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藤村幸司
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たかさごや~
2007-12-09 Sun 09:16
じょうとんば私の地元・兵庫県加古川市から、JRでひと駅行くと、もう高砂市です。その宝殿駅前に立っているのが、熊手とほうきを手にしたお爺さんとお婆さんの像。結納や婚礼などめでたい儀式には欠かせない『尉と姥(じょうとうば)』です。こちらでは「じょうとんば」と発音します。名前は知らなくても、見たことはあるという人もいるでしょう。

「お前百までわしゃ九十九まで、共に白髪の生えるまで」の尉と姥は、ここ高砂が発祥なのです。尉(お爺さん)の持っている熊手は、クマデ→クジュクマデ→九十九までを意味し、姥(お婆さん)のほうきは、掃く→ハク→ヒャク→百を表しているそうです。

謡曲『高砂』で「高砂や~この浦船に帆をあげて~」と歌われた高砂神社、その境内に生える、一本の根から雌雄の幹が分かれた松『相生の松』。高砂市は、夫婦円満、健康長寿の街として1988(昭和63)年7月には『ブライダル都市宣言』をしています。そう言えば、結婚披露宴のメインテーブル、新郎新婦が座るのも『高砂』ですね。

まさに、めでたいことの象徴のような「高砂」なのですが、正直、この言い訳には首をひねりました。産地偽装や賞味期限改ざんで揺れる高級料亭『船場吉兆』で、さらに不適切な産地の記載や、原材料の不正表示があることがわかった問題です。その中のひとつが『高砂 穴子山椒(さんしょう)煮』と記された瓶詰のつくだ煮は、「高砂」と銘打ちながらも、実際に使用されたアナゴは、高砂市産ではなかったというのです。ご存知ない方に断わっておくと、高砂はアナゴの名産地として知られ、特に私たちは『焼あなご』を贈答用としても利用します。これが、結構いい値段するのです。

この高砂産でない『高砂 穴子山椒煮』について『船場吉兆』は、「めでたいことを表す意味で高砂という言葉を使っただけ」と言っているのですから、あきれます。この釈明こそが「おめでたい」気がしますよね。ただ全国ニュースで報じられたので、これで高砂のアナゴが有名になったかもしれません。広島・宮島のアナゴもおいしいのですが、ここのは一味違います。ぜひ一度、“本物を”食べてみてください。


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