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藤村幸司
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アナウンサーの職業病?
2008-02-21 Thu 13:18
最近、漢字についてのブログをいくつか書きましたが、【この漢字、やっと認められます】【もしも漢字がなかったら】 漢字と言えば定期的に見る夢があります。本番中、原稿にどうしても読めない漢字があって、焦っている夢です。事前に確認しているはずなのに、人名や地名に、意味不明で見たこともない漢字が並んでいて、必死にその場を繕おうとして脂汗をかいている・・・。そんなところで、目が覚めるのです。存在しない漢字にうなされるなんていうのは、多くのアナウンサーが似た経験をしているかもしれません。潜在意識の中で、難読漢字への恐怖心があるのでしょう。

私がアナウンサーになった20年くらい前は、原稿は“手書き”が主流でした。よって、読めないような漢字はほとんどありませんでした。漢字は、読むより書く方が難しいのですから当然です。ところが今はワープロが当たり前。自分では書けない漢字、読めない漢字でも、変換ボタンひとつで漢字になってしまいます。


若布
確り
拙い
寧ろ
束子
炬燵


読めましたか?答えは、菫・・・スミレ、若布・・・ワカメ、確り・・・しっかり、拙い・・・つたない、寧ろ・・・むしろ、束子・・・たわし、炬燵・・・こたつ

原稿に、こんな漢字が出てきて、一瞬「うっ」と唸ってしまうアナウンサーの気持ち、分かるでしょ。書いた記者は、決して悪気があったわけではなく、何気なく変換をしてしまったのでしょうが、まったくアナウンサー泣かせです。最近は常識的な漢字すら読めない、“記者泣かせ”の新人アナウンサーも増えていますが・・・。

ワープロでは同音異義語の誤変換もあります。「汚職事件」を“お食事券”、「助成したい」を“女性死体”などと、間違って変換してしまった原稿です。笑い話のようですが、締め切り時間に追われて原稿を打っている記者たちは、けっこうこんなミスをしてしまいます(普通は、デスクのチェックで訂正されますが)。

入力がワープロになる前は、原稿でうなされる夢を見なかったかと言えば、それも「NO」です。手書きの原稿には、ひどい“くせ字”のものがあります。いわゆる“ミミズのはったような字”です。普段から個性的な字を書く記者が、追い込みの原稿となると、ますます個性が強くなります。デスクが赤ペンで削ったり、加えたりしていると、さらに読めなくなります。手書きが主流のころは、そんなミミズ文字の原稿に悩む夢を見ていたのでした。これって、職業病みたいなものでしょうか。

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この記事のコメント
#307 漢字って
難しいですよね。スミレとワカメは、僕もわかりませんでした。
2008-02-26 Tue 01:05 | URL | Tatsuya #/f5/O/l6[ 内容変更] | top↑
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