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藤村幸司
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舞台は楽し~ミュージカル・RENT
2010-10-20 Wed 10:58
レント
先日、東京・シアタークリエで日本語版『ミュージカル・RENT』を観てきました。これは、プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』の設定である1930年代のパリ・カルチエラタンから、現代(20世紀末)のニューヨーク・イーストヴィレッジに置き換えて書かれたロックミュージカル。古典をベースにしたミュージカルと言えば、『ロミオとジュリエット』の現代版『ウェストサイド・ストーリー』が有名ですが、こちらは構成やミュージカル・ナンバーも尊重され、ヒロインの名前まで同じなど比較してみるのも楽しいかもしれません。作詞・作曲・脚本を担当したジョナサン・ラーソンは、1996年2月『RENT』のプレビュー公演の前夜に35歳の若さで亡くなっています。生みの親をなくした作品は、オフブロードウェイからブロードウェイに進出し、1996年度トニー賞ミュージカル部門で最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀オリジナル作曲賞、最優秀助演男優を受賞しました。「革新的なミュージカルを作りたい」と戦い続けたジョナサン、生きていればまだ50歳です。翻訳され世界15か国で上演されているRENTをどう感じるのでしょうか。

日本語版RENTと言えば、約10年前に山本耕史さん主演で上演されました。私は当時、チケットを取りながら急な仕事で泣く泣くあきらめた因縁のミュージカルです。2年前には森山未來さんで再演されたのですが、これもスケジュールが合わず未観劇。本場のブロードウェイキャスト版、2006年公開の映画版を観てRENTの魅力にはまった私ですが、日本語版とは縁がありませんでした。そして、このたび福士誠治さんを迎えた新キャストでようやく夢が叶いました。

これまで「キリリとした二枚目」のイメージだった福士さんが、頼りなく、ちょっとさえない感じのキャラクターを違和感なく演じていて、新しい一面を見ました。またミュージカル初挑戦だそうですが、全身全霊を込めた歌いっぷりは、これぞRENTそのもの。2008年に続いて出演の白川裕二郎さん。元力士で戦隊ヒーローでブレイクした役者さんですが、声がいい。歌がのびやかで、もっとミュージカルに出てほしい一人です。体格がよく力強い歌声は『レ・ミゼラブル』のアンジョルラスにもぴったりかと。

正直、観劇したのが開幕直後だったこともあって、カンパニー全体がまだしっくりきていないと感じたり、歌詞が聞き取れなかった部分がありましたが、これはロングラン公演で解決していくでしょう(11月23日(火・祝)までシアタークリエ、その後、兵庫、富山、松本、名古屋を巡演)。最初に英語版を観たときに「いちいち字幕を見るのが面倒だ」と日本語版上演を期待したのですが、RENTはストーリーを追いかける作品ではないことに気づきました。だから英語版でも感動できたのでしょう。細かいところは気にせず、熱いパッションを受け取れればいいのかもしれません。

公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』

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