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藤村幸司
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もしも漢字がなかったら
2008-02-10 Sun 14:49
土曜日の日経新聞に別刷りで入ってくる『NIKKEIプラス1』。今週号では、パソコンなどのヘビーユーザー(20代~60代以上の男女67人)を対象にした漢字テストの結果がランキングされています。近頃、私も文章は“書く”のではなく“打つ”ことが当たり前になってきました。皆さんは、下の漢字、書けますか?書けなかった常用漢字のランキング、ワースト5です(%は正答率)。

(1)児童(ぎゃく)待・・・3.0%
(2)心を(い)やす・・・10.4%
(2)人権(よう)護・・・10.4%
(4)推(せん)入学・・・11.9%
(5)和洋折(ちゅう)・・・19.4%
(5)(は)権争い・・・19.4%
(6)(ぼう)大な財政赤字・・・19.4%


1位の正答率3%は、ちょっと意外。私は推セン入学で怪しくなりました。正解はこうですよね。(1)虐、(2)癒、(2)擁、(4)薦、(5)衷、(5)覇、(5)膨

1月29日のブログでも、『常用漢字』について書きましたが、今、それに関連する興味深い本を読んでいます。『国語審議会 迷走の60年』(安田敏朗著・講談社現代新書)がそれで、近代日本における国語政策の迷走ぶりが紹介されています。それによると、日本では戦前、戦中、そして戦後と、それぞれの時代で、“漢字”を廃止“ひらがな”だけにしようとか、すべて“ローマ字”表記にしようという議論が真剣に行われていたのです。その背景は、戦前は「日本語を簡素化して占領地に浸透させるため」であったり、戦後は「教育の効率化を図り、民主主義を広めるため」であったり、裏には「GHQの検閲をしやすくするため」という理由が垣間見えたりと、さまざまです。でも、漢字廃止論者も擁護論者も、『国語への愛』があっての議論だったようです。

読み進めていくうちに私は、こんな『苦難』を乗り越えて生き延びた現代の日本語が、無性に愛おしくなってきました。もし今、ひらがなだけになっていたら・・・、ローマ字表記になっていたら・・・と考えるだけで、もっと漢字を大事にしなければと思いませんか。



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