藤村幸司
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劇団四季『コーラスライン』開幕!
2015-09-20 Sun 19:28
2015コーラスライン
セットも衣装もいたってシンプル、淡々と進むストーリー。これで休憩なしの2時間25分とくれば、普通は冗長で退屈になりそうなものですが、とんでもない。観客の気持ちを一気にラストまで引っ張り続けます。その秘密は誰もが自分にあてはめられるストーリーと、圧巻のダンスパフォーマンスにほかなりません。セットや衣装がない分、生身の俳優たちのパフォーマンスこそが作品の力。「人ってここまでできるんだ」それを目の当たりにすると、客席にいる自分の心が震え動いていることに気づくはずです。

きのう開幕した劇団四季の代表作『コーラスライン』。ダンサーのオーディションを物語にしているバックステージもの、一見マニアックな作品です。とはいえ、79年に初演した劇団四季は、まもなく公演2000回を達成することからもわかるように、長年にわたって広く愛されてきました。それは俳優やダンサーだけではなく人間誰もが持つ純粋な気持ち、苦悩や葛藤、挫折と栄光、思春期のころの戸惑いなどドラマチックに、面白く描かれているからだと思います。

さて、きのう東京・自由劇場で幕を開けた『コーラスライン』の出演者たちも、座内オーデションによってえらばれた面々。つまり「この作品に出たい!」という思いの強い俳優たちが集まっているわけです。約2年ぶりとなる今回は大半が『コーラスライン』初出演といいます。そんなフレッシュな顔ぶれが、「手に入れたいこの仕事、何人取るのか~」と歌うと、それだけで物語と現実が交差するようです。


印象的だった初キャストの役者さんたちを上げると、まずはマイク役の上川一哉さん。『人間になりたがった猫』のライオネルや『ユタとふしぎな仲間たち』のユタ、『リトルマーメイド』では日本初演のエリックなどを演じた四季の看板俳優ですが、間違いなく『コーラスライン』も代表作になるでしょう。ダンスも歌も抜群に輝いています。ポール役でも配役されているので、こちらも気になるところ。初日ポールだったのが斎藤洋一郎さん。最近ではキュートな『アラジン』のオマールが鮮烈ですが、この陰のある役を見事に演じています。かなりの長ゼリフがあって、これまでのポールは四季独特の母音法の発声ばかりが気になったのですが、斎藤ポールの言葉は明瞭ながらやさしく心に届いてきて、いや~泣けました。ヴァルはダンスはうまいけどルックスで落とされ続けた女性ダンサー。三平果歩さんが歌う「ダンス10、ルックス3」は声の表情が豊かで聞かせます。また演出家のザック役も初キャストの荒川務さん。厳しさと優しさ、強さと弱さを併せ持つ男を好演です。

と、上げたらきりがないんですが、今回のカンパニーは初見の方もリピーターも、ぜひご覧ください。東京公演は11月23日(月・祝)までですが、そのあと地方を回るそうです。私はこのあと何回観劇することになるのやら。今までに何度も観ている作品なんですが、それくらい気になるキャストたちが揃いました。

ザック 荒川 務 ラリー 政所和行 ダン 中村 巌 マギー 和田侑子
マイク 上川一哉 コニー 髙野 唯 グレッグ 塚田拓也 キャシー 坂田加奈子
シーラ 恒川 愛 ボビー 丹下博喜 ビビ 持田紗希 ジュディ 川井美奈子
リチー 深堀拓也 アル 川口雄二 クリスティン 古田しおり ヴァル 三平果歩
マーク 大村真佑 ポール 斎藤洋一郎 ディアナ 松山育恵
【アンサンブル】
肥田晃哉 高橋伊久磨 田邊祐真 松下湧貴 田川光希 田原真綾 小坂華加


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劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』
2015-09-03 Thu 00:20
crazyforyou.jpg
歌って、踊って、恋をして、これぞブロードウェイミュージカル!というべき劇団四季の『クレイジー・フォー・ユー』全国公演が、京都で幕を開けました。20年あまり前に私をミュージカルの魅力に引きずり込んだのが、この作品でした。誰もが耳にしたことのあるガーシュウィンの名曲と、タップダンスや身の回りの道具を楽器に変えて踊る〝群舞〟が見せ場となるスーザン・ストローマンの振り付け。何度も観ていますが、改めて作品の完成度の高さにうなります。

主役のボビーは松島勇気さん。これまで何人ものボビーを観てきましたが、こんなに表情豊かで、存在感だけで笑わせられるのは彼を置いていないかもしれません。相手役のポリーは宮田愛さん。私にとって伝説のポリー、保坂知寿さんのイメージが強い役ですが、知寿さんのエッセンスを残しながら新たなポリーができつつあります。魅力的なコンビです。

また今回特に感じたのは女性アンサンブルの存在。派手な衣装を身にまとったダンサーたちが、脇役とはいえそれぞれに個性を感じさせ、それなのに調和し全体に邪魔しない絶妙なカンパニーなのです。男性アンサンブルでは、つい2週間前に『アラジン』でカシームとして拝見したばかりの西尾健治さんがさすがの安定感を見せ、先日、『報道ステーション』に出演するなど注目株の伊藤綾祐さんは、飛んで跳ねて見せ場を作っています。

それからちょっと驚いたのは、キャスト表に〝阿部よしつぐ〟の名前を見つけたこと。TSミュージカルファンデーションや東宝ミュージカルで注目していた役者さん。阿部さんの『レ・ミゼラブル』バベはずいぶん観たものです。短かったけど同じく彼のアンジョルラス役も良かったんです。「いつの間に四季に?」と思って四季のHPを調べてみたら、去年、オーディションに合格して入団されたよう。すでに『クレイジー』のほか『ジーザス・クライスト=スーパースター』にも出演済なんですね。ただもっと驚いたのは「もしオーディションに落ちたら、俳優を引退しようと思っていました。でも合格という連絡をいただき、首の皮一枚で、再び俳優業をスタートしました」というではないですか。いったい何があったのかわかりませんが、そんな熱い思いや緊張感を持った役者さんが揃っているからこそ、観客は夢の世界でハッピーになれるんだと思います。

京都を皮切りに全国公演は来年の年明けまで続く長丁場です。そのパンフレットにはボビー役に新たに萩原隆匡さんの名前があります。萩原さんといえば、現在『アラジン』のカシームで出演中ですが、急きょ加わったジーニー役でも大評判となった劇団四季で今、乗りに乗っている役者さん。もし新ボビーとして期間中に登場することがあるなら、こちらも楽しみです。とにかく元気になりたい人、楽しいものが好きな人は劇団四季の『クレイジー・フォー・ユー』へ。

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