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藤村幸司
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舞台は楽し~レ・ミゼラブル(1)
2007-10-15 Mon 16:00
博多座先週末、福岡・博多座に行ってきました。かれこれ、この作品を観るために劇場に足を運んだのは、ざっと数えても15回以上になります。それなのに、まったく醒めることのない新鮮な感動は何なのか。ミュージカル『レ・ミゼラブル』には、とてつもないパワーが秘められていることを、あらためて思い知らされました。

大好きな作品でも、出来が悪くてがっかりさせられることもありますが、この『レ・ミゼ』に関しては、作品の魅力である重要なファクター(要因)が、しっかり守られているために、観客は裏切られることがないのだと思います。

その重要なファクターとは、公演パンフレットに寄せた音楽監督補の山口也さんのことばを借りると「レ・ミゼラブルは、『物語の内容』『音楽』『役者の動き』が見事に合っている」ということなのでしょう。ストーリーの奥深さ、美しくかつインパクトあるメロディの数々、役者の演技、そして歌唱力。どれが抜けても、この作品は成立しないでしょう。

今回も複数のキャストによる公演が行われていますが、私が選んだのは、以下の組み合わせ(10月13日・夜の部)。

ジャン・ヴァルジャン・・・山口祐一郎
ジャベール・・・阿部 裕
エポニーヌ・・・知念里奈
ファンティーヌ・・・山崎直子
コゼット・・・菊地美香
マリウス・・・山崎育三郎
テナルディエ・・・駒田 一
テナルディエの妻・・・阿知波悟美
アンジョルラス・・・岸 祐二


まず、注目していたのは、今回から参加しているマリウスの山崎育三郎さん。制作発表で歌っている映像を見て、その伸びやかな歌声に圧倒されました。聞けば、子どものころから、マリウスを演じるのが夢だったとか。それだけに思い入れも違います。見た目も、私のイメージするマリウスにぴったり。まだ21歳、これがミュージカルのデビューですが、過去の数多くのマリウスたちと肩を並べる堂々たる出来でした。間違いなく、日本のミュージカル界を背負っていく俳優さんになるでしょう。こんな新しい役者さんに出会うのはうれしいものです。そして今の彼の舞台を観られたことを幸せに感じます。

サインロビーの壁には、出演者のサイン入りメッセージが飾ってあります。山崎さんの隣は、山口祐一郎さん。現・ミュージカルのトップと、未来のスターが並んでいるように見えました。(画像左上が山口さん「多謝観劇」、右上が山崎さん)

これまでアンサンブル(脇役キャスト)として拝見していた阿部裕さん、岸祐二さんがプリンシパル(主役キャスト)として、それぞれジャベールとアンジョルラスを演じているのも、楽しみでした。やはり、二人とも『レ・ミゼ』に対する思いは特別なはず。それが、熱演となって舞台からビンビン伝わってきました。

知念里奈さんは、『レ・ミゼ』のコゼットをはじめ、『ジキル&ハイド』、『ミス・サイゴン』、『屋根の上のヴァイオリン弾き』など、ミュージカル作品でもよく拝見していて、毎回、「進化してるな~」と感じさせてくれるのですが、今回のエポニーヌは、「その実力が爆発!した」とも言いたいくらいの迫力でした。「板に付く」とは、このことを言うんでしょう。舞台の動きも歌も、自然で無駄がなく、エポニーヌそのものでした。彼女の歌の後には、会場のあちこちから、圧倒された観客の溜息が聞こえてきました。

いい台本に、いい楽曲、そしていい役者が揃っていると、こんなに舞台が楽しいものなのです。チケット代が15,500円、パンフレットが通常版と20周年記念版を合わせて4,000円、さらに私のような遠征組は交通費に宿泊費を加えて、観劇はけっして安くはありません。でも、こんな感動はお金では買えません。そして、生モノの舞台は、その時限り。こんな舞台を観せられてしまうから、ミュージカルはやめられないのです。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』


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