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藤村幸司
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舞台は楽し~タンビエットの唄
2008-02-07 Thu 11:33
シアタードラマシティきのうは大阪のシアタードラマシティで、TSミュージカルファンデーションの『タン・ビエットの唄』を観劇。ベトナム戦争がモチーフの作品です。小さな村で起きたアメリカ軍による大虐殺。かろうじて生き残った2人の姉妹・ティエン(土居裕子)とフェイ(安寿ミラ)、それぞれの人生が物語の軸になっています。世界に向けて虐殺の証言をするためにヨーロッパへ渡り、そのままイギリス人の養女となった妹のフェイが、ベトナムに残った姉・ティエンを探して20年ぶりに祖国へ戻るところから、舞台は始まります。

フェイは戦時中に助けてくれた解放民族戦線の青年たち(畠中洋・吉野圭吾・宮川浩・ 駒田一・戸井勝海)から姉の消息の手がかりを探ろうとするのですが、その過程で、戦乱のベトナムで起きた衝撃の事実が明らかになっていきます。ネタバレは書きませんが、何度も頭の中が「ガーン」と鳴ります。とにかく人が真っ当に生きようとしても戦争がすべてを狂わしてしまうことを感じさせます。生きること、背負った過去と未来、命のバトン・・・テーマが散りばめられています。

タンビエットの唄巧みに20年の歳月を進めたり、戻したりする演出と、要所要所で心に響くナンバーが印象的でした。また出演陣も皆、良かった。特に舞台を引き締め、存在感を見せたのは畠中洋さん土居裕子さんのふたり。どちらも声がよく通り、響きが美しい。『タンビエットの唄』は4年前の再演になるのですが、ふたりは初演から演じています。物語のメッセージが体に浸透しきっているのかもしれません。

そう言えば、ふたりとも伝説のミュージカル劇団『音楽座』(解散前)のメンバーでした。私はその当時を知らないことが、ますます悔しくなってきす。音楽座出身は、吉野圭吾さんもそうです。だいたい私が『TSミュージカルファンデーション』の舞台を観るようになったのは吉野さんがきっかけ。さまざまな舞台で熱演が光る吉野さんですが、『砂の戦士たち』『AKURO』そして『タンビエット~』と、TSでは毎回、新境地を広げています。次は4月開幕、東宝のミュージカル『レベッカ』、こちらも楽しみ。

TSは、宝塚歌劇出身の謝珠栄(しゃ・たまえ)さんが主催し、日本では数少ないオリジナルミュージカルを制作、上演しているカンパニーです。どの公演に行っても、開演前のロビーには笑顔で観客を迎える謝さんの姿を見ることができます。作品に対する自信の笑顔なのか、ファンとしては、それも楽しみのひとつです。

謝さんの作品は、メッセージ性が強く、音楽や振り付けも心に残るので大好きです。ただ、残念なのはCDやDVDを売るわけでもなく、また公演期間も非常に短く、もったいない気がしてなりません。地方公演がない場合も多く、あったとしても、今回は大阪は2回だけでした。何度も観たいけれど、そうはいかない。でも記憶は薄れていく・・・。それが舞台とはいえ、いい作品が多いだけに残念。もっと多くの人が謝さんの作品を観ることができればいいのにと思います。

『タンビエット~』の東京公演は2月10日(日)~17日(日)東京芸術劇場中ホールです。観劇予定の方は楽しんできてください。ハンカチを忘れずに・・・。

『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
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この記事のコメント
「ポリス」のライブを見に大阪に行きます。
長崎人が言うと「ポリス見ば大阪に来るけん」というんですよねぇ(*^_^*)覚えてますか~妙ちくりんな長崎弁・・。復活限定ライブとかで、良く判らないけど友達が誘ってくれたので行ってみます。歌・・・「見つめていたい」「ロクサーヌ」「ドゥドゥドゥ・ダァダァダァ」くらいしか知らないです。しかもサビのみ・・・。
2008-02-08 Fri 14:44 | URL | AYA #-[ 内容変更] | top↑
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