FC2ブログ
藤村幸司
http://fujimurakoji.blog91.fc2.com/
World Wide Weblog
濡れ手で粟
2007-10-29 Mon 13:08
「慌てる時は粟(あわ)を食うのではなく、泡(あわ)を食うのである」

これは、アナウンサーがアクセントの勉強をするときに使われる例文です。粟は「」の音が高く、泡は「」を高く読みます。でも今、若い人に粟(あわ)と言っても、実際に現物を見ることもないので、なかなか伝わりません。まぁ、私も粟(あわ)には、「粟おこし」「小鳥のえさ」というくらいの認識しかありませんが・・・。そんな話を栄養士の先生としていると、「白米に比べて栄養が豊富な粟(あわ)は、最近はアレルギー対策や健康スイーツなどにも利用され、栄養学的にも優れた食材よ」と教えられました。

粟(あわ)と聞けば、まず「濡れ手で粟」ということわざが思いつきます。濡れた手で粟(あわ)をつかむように、苦労もせずに利益を得ることの例えです。この「濡れ手で粟」という気持ちは、正直、誰もが持っているでしょう。「楽して儲けられるなら、それに越したことはない」というのは人情というものです。

でも一方で「世の中に、そんなおいしい話はない」という感覚も持っています。楽して何かを得ようとすると、どこかにひずみが出てくるものです。その場では「うまいことやった」と思っても、そんなやつには、必ずしっぺ返しがくると信じたいのです。それが分かっているから、人は真っ当な努力をし、挑戦をするのでしょう。

今、NHKでは、守屋武昌前防衛事務次官の証人喚問の中継が始まりました。この場でどこまで、明らかになるのか、疑問は残りますが、決してこれで幕引きになることのないよう願いたいです。正直ものがバカをみる世の中にだけはしないでください。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
別窓 | つぶやき | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<TVのアクセントを嘆く大女優 | アナウンサー・藤村幸司BLOG | 用件のない電話>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| アナウンサー・藤村幸司BLOG |
copyright © 2006 アナウンサー・藤村幸司BLOG all rights reserved. powered by FC2ブログ. template by [ALT DESIGN].
/