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藤村幸司
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18歳の夏・・・
2007-08-23 Thu 00:51
夏休みも終盤。JRに乗ると、大きな荷物を持った旅行中とおぼしき人の姿が目立ちます。その中で、ある若者のグループが手にしていたきっぷを見て、なつかしくなりました。

『青春18きっぷ』です。

JR全線の普通列車と快速列車が丸一日乗り放題で、5枚セットが1万1500円。グループでも使えるので、ひとり当たり1日2300円という格安旅行にはぴったりのきっぷなのです。春、夏、冬の学校の休みの期間に発売されていますが、利用者の年齢制限はありません。

私がこのきっぷを使ったのは、文字通り18歳の夏。高校時代の先輩が関東の大学に進学したので、夏休みにみんなで遊びに行くことにしたのです。当時は国鉄の時代で、このきっぷも1日乗り放題と2日乗り放題がセットになっていて、名称も『青春18のびのびきっぷ』と言っていました。※発売開始の1982(昭和57)年の翌年に『青春18きっぷ』と改称されたそうです。

兵庫県の加古川から、先輩の下宿のある千葉県まで、のんびり鈍行列車の旅。たしか朝6時前の始発に乗って、ガラガラの車内で靴を脱いで足を伸ばしてくつろいで。大阪あたりで朝のラッシュとなって、滋賀県の大津あたりで、車内は再びすきはじめたのでしばし熟睡、名古屋を過ぎ、東京に近づくにつれ、今度は夕方のラッシュにぶつかり、目的地に着いたのは夜でした。小学生なら、「時間帯別・JR乗客の特徴と動向」みたいな自由研究ができそうなくらい、1日乗り放題きっぷを活用したものです。

時間はあるけどお金がない学生が、とにかく「安く行く」ために選んだ手段でしたが、今ではそれが、いい思い出になっています。列車で見た景色、出会った人たち、交わした会話、どれも今ではできない貴重な体験です。当時と比べると、『青春18きっぷ』で乗れる普通列車や快速は、格段にスピードアップしていますし、シートも良くなっているので、状況は違うかもしれませんが、この夏『青春18きっぷ』で旅している彼らも、おそらく新幹線や飛行機ではけっして味わうことのできない素敵な思い出を作っていることでしょう。

ちなみに、もともと若者をターゲットにしていた『青春18きっぷ』ですが、今は停年退職した団塊の世代の利用が増えているそうです。リタイヤ後に、夫婦で、また友人とあてもなく、のんびり列車の旅なんていうのも、いいですね。



『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

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