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藤村幸司
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この漢字、やっと認められます
2008-01-29 Tue 09:50
『常用漢字』ってよく耳にしますが、その中身を知らない人も多いでしょう。『岩波日本語使い方考え方辞典』(北原保雄・監修)によると、常用漢字とは、国語審議会答申に基づいて、1981(昭和56)年10月、内閣訓令・告示として公布された『常用漢字表』に掲げられた1945字の漢字で、法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の“目安”を示すものと説明されています。だから学校で教えるのも『常用漢字』です。教科書の表記もこれがよりどころとなっています。

つまり、日本語の漢字の基準が『常用漢字』。テレビ業界でも、「常用か、常用外(表外字)か」で漢字を使う場合の参考にします(常用外だから絶対使わないというわけではなく、それをもとに、各社が基準を作っています)。ところが、なじみ深い漢字でも、意外にも「常用外」という場合が少なくないのです。

「えっ!これも常用漢字に入ってないの?」という代表例が、大阪の「阪」、奈良の「奈」、熊本の「熊」、岡山の「岡」、鹿児島の「鹿」、山梨の「梨」、岐阜の「阜」、埼玉の「埼」、茨城の「茨」、栃木の「栃」、愛媛の「媛」。選定の際に、地名や人名など固有名詞として使われる漢字は対象外とされたため、常用からこぼれてしまったのです。

漢字政策のあり方を検討している文化審議会国語分科会は、きのう(28日)、都道府県名に使われている常用漢字でない11字を新たに加える案を承認したそうです。審議会では、『新常用漢字表(仮称)』にまとめ、2010年初めごろに文部科学相に答申することにしています。また世論調査では、常用漢字の「遵(じゅん)」「勺(しゃく)」よりも、そうではない「誰」や「頃(ころ)」などの方が使用頻度が高いとして、こうした結果も今後反映させる予定だとか。

そもそも『常用漢字』を選んでいるのは「漢字が多すぎて、全部は覚えきれないからシンプルにしよう」という目的があるようです。そのために使える漢字が制限され、『まぜ書き』が生まれました。石鹸を「石けん」、覚醒剤は「覚せい剤」、拉致を「ら致」と書くアレです。これも最近メディアは減らす傾向にありますが、読む側として私も、大賛成。まぜ書きは読みづらいのです。正しい漢字を使って、『ふりがな』を打つ方が読みやすいはず。ただ『ふりがな』が増えると、ごちゃごちゃしてしまうという欠点もあり、そこは難しいところなのですが。

漢字は日本の文化。大切にしたいと思います。それでなくても、ワープロのおかげで、漢字を書かなくなり、どんどん忘れてしまっている自分が最近、恐ろしくなっているものですから。

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この記事のコメント
#288 美しい字
にあこがれます。学生の頃に漫画字が流行して・・・という言い訳を使っていますが、私は恥ずかしながら文字がとても子供なのです、いえ子供以下です。恩師・上司・悪友・親友に「解読不能」といわれ続けて、はやん十年・・・。一応社会人ですので文字を書く作業がたまにあるのですが、苦痛です。決して殴り書きしているわけではないのですが・・・踊っています。美しい字を書ける人がとても羨ましいです。日本語は漢字・カタカナ・ひらがなと世界に類を見ない美しい文字の組み合わせだと思います。日本人として、きれいな日本語をスラスラと書きたいです。あと・・・読めても書けない漢字を減らしたいです。藤村さんはどうですか?
2008-01-29 Tue 18:25 | URL | AYA #-[ 内容変更] | top↑
#289 AYAさん
字は人を表しますよね。うまいに越したことはないのでしょうが、味のある文字を見ると、ほっとすることがあります。手書きの年賀状を見ながら、そんなことを感じました。

でも最近、読めても書けなくなりました。脳トレしなければいけませんね。
2008-01-30 Wed 23:00 | URL | 藤村幸司 #kCTSxNgQ[ 内容変更] | top↑
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2012-10-21 Sun 12:27 | | #[ 内容変更] | top↑
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