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藤村幸司
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よっ、待ってました!
2008-07-27 Sun 11:23
去年、『看板俳優、退団のうわさ』というタイトルでブログを書きました。その中で、名前の上がっている役者さんについて、「今度、書くのは舞台に戻ってこられた時」と書いていたのですが、ついにその時がやってきました。

劇団四季の看板女優だった保坂知寿さんが、去年2月の『マンマ・ミーア!』大阪公演・千秋楽以来、実に1年半ぶりに舞台に帰ってきました。その復帰作が、今月5日からきょうまで、東京・シアタークリエで上演されているミュージカル『デュエット~They're playing our song~』です。アメリカの人気劇作家ニール・サイモンと、『コーラスライン』の作曲でも知られるマービン・ハムリッシュらによって1979年に初演された作品で、コメディーミュージカルに仕上がっています。6人のダンサーやシンガーも出ていますが、基本は石井一孝さんとの二人芝居。これは何をおいても観ておかねばいけないと、千秋楽迫った先日、ようやく保坂さんと舞台での再会を果たしました。

Duet.jpg
作品としては、決して大作ではなく、「小品」といった印象でしたが、元気で楽しい保坂さんの魅力を十分感じられるミュージカルでした。正直、最初に登場する場面では、ウルウルしてしましました。単に出てきただけなのに・・・。でも、復帰を待ち望んだ演劇ファンは同じように感じたことでしょう。

保坂さんが演じるのは売り出し中の作詞家・ソニア。普段から舞台衣装のお下がりを身にまとい、支離滅裂な言動をする“不思議ちゃん”なのですが、保坂節によるセリフや歌がぴったりはまっています。チャーミングであり、すごみもあり、繊細さも垣間見せる・・・。役に“魂”を吹き込んでいます。観客をぐいぐい作品に引き込んでいきます。そこには、まったくブランクを感じさせない「保坂知寿健在」を印象づけるものがありました。

退団後、引退も考えたこともあったそうですが、やはりこの人は、舞台で輝いているのが似合っています。私も同じ時期に組織を離れ、しばらくブランクがありましたが、今でも“喋る仕事、伝える仕事”ができていることに感謝しています。保坂さんも自分の居場所はここだと分かっているから、「舞台は楽しい、幸せ」という思いを抱きながら演じていたのでしょう。

それから、ソニアと共同で曲を作ることになった人気作曲家・ヴァーノン役が石井一孝さん。ソニアと違って神経質な男。でも、衝突しながらも引かれあっていくふたりの変化を巧みに表現していて、この人も良かった。石井さんのバルジャンも好きですが、新たな魅力を発見した気がします。それにしても、ものすごい汗での熱演。それを間近で感じられるのも、舞台ならではです。

芝居は私の栄養剤。今回も“元気”をもらって帰ってくることができました。そして今後保坂さんが、保坂さんらしく、そしてさらにフィールドを広げた仕事を楽しみにしたいと思います。何といっても、私に一番効く“栄養剤”なんですから。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
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