげます。そして一番の迫力は群衆で高らかに歌い上げる『民衆の歌』。この1曲だけでもお金払う価値は十分です。舞台さながらに、思わず拍手したり、手拍子したりしそうになりました。

映画ではオリジナルの新曲が加えられました。コゼットに出会ったバルジャンが歌う『Suddenly』です。初めて聞くこれがまた名曲で、このあとのバルジャンの生き方の理由がはっきりします。少年・ガブローシュの屍にジャベールが自分の勲章バッジを付けるシーンなど映画版での新しい演出も見もの。さらに舞台版で初代ジャン・バルジャンを演じたコルム・ウィルキンソンが司教役で出ているのも、レミゼオタクにはたまりません。

誰が主役でもなく、誰もが主役のミュージカル『レ・ミゼラブル』。映画版でも何度も繰り返し観ることで、違った発見や感じ方がありそうです。もちろん、私はまだまだ観に行きます。



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祈回復、團十郎さん
2012-12-18 Tue 16:49
一報に驚き、案じました。

「市川團十郎さん緊急入院!」

急きょ、京都・南座へ。ちょうど1週間前、團十郎さんの「梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)」を観て、その存在感に圧倒されたばかりでした。迫力たっぷりの役者ぶり、キラキラ光るスターのオーラ。心身ともに万全に見え「さすが團十郎」とうなっていました。その團十郎さんが・・・。

南座の担当者を取材をすると、風邪の症状で大事を取っただけとのこと。病院には行ったが、入院はしていないとも。ほっとしました。團十郎さんは、再発の危険性はないというものの2004年に白血病を患ったこともあって、用心するに越したことはありません。勘三郎さんの突然の死があったばかりで、歌舞伎界の宝には、ゆっくり養生していただきたい。

昼の部の代役には中村翫雀さんが立ちました。なんと梶原平三は初役だったそうです。朝、突然の配役だったわけですが、観た人によると、そんなことは微塵も感じさせない見事な梶原平三だったそうです。歌舞伎役者さんってすごいですね。夜の部の「船弁慶」弁慶の代役は中村橋之助さんです。こちらも團十郎さんが戻られるまで、しっかり務められるでしょう。何よりもまずは、團十郎さんの回復を祈るばかりです。
休演お知らせ

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舞台は楽し~すごいヤングシンバがいた!
2012-12-15 Sat 20:52
LK大阪2
今月20日、ミュージカル『ライオンキング』は日本公演15年目に入ります。つまり私がライオンキングにとりつかれて15年になるということです。この間、東京と並行して全国主要都市での公演を繰り返しましたが、東京公演は途切れることなく丸14年ものロングランをばく進中。さらに延長を繰り返していて、文字通りの「ミュージカルの王様」です。一方、大阪は日本初演から遅れること4か月で開幕し、21か月間のロングランを達成。しかしそれっきりとなり、関西ファンは長らく寂しい思いをしてきました。そして、10月28日ようやく大阪に帰ってきたのです。実に12年ぶり、待ちに待った関西ファンの期待を表すように、劇場は連日の大盛況となっています。関西の皆さんにも身近にこの名作を味わってもらえることはうれしくてなりません。

そんな私もきょう、早くも2回目の観劇。ライオンキングの総計にすると14年で40回を越えました。周りからは不思議がられますが、何度観ても感動はあせることなく、それどころか毎回あらたな発見をし、思い入れは深まるばかりです。今回は四季の会(ファンクラブ)の先行予約初日に電話2台とパソコンを駆使して取った最前列のシート。細かい表情や演技、役者たちの息づかいや汗のほとばしりまでしっかり感じてきました。

私の長年のライオンキング観劇の中でも、きょうは一際すばらしい役者さんに出会えました。その人は、原 光希くん。なんと小学5年生の男の子です。これまで本格的な舞台経験はないという彼が、レベルの高い四季の俳優陣の中にあって、引けを取るどころか、それ以上の熱演をしています。原くんの役は主人公シンバの子どものころ、ヤングシンバ。実に表情豊かな演技をします。のびのびと活き活きしていて、やんちゃなヤングシンバそのもの。なにが素晴らしいって、自分のセリフ以外のところでの表現が繊細で見事なのです。1幕、ほぼ出ずっぱりの原くんの演技に釘付けにさせられました。子どものころのシンバが活き活きと表現されるからこそ、おとなになってからのシンバの苦悩や葛藤が際立つのです。その意味と重要性を、作品を何度も何度も観ている私が今さらながら気づかされました。

さらに、激しい動きの中での歌もセリフもブレないのにも驚かされます。開幕前のサンテレビのニュース番組で彼を密着取材しているのを見ました。たしかお父さんは詩吟のお師匠さんで、原くんも小さなころから詩吟をしているのだとか。きっと、そのおかげなのでしょう。日本で丸14年も続くライオンキング。すでにヤングシンバを経験した子役たちが、今ではミュージカルをはじめ様々な分野で活躍をしはじめています。早くも原くんの将来に期待したくなりますが、まだ始まったばかりの大阪ライオンキング。まずはヤングシンバとしての成長を楽しみにしましょう。ヤングシンバを演じるの男の子は全部で5人、恋人のナラの子どものころを演じる女の子も5人。小さいけれど存在感の大きな子役たちを劇場で発見してみてください。

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碧空の狂詩曲~お市の方外伝~稽古を取材して
2012-12-01 Sat 11:03
碧空の狂詩曲

「これだから芸能界は甘い!」当然そんな声も多い酒井法子さん女優復帰の舞台『碧空の狂詩曲~お市の方外伝~』。その稽古場に丸一日密着取材しました。酒井さんの件で話題だけが先行する舞台ですが、8時間の稽古を見た率直な感想は「のりピー復帰どうのこうのではなく、純粋に舞台作品として期待できる」ということです。物語は織田信長が天下統一の勢いに乗る安土桃山時代の話。酒井さん演じるのは信長の妹・お市の方です。お市は政略結婚によって浅井長政と結婚したと言われていますが、物語ではお市自身が選んだとの解釈で描かれます。決して堅苦しい歴史モノではなく、笑いあり本格的な殺陣のアクションシーンあり、そして泣かせる場面ありとエンターテインメント性十分。そこに今井雅之さん金山一彦さんといった個性派たちが容赦なく絡んでいくんですから、想像がつくでしょう。

また若手の俳優陣の中にも光る存在が数多くいます。その一人が羽柴秀吉役の兼崎健太郎さんです。幕開きは現代の小劇団が舞台。そこから時代がさかのぼるのですが、兼崎さんがテンポのいいはじけた演技で一気に観客を引き込んでいくはずです。彼は『ミュージカル テニスの王子様』でデビュー以来、幅広い活躍をしていますが、やはり主戦場は舞台の役者さん。その演技や発声も、はっきりした顔立ちやすらっとした体型すべてが舞台に映えます。本人は「背が高いだけです(186センチ)」と謙遜しますが、その存在感はベテランとも伍しています。浅井長政を演じる鈴木秀人さんは、映画やテレビで活躍する俳優さんですが舞台は初出演だとか。大事な役どころを渋く決めています。ちなみにミヤネ屋の気象予報士・蓬莱さんが役者を目指していた時に、養成所で同期生だったとか。意外な繋がりが・・・。そのほかにも、活きのいい若い役者さんがいます。劇場で確かめてみてください。

脚本・演出は自身が俳優であり劇作家、演出家、演劇プロデューサーとしても活躍する斎藤歩さん。役者の気持ちがわかるからなのか、出演者の声を聞きながら細かい手直しや大幅な変更を繰り返して作り上げていくさまは、舞台ができていくと同時ににチーム「斎藤組」がまとまっていく過程にも感じられました。ラストシーンは斎藤さんの手による歌を酒井さんが歌います。お市の方の辞世の句がモチーフになっているそうです。ここも楽しみなところ。酒井さんは、この日も8時間の舞台稽古の前にボイストレーニングをしていたそうです。インタビューした今井さんがおっしゃっていました。「最初は興味本位で見られるのも結構。でも見て良かったら必ずリピーターになってくれるはず」と。この作品に対するベテランの手ごたえと受け取りました。公演は今月15日から24日まで、東京渋谷区文化総合センター大和田さくらホールです。

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