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藤村幸司
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本当に手抜きはなかったか
2007-07-27 Fri 12:10
「鬼畜」

この二文字を地で行くおぞましい事件。4年前、長崎県大村市で、当時26歳の男性が、交通事故で亡くなったのは、実は保険金目当てに、父親らが事故を装って殺害していたというもの。漠然と「長崎には悪い人はいない」などと思っている私は、全国ニュースで長崎発のこんなニュースを聞くのが残念でなりません。

保護司や民生委員、交通安全活動推進委員などを務め、地元の名士だったという佐々木繁一容疑者(75)。この男、保険金1億2000万円のために、何人かに息子の殺人を依頼したものの、断られたので、最後は自らわが子に手をかけたといいます。まさに、表の顔と裏の顔を使い分けていたわけです。事件後に自宅を改修したり、高級外車を購入したりしていたと聞き、ますます腹の底が、ムカムカしてきました。ただ、殺された26歳の男性の冥福を祈るばかりです。

最初、ニュースで現場の映像を見たときに不思議に感じました。ミニバイクで道路脇の側溝に落ち、水死しているのが見つかったとされていましたが、映っていたのは幅30センチほどで、大の大人が水死するような側溝ではなかったからです。こんなもの、実況見分や司法解剖で、すぐばれそうなのに、なぜ今まで明らかにならなかったのでしょうか。

続報が出るにしたがって、少しずつ分かってきました。佐々木容疑者は事件当夜、息子が倒れていると119番通報し、駆けつけた捜査員には「バイクが好きで、いつも夜中にバイクで走っていた。この馬鹿者が」と悔しがるそぶりを見せ、「これは交通事故なんです。解剖とかはしないでください」と訴えたといいます。と言われたからとはいえ、普通は調べるはずですが、長崎県警は、父親の訴え通り、解剖しませんでした。

知人数人に殺人依頼をしていたわけですから、知人たちは、当然佐々木容疑者の仕業だと疑うはずです。これら、複数の情報も警察に届いていたといいますが、いったん事故として処理していたので、「具体性がない」と本格捜査には至らなかったようです。

結局、「息子を殺してくれと頼まれた」とする知人男性からの通報で、県警が重い腰をあげ、今回の保険金殺人が明らかになりました。「この通報は、内容が迫真性に富んでいたので再捜査に乗り出した」そうですが、この事件、初動からすべてが怠慢、手抜きではなかったのかと疑ってしまいます。そして世の中には、保険金を手に「しめしめ」と、ほくそ笑んでいる鬼畜が、もっともっといるんではないかとも。

伊藤一長・長崎市長(当時)が殺された事件にしても、長崎県警は、城尾被告の知人男性から「城尾被告が伊藤市長の選挙事務所に行くようだ」と通報を受けていたにもかかわらず、何ら対応をしていませんでした。こんなことが続くと「警察に言っても相手にしてもらえない」「警察は信頼できない」と感じる人が確実に増えてしまいます。

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