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藤村幸司
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舞台は楽し~ミュージカル・GLORY DAYS/グローリー・デイズ
2009-06-15 Mon 00:00
グローリーデイズ
出演は、西島隆弘(AAA)、伊礼彼方良知真次洸平という個性の違う4人のイケメンたち。休憩なしの1時間50分、ほぼ出ずっぱりです。4人の舞台を意識して観るのは今回が初めてでしたが、若いのに、みんな芝居も歌も達者で驚きました。でもプロフィールを読んだら、それも納得するのです。

これまで名前くらいしか知らなかったエイベックス所属の音楽グループAAA(トリプル・エー)で、メインボーカルを務めているのが西島さん。歌がうまいのは当たり前ですね。さらに笑顔がさわやかで、肩に力が入らない熱演は◎。見た目で主役かと思ったら大間違い、実力を伴ういい役者さんでした。

伊礼さんは「名前と顔は見たことあるなー」と必死で思い出そうとしたら、そうそう、去年、ミュージカル『エリザベート』で、皇太子ルドルフ役に大抜擢された俳優さんでした。どちらかといえばWキャストの浦井健治さんが注目されていましたが、伊礼ルドルフも評判が良かったと聞いていました。沖縄のお父さんとチリ人のお母さんのハーフ。さすがに顔の造りは濃いですが、舞台に映えます。

良知さんは、劇団四季の出身で『マンマ・ミーア!』大阪公演、『李香蘭』東京公演、『コーラスライン』京都公演などに出演されていたとのことで、記憶にありませんが、どこかで拝見していたかもしれません。四季の前にはジャニーズ事務所でアイドルをしていたそうで、芸能界の王道行ってますね。10月には日生劇場『屋根の上のヴァイオリン弾き』でパーチック役が決まっています。吉野圭吾さんのパーチックが好きでしたが、どんな良知パーチックになるか、こちらも楽しみ。

そして洸平さん。聞きなれませんが、歌いながら絵を描く「ペインティング・シンガーソングライター」だそうです。彼の歌も良かったです。その堂々とした立ち居振る舞いからは信じられませんが、これが初めての舞台出演。ポスターの写真よりも、舞台に立つ洸平さんが数倍、魅力的で輝いていました。舞台活動も続けてほしいです。

ストーリーは、高校を卒業して1年が経ったある夜、大学生になった4人の仲間が母校の校庭に集まったところから始まります。支え合い、ふざけあって絆を深め、かけがえのない存在となっていた友人たち。でも、一人のある告白をきっかけに、無邪気にじゃれあった高校時代「Glory Days」には戻れないことを知る。と、まぁ、ぶっちゃけると、大したドラマが展開されるわけでも、大事件が発生するわけでもありません。ただ、“あの頃”って、そんなたわいもないことで、真剣に怒り、悩んで、傷つけあったものでした。この作品はアメリカ人俳優、ニック・ブレマイヤー(作曲・作詞)とジェームズ・ガーディナー(脚本)によるもの。二人は執筆当時は大学生で、今も20代というだけあって、フレッシュな日本版の出演陣とも相まって、舞台全体にも若さのエネルギーがみなぎっていました。あえて注文するなら、もっとダンスのシーンがあってもよかったと思うのですが。

きのう『春のめざめ』で、母音法について「一音一音が明瞭でも、セリフ全体が伝わらないことがある」と書きましたが、『グローリー・デイズ』のセリフと比較すると明らか。早口になったり、噛んだりするところは四季では許されないのかもしれませんが、これもよし。極論すれば、限度はあるにしろ少々、一音が落ちても意味全体が伝わることが大事だと思います。特に若者たちの芝居ですから。

ただし、ミュージカルの命とも言える歌は別。今回、音響の問題もあったかもしれませんが、生バンドの演奏に歌が負けたり、歌詞が不明瞭な部分がありました。コンサートなら、それも“ノリ”で楽しめばいいのですが、ミュージカルは歌詞が重要な意味を持っているのでそうはいきません。後で、パンフレットを読みかえすと、いい訳詞がいっぱいあるだけに、ちょっと残念。このあたりは、劇団四季は、ぬかりなく、さすがですが・・・。まぁ、二つを比較するのもナンセンスながら、たまたま続けて観たので、感じたことをつづってみました。

この『グローリー・デイズ』東京公演は25日(木)までで、その後、7月1日(水)には福岡、3日(金)は大阪、5日(日)に名古屋と各地で上演されます。今、進行形の若者はもちろん、若さが過去形になった世代にこそ観てほしい舞台です。

DATA
ニッポン放送開局55周年記念公演/ブロードウェイミュージカルGLORY DAYS
会場:新宿FACE (東京)
公演期間:09/6/11(木)~09/6/25(木)
キャスト:西島隆弘(AAA)/伊礼彼方/良知真次/洸平
脚本:ジェームズ・ガーディナー 作詞・作曲:ニック・ブレマイヤー
訳詞:高橋亜子 演出:板垣恭一 音楽監督:前嶋康明 

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
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