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藤村幸司
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遊びは継承するもの?
2008-01-07 Mon 11:59
きょう7日は『七草がゆ』の日。一般的に、この日までが『松の内』と言われます。門松やしめ縄を飾って、お正月気分を満喫していてもいい期間です。私の地元では、正月飾りは15日までが普通でしたから、これにも地域差があるのでしょうが・・・。

いずれにしてもお正月休みも終わりです。気がついたら今年は『凧揚げ』や『こま回し』、『羽根つき』をする光景を見ることはありませんでした。私の子どものころは、正月を待つように、そんな遊びをしたものです。小学校高学年ころには『ゲイラカイト』が流行しました。それでも私は『やっこ凧』のほうが好きでした。当時は、ウルトラマンや仮面ライダーのやっこ凧が人気でしたが、私は決まってジャイアント・ロボか、仮面の忍者・赤影の凧を買ったものです。あの頃から、人と同じはいやだったのでしょう。

「最近の子どもは凧揚げもこま回しもできないんだろう」と思っていたら、小さな子どものいるお母さんから「とんでもない、今の子どものほうが上手にするよ」と言われました。幼稚園で「昔ながらの正月遊び教室」として教えているんだそうです。そういえば、普段でも地域のお年寄りを招いて、竹トンボや竹馬教室を開いている幼稚園も増えています。

今は教育の一環として、『遊び』を教える時代なのです。私たちが、近所のおにいさんやおねえさんから自然に教えられていた『遊び』が、「伝統文化の継承」のようなとらえ方をされていることに、寂しさも覚えますが、これも仕方のないことなのでしょうか。

かつて、まったく保育方針の違う二つの幼稚園を取材したことがあります。ひとつは年齢別に完全なカリキュラムが組まれているところ。英語や絵画、体操などは外部から専門の先生を招いて教育しています。コンピューター使った計算ゲームもありました。もうひとつは、ほとんど子どもの自主性に任せている保育園。「その日、何をするか」などは決まっていません。園児たちが自分で決めて遊びます。昼食の時間すら、はっきり決めず、子どもたちが熱中していれば、そのまま続けさせていました。年齢別のクラス分けはされていますが、遊ぶのは一緒です。

どちらの幼稚園でも、子どもたちはいきいきしていました。双方に良さがあります。でも、カリキュラム型の幼稚園にはないものを、自由な幼稚園では感じました。それはガキ大将的存在がいたり、年長さんが小さな子の面倒を見たりと、私たちの子どものころと同じような人間関係があったことです。いじわるをする園児がいれば、たしなめるのも園児。泣いている子をあやすのも子ども。私たちの時代と変わりません(もちろん、そこに先生の目が届いている点は違うのでしょうが)。

彼らの遊びは実に独創的。与えられたおもちゃではなく、時にはバケツやほうきを使ったりして、自分たちで新しい遊びを作りだしているのです。子どもの想像力ってすごいんです。驚かされました。だから、今の時代、大人が伝統的な遊びを教えることは大事ですが、遊びそのものよりも、その“過程”や“方法”こそ子どもにとって必要なのだと思うのです。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

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