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藤村幸司
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大勢の前でしゃべる術③
2007-06-27 Wed 00:00
大勢の前で、緊張せずにしゃべるコツ3回目です。

誰でも緊張はするもの。その緊張を楽しむ余裕を持つには『場数を踏むこと』が一番です。『経験』が不安を取り除いてくれるのです。でも、そんなに『場』が転がっているわけではありませんよね。そこで、経験をを補ってくれるのが、これ。

『準備』

経験上、本番に臨むにあたって、気になることや、不安な部分を残したままにしておいて、うまくいった試しがありません。準備万端にしていても、失敗はあるんですが、準備をしっかりしていると、余計な緊張をしなくて済みます。

では、しゃべる『準備』とは何をすればいいのでしょうか。まず、『しゃべる内容を整理すること』。どこで、だれを相手に(人数は?)、どのくらいの時間で、何を話すのか。聞き手はしゃべり手に何を求めているのか、自分は何を言いたいか、このあたりをしっかりまとめておくことです。起承転結を基本に、話す順番の構成も必要でしょう。

原稿を見ながらしゃべることに賛否はありますが、要点を書いた『メモ』を持っておくことは、精神的な御守りにも保険にもなります。

先日、演劇界のアカデミー賞と言われるトニー賞の授賞式を見ていて気づいたことがあります。アカデミー賞も同じですが、受賞者はステージの上でスピーチをするとき、必ず、スタッフや関係者、家族の名前を一人ずつあげて、感謝の気持ちを表します。毎年「さすが一流のアーティストたちは、スピーチも上手だなぁ」と思いながら見ているんですが、今年、『春のめざめ』で最優秀助演男優賞に輝いた、ジョン・ギャラガー・ジュニアは小さなメモを見ながらスピーチをしていました。

そこには、おそら関係者の名前が記されていたんでしょう。お世話になった人の名前に漏れがあってはいけないと、用意したんだと思います。だいたい、だれが受賞するかもわからない、あのような場では、原稿のないフリートークが普通です。でも、「忘れないだろうか」「大事なことを飛ばしたらどうしよう」などと心配しながらしゃべるより、メモを使ったほうが安心なら、堂々と使えばいいんだと思いました。ジョンのスピーチは、飾りがなく彼らしくて、メモを見ながらでもスマートに映りました。

メモがあっても、緊張のあまり見ることができないとか、いったんメモを見始めたら、もう目を離すことができなくなったという経験をお持ちの方もいるはずです。そこで大事な準備がもうひとつ。『予行演習』です。テレビでも一番緊張するのは、ぶっつけ本番というやつ。リハーサルをして、自信をつけておくことは欠かせません。

予行演習は、大きな声を出して実際にしゃべってみることです。普段はペラペラしゃべっているのに、メモをもとに筋立てて話そうとすると、どこで息をつぐのかすら分からなくなることがあります。実践に近い状態で、声を出していると、原稿の不自然な表現に気づきますし、要点も頭に入ってきます。さらに録音をして聞きなおしてみると、「えー」とか、「~でぇ」など、自分のしゃべりのクセも分かります。それを修正しながら繰り返し練習していると、自分でも上手くなった『気』になるはずです。

その『気』が大事です。緊張を減らすには自信が一番。場数の変わりは十分な『準備』だということが、お分かりいただけたでしょうか。

3回にわたって、緊張しないための『話す前』のコツをあげてきましたが、次回は、実際に話しているときに気をつける点を紹介します。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
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この記事のコメント
#124 これで小心者返上?
たくさんのアドバイス有難うございました。藤村さんのアドバイスを読んだだけでも気分的に楽になりました(って、単純すぎ?)。今後の参考にさせてもらいます!よーし、明日から小心者返上です\(^O^)/
2007-06-27 Wed 22:01 | URL | 小心者 #-[ 内容変更] | top↑
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