藤村幸司
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舞台は楽し~ミュージカル『リトルマーメイド』
2013-04-30 Tue 17:33
リトルメーメイド
幕が上がると同時に、劇場が幻想的な海に一変。今までになかった縦横無尽なフライング(宙乗り)で、空間をキャラクターたちがほんとうに泳いでいるかのよう。劇団四季が創立60周年に贈る日本初演ミュージカル『リトルマーメイド』が開幕しました。あのアニメーションの世界を見事なまでに舞台芸術に昇華させた作品です。

『美女と野獣』『ライオンキング』『アイーダ』に続いて四季とディズニーがコラボした第4弾。2008年にブロードウェイで初演されて(評判はいまひとつでしたが・・)以来、去年ヨーロッパ版で手が加えられグレードアップしたとのうわさに、日本のファンは待ちに待っていました。人間の王子・エリックに恋をした人魚・アリエル。海の魔女・アースラと契約し自分の声と引換えに人間の足を手に入れ地上でエリックと再会するけれど・・・というおなじみの長編アニメが原作です。ヨーロッパ版をさらに改良し、アニメならではのファンタジーの世界を壊すことなく舞台化されました。これぞディズニーミュージカル、これぞエンターテインメントです。

見どころ満載ですが、まずは海中の生き物たち。そのリアルで楽しいこと。『ライオンキング』のサバンナの動物たちにも驚かされましたが、そんなパペットに加えて、フライングやローラースケートなど違う手法も加え、活き活きとした魚たちには圧倒されること間違いなし。観客はみんな口をポカーンと開けながら、上を見上げています。ベテラン青山弥生さんが演じるアースラは巨大タコ。その足は感情によって暴れるのですが、操る黒子さんたちの8本足さばき?にもご注目!さらに大ベテラン飯野おさみさんが、カニのセバスチャン役でコミカルな大熱演。ある意味、衝撃です。

音楽もポイントです。アカデミー作曲賞を受賞した名コンビ、アラン・メンケン(作曲)と故・ハワード・アッシュマン(作詞)による「アンダー・ザ・シー」、「パート・オブ・ユア・ワールド」などおなじみのナンバーに加え、新たに10曲が追加されています。残念ながら海の中なのでダンスシーンは多くありませんが、カモメのスカットルと仲間たちのタップは一気に盛り上げてくれます。このシーンのためだけでも、また観たいくらい。

性別や年齢によって感じ方や見どころは違うでしょう。でも作品に流れる「愛と希望」という究極のテーマは誰もが心動かされるはず。子どもだけではなく大人たち、もちろん男性でも満喫できます。

アリエル/谷原志音 エリック/竹内一樹
アースラ/青山弥生 トリトン/芝 清道
セバスチャン/飯野おさみ スカットル/丹下博喜
グリムスビー/松下武史 フランダー/大空卓鵬
フロットサム/一和洋輔 ジェットサム/中橋耕平
シェフ・ルイ/リーワード/岩城雄太

東京・大井町の四季劇場[夏]でロングラン上演中です。



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涙腺決壊!新演出『レ・ミゼラブル』
2013-04-28 Sun 23:20
新生レミゼ帝劇ロビー
愛してやまない作品が生まれ変わって帝劇に帰ってきました。というわけで何を置いても、ミュージカル『レ・ミゼラブル』プレビュー公演(本公演は来月3日開幕)のため上京。実は24年続いたオリジナル版が終わって、レミゼが新しくなると聞いたときから「盆(回り舞台)を使わない」代わりに「映像を駆使する」というので、心配していました。だって盆を巧みに使ったのがレミゼだったし、今、はやりの映像を使った舞台演出も、セットに凝らない“逃げ”のようで、下手すれば“安っぽく”なってしまうからです。そんな気がかりを抱えて観た新生レミゼは・・・

まったくの杞憂でした。すばらしい!!涙が止まりません。

セットが立体的になり臨場感が増しました。盆にしかできないと思っていた場面も、「そんな手があったか」と唸らせます。気になっていた映像も、多用しすぎず見事にはまっていました。装置は洗練され、照明もいい。ワンシーンワンシーンが美しく絵画のようでもあります。学生が旗を振る場面などそのまま切り取って飾っておきたいくらい。さらに効果音も3D化?で、戦闘シーンでは客席にも弾丸が飛んでくるかのような迫力。

これから観る方のためにも、詳細は書きませんが、新演出は、原作本来のストーリーが、より繊細に表現されています。これまで端折られてたエピソードがさらりと盛り込まれていたり、演技が加えられていたりして、物語がわかりやすくなりました。40回以上ミュージカル版のレミゼを観ている私でも、映画や原作や解読本などではじめて、ストーリーの背景を知ることも少なくないのですが、そのあたりも新演出では意識しているようでした。新たな演出は実際、劇場で確認していただきたいのですが、名曲『カフェソング』でのキャンドルを使った演出も泣きどころです。

オープニングの♪ジャ、ジャーンジャジャジャーンのところでは、音が軽くなったように感じたのは、楽器の数が減っているからだとか。ただし全体的には弦楽器が増えているそうで、その分、登場人物の心情深くまで音楽が奏でているようでもありました。役者さんたちの歌唱も、これまで以上に感情が歌に込められ、メロディに乗っているものの、心で語っているように聞こえます。私には音楽的知識がありませんが、アレンジも大きく変わっているそうです。ただしレミゼの世界はまったくそのままなので、古いファンも納得でしょう。作品の持つパワーのすごさを実感できます。

一方、客席は新しいお客さんが増えました。終演後、楽屋を訪ねた際に、前演出から出演している石飛幸治さんは「映画のヒットのおかげ。ありがたい。そしてもっと愛してもらえる作品にしていきたい」と話していました。石飛さんによると、今でも日々、手直しが加えられているんだとか。10月・名古屋公演まで続く新演出『レ・ミゼラブル』、まだまだ成長を続けそうです。これは目が離せませんよ!!

ジャン・バルジャン/吉原光夫  ジャベール/川口竜也
エポニーヌ/笹本玲奈  ファンテーヌ/里アンナ
コゼット/若井久美子  マリウス/原田優一
テナルディエ/KENTARO  マダム・テナルディエ/森公美子
アンジョルラス 上原理生  ガブローシュ/鈴木知憲
(4月27日夜の部)


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舞台は楽し~新シンバ誕生に立ち会って
2013-04-17 Wed 02:05
ライオンキング南晶人
40回以上観ているミュージカル『ライオンキング』。中でも好きなのが1幕のラストで「ハクナマタータ、心配ないさー」と歌いながらヤングシンバ(子ライオン)が一気に青年シンバになって、ロープにつかまって登場する場面です。声量たっぷりに、なおかつキレのあるダンスで、大人になったシンバの最初の見せ場となります。そのシーンが近づいてくると何度観ていても、毎回ワクワクするものです。

でもきょうは、ワクワクに加えてドキドキも感じていました。というのは初めてこの役を演じる、新しいシンバのデビューの日だったからです。その人は南晶人さん。去年10月の大阪ライオンキング開幕の時からパンフレットにはシンバ役に名を連ねていましたが、満を持しての登板となりました。実はこの役は、稽古を積んでようやく抜擢されても、出来が悪ければ1回で降ろされてしまうくらい厳しいポジション。今や不動のシンバとなった田中彰孝さんも、デビューでは1回で降ろされ、稽古場に戻されたのは有名な話です。

よって、もしかするときょうも「1回きりのシンバ」かもしれないし「伝説のシンバ誕生」に立ち会うことになるかもしれないという、ライオンキングファンにとっては記念すべき公演だったわけです。もちろんシンバデビューの南さんにとっても勝負の舞台。そんな心境を思い測ると、こちらまでドキドキするのもおわかりいただけるでしょうか。

そして1幕のラスト、件のシーンでいよいよ登場となりましたが、硬さを感じさせない涼しげな笑顔とパワフルな歌声で、瞬時に観客の心をつかんだ気がします。また2幕の聴かせどころ「終わりなき夜」や「お前のなかに生きている(リプライズ)」の堂々たる歌いっぷりは、若きキングそのもの。おそらくとてつもないプレッシャーの中でのデビューだったでしょうが、あの満員の客席の拍手とスタンディングオベーションがすべてを物語っていると思います。これからさらに“南シンバ”を磨いていければ、「伝説のシンバ」となることでしょう。

それにしても、いい舞台といい役者に出会った時のこの幸福感ときたら・・・、最高です。


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“新生”歌舞伎座こけら落とし
2013-04-02 Tue 22:47
歌舞伎座内覧
“新生”歌舞伎座は、きょうがこけら落とし。残念ながら初日には行けませんでしたが、先日、内覧会でひと足はやく、隅々まで見てきました。見た目は、前の歌舞伎座そのままで、「新しくなった」というよりも「3年ぶりに帰ってきた」という印象です。場内の色味などもこれまでのものが踏襲され、舞台の幅や花道の長さも同じ。これは役者さんの体に染みついた感覚を大事にするためだとか。また舞台のサイズを変えると大道具など全部新調する必要があるからという理由もあるそうです。そんな伝統を守った一方で、いたるところに新しい技術やこだわりもありました。

中でも一番の驚きは、見た目は変わらない座席の座り心地が格段にアップしたこと。客席数を減らしてまでも、前後左右にゆとりを持たせ、シートは疲れにくい新素材を使用、デザインは人間工学に基づいた設計と、超~快適に。これは長時間の歌舞伎見物には助かります。全国の劇場を渡り歩いていますが、スペースも座り心地も間違いなくトップクラスです。またどこからでも見やすいのも特徴で、3階の最後列に座っても花道のセリ(スッポン)まで見ることができます。さらに、これまでは階段しかなかったのが、初めてエレベーター、エスカレーターが設置され、バリアフリー化も進みました。

初めてと言えば、初心者向けに「字幕ガイド」も導入されています。これまでの「イヤホンガイド」の耳で聞く音声解説とは別に、目で見る解説。座席前に小型のモニターをつけて作品の説明や、台本などが舞台の進行に合わせて表示されるというものです。レンタル料は1000円。内容の充実が期待されますが、日本語だけでなく英語表示もするそうで、外国のお客さんにもいいですね。

舞台のサイズは同じでも、舞台装置はかなりグレードアップしています。深さ4・4メートルの中奈落のさらに下に深さ11・4メートルの大奈落ができました。これは日本の劇場の最大級。またこれまでの松・竹・梅の3つのセリに加えて横幅11・5メートルの大ゼリも追加されました。これによって大掛かりなセット転換やサプライズの演出も可能となって、考えるだけでもわくわくしてきます。また役者さんの楽屋やお風呂など舞台裏も見学してきましたが、芝居好きには夢のようなひとときでした。
歌舞伎座楽屋

きょうは十八世中村勘三郎丈の当り狂言『お祭り』に勘九郎さんの長男・七緒八ちゃん(2歳)も登場して、劇場が大いに沸いたとか。まさに歌舞伎座の新開場は、新しい歌舞伎の歴史のスタートを感じさせます。はやく、あのゆったりとした座席で、新時代の歌舞伎を堪能したいものです。しばらくは、こけら落とし公演のチケット取りは激戦になりそうですが・・・


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