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藤村幸司
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ゼロベースなんてありえない
2010-01-25 Mon 23:59
沖縄・普天間基地の移転受け入れを争点とした名護市長選挙は、基地反対を訴えた新人の稲嶺進さんが勝ちました。私は現地で選挙戦を取材してきたこともあって、その行方を大いに注目していましたが、市民が出したこの結論、国はどのように民意を反映させることができるのか、まさに正念場になりました。鳩山総理が5月末までに出すと言う「アメリカも、沖縄も、連立与党も、皆が納得する結論」が本当にあるのなら、心から期待したいと思うのですが…

名護市全景
この画像手前に映っているズラリと並んだタンクは、沖縄名物『オリオンビール』の名護工場です。日米合意によって、普天間の移転先となっている辺野古は、ここ名護市にあります。これは名護市を一望できる場所として、地元のタクシー運転手さんに案内してもらった高台から撮影した1枚。そこは山をまたぐように作られた橋と整備された道路です。運転手さんいわく「まさか、こんな場所に道ができるなんて思わなかった」というような所。まさにこれは、基地受け入れの“アメ”なのです。

移転が決まってから、“見返り”として、北部振興策の名目で名護市に600億円以上が投じられたといいます。この道路もそうですし、市の中心部には7階建ての産業支援センターができました。辺野古周辺には、思わず声を上げてしましそうな立派な国立沖縄工業高専や、ホールやスポーツジムまで備える公民館もあり、雇用確保にコールセンターの誘致もしました。古い市場の主人によれば「近々、振興資金で駐車場付きの新ビルに移転する」とも教えてくれました。

今回の選挙結果は、このような「基地受け入れと引き換えの地域振興」ではなく、本来の自然を生かした町づくりをしようという市民の思いが勝ったのでしょう。この決断は非常に重いのですが、地元を取材していると、13年かけて、何度も何度も基地を争点に選挙をしながら、まったく進まない現実に「もう、うんざり」という胸の内も感じました。長年の間に、市民の間のしこりも生まれていたのも事実です。そして10人に話を聞けば10の意見があると思うくらい、ことは複雑になっているのです。

辺野古看板
政権交代によって、鳩山総理は普天間計画の見直しを宣言しました。そのために、市民はまたしても町を二分して戦うことになったのです。政権の責任も重大です。こうして民意がはっきりした以上、いつまでも先延ばしはできません。その責任者がこの期に及んで「ゼロベースで、辺野古移設もあり」などということが言える状況ではないはずです。実はきょう映画『アバター』を観てきたのですが、なんだかあの場所が、辺野古や下地島とだぶって仕方がありませんでした。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

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