藤村幸司
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劇団四季『人間になりたがった猫』
2013-09-24 Tue 01:00
京都劇場
劇団四季の常打ち小屋(専用劇場)でなくなって以来、久々の京都劇場へ。演目はファミリーミュージカル『人間になりたがった猫』です。かつては“子どもミュージカル”と言われ、私も、子ども向けの作品としての認識しかありませんでしたが、今回の観劇で、考えが変わりました。四季のトップ俳優たちの手によって、以前よりも格段にクオリティが上がり、完成度の高い作品に変貌しています。子どもはもちろん、大人たちの鑑賞にも十分耐えうる、いや大人たちが感動できる作品です。その裏付けとして、30以上ある四季のファミリーミュージカルの中でも、公演回数が約1800回と、『人間になりたがった猫』は最多を誇るのです。

原作はアメリカの児童文学作家ロイド・アリグザンダーの同名小説。人間になりたがっている猫・ライオネルが、ご主人の魔法使いから、罰として人間に変えられてしまうことから物語は始まります。さまざまな人間と出会い、人間の優しさも恐ろしさも知るライオネルですが、最後は我々人間たちが、ライオネルから教えられたことに気づきます。四季の作品に共通するテーマ、生きることのすばらしさ、友情、勇気、思いやりなどが、名曲揃いのナンバーに乗って、じわじわ心に染みてきます。

主役は上川 一哉さん。たしか5年ほど前にも彼のライオネルを見ているんですが、驚きました。作品自体に感じた違いは、そこが原因なのかもしれません。伸びやかで力強い歌声の美しいこと。でも決して歌い上げるのではなく、ライオネルの心情を歌で語るのです。聞くところによると「リトルマーメイドから発声を変えた」という話しも。東日本大震災後、被災地を回った『ユタと不思議な仲間たち』や、新作オリジナルキャスト『リトルマーメイド』などを経たことも、ライオネルに深みが出た理由かもしれません。上川さんの初舞台が2005年のこの『人間になりたがった猫』のアンサンブル。原点に返って、再び丁寧に演じているからこそ、まるで新作をみるような感動を味わえたのでしょう。加えて『リトルマーメイド』ではほとんどなかった上川さんのダンスが、今作ではたっぷり見られるのも楽しみです。

そのほかユタの寅吉じいさんでおなじみの吉谷昭雄さんや、川原洋一郎さん種井静夫さんら安定したベテラン陣と、フレッシュなアンサンブルたちが、すばらしいカンパニーを作り出しています。上川さんもそうですし、退団後も多方面に活躍している柿澤勇人さんも、『人間になりたがった猫』のアンサンブル出身。今回の若手の中からも、次のスターがうまれることでしょう。恒例の俳優陣のお見送りもありますから、スター候補生を探してください。

ちなみにこの京都公演は、平日は、京都の小学校239校、1万6000人あまりを対象にした“こころの劇場”で、一般は土日のみの全9公演です。千秋楽は10月6日。子どもたちが観やすいように、開演時間を11時30分と15時に設定しているのもうれしい気遣い。ぜひ、ピュアな子どもたちに観てほしい作品ですし、けがれた?大人たちも心の洗濯にお出かけください。

ステファヌス:種井静夫  ライオネル:上川一哉
ジリアン:小川美緒  タドベリ:吉谷昭雄
トリバー:久居史子  スワガード:川原洋一郎

【男性アンサンブル】
大村真佑 戸高圭介 八百亮輔 深堀景介
馬場礼可 北村 優 名児耶 洋
【女性アンサンブル】
熊本梨沙 今 彩乃 大森真理 澁谷陽香
若松小百合 鈴木晶子 江國冴香 石栗絵理
松島明希 滝沢和貴

劇団四季予約センター SHIKI ON-LINE TICKET http://489444.com (24時間受付)


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劇団四季ソング&ダンス 60 感謝の花束
2013-09-11 Wed 12:50
SD 60
事件、事故、猛暑に災害と、全国を飛び回る日々で、なかなかブログ更新できませんでした。でも、舞台だけはしっかり観ています。きのうは『劇団四季ソング&ダンス 60 感謝の花束』の神戸公演へ。実は先月、開幕の京都公演初日に行くはずでしたが、遠出の取材のため間に合わず、待ちに待って、神戸でリベンジを果たした格好です。

『ソング&ダンス』とは、これまでに劇団四季が上演してきた数々のミュージカルから厳選し、新演出の歌とダンスでつないでいくエンターテインメントショー。今回はシリーズ第6弾となり、四季創立60周年記念作品として、ファン感謝の気持ちと劇団の歴史がたっぷり込められた構成です。

オーヴァチュアは、おなじみのヴィヴァルディの四季で開幕。そして『コーラスライン』の♪愛した日々に悔いはない、『ユタと不思議な仲間たち』から♪生きているってすばらしい、と続きます。このあたり、まさに四季が60年伝え続けてきた“人生讃歌”そのものです。さらに『キャッツ』メドレー、『ジーザス・クライスト=スーパースター』『オペラ座の怪人』と進み、みるみるうちに四季ミュージカルの世界へ誘われます。もちろん、ディズニーの『ライオンキング』『美女と野獣』など定番に、新作『リトルマーメイド』のナンバーも加わりました。さらに2幕は四季オリジナルミュージカルから三木たかしさんのナンバーがズラリ。間違いなく、どれも名曲で、何回も観ているのですが、アレンジが変わり、ダンスが変われば感じ方も実に新鮮です。それを体現するのは鍛え抜かれたダンサーの躍動感、しなやかさ・・・、パワフルで伸びやかな声量と、抜群の歌唱力を見せつけるボーカルたちの実力にほかなりません。

55周年の『55ステップス』、続く『The Spirit』を土台にしながらも、さらに洗練された『60 感謝の花束』。観客参加型も、すっかり定着してきました。観客は、あこがれの四季の舞台に立てるチャンスが突然やってくるサプライズも準備されています。あっという間の2時間10分。もっともっと劇場にいたいという気持ちを断ち切り、ロビーに出ると、さっきまで舞台にいたスターたちが、笑顔で見送ってくれます。誰もが心地よい余韻と興奮に浸れることでしょう。

観劇後、ミュージカルファンなら、お気に入りの作品をもう一度、観たくなるに違いありません。私も今、無性に『アイーダ』や『ユタ』『クレイジー・フォー・ユー』が恋しくなっています。一方で、「芝居中に歌いだす」という先入観だけでミュージカルが苦手という皆さんには、最高の歌とダンスだけで組み立てたショーですから、先入観を吹き飛ばし、ファンへの第一歩を踏み出すことになるでしょう。『劇団四季ソング&ダンス』は、来年まで全国を回ります。来月には並行して東京公演も開幕します。おいしいとこ取りの四季ミュージカルは、夢の世界です。

【全国公演】劇団四季ソング&ダンス 60 感謝の花束
ヴォーカルパート
飯田洋輔/李 涛/飯田達郎
光川 愛/福井麻起子/松元恵美

ダンスパート
西尾健治/松島勇気/朱 涛/大森瑞樹
斎藤洋一郎/水原 俊/松出直也/林 晃平
原田麦子/須田綾乃/井上佳奈/高田直美
坂本すみれ/相馬杏奈/西田ゆりあ/加藤久美子


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