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藤村幸司
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海老蔵さんの降板で・・・
2010-11-29 Mon 14:56
我々アナウンサーや劇団の役者さんたちの滑舌(舌の回り)練習の教材として、伝統的に使われているのが『外郎売(ういろううり)』。「武具、馬具、武具馬具、三武具馬具、合わせて武具馬具、六武具馬具」「菊、栗、菊栗、三菊栗、合わせて菊栗、六菊栗」などの早口言葉が次々に出てきます。私も20数年前に、ずいぶん苦しめられたものです。これ、もとは歌舞伎の演目の一部で、舌がもつれるような口上を役者がスラスラ言ってのけるところが見どころとなっています。

歌舞伎『外郎売』は、1718(享保3年)年、二代目市川團十郎が初めて演じ、七代目團十郎が市川宗家のお家芸として選んだ18演目『舞伎十八番』にも入っています。ただその難しさから長年演じられることがなく、上演されてもセリフは早口ではなく常磐津に乗せて歌っていたそうです。それを1980(昭和55)年、元来の形に戻したのが十二代目、今の團十郎さんでした。 外郎売を少々かじった私からすると、相当なチャレンジだったと思いますが、実際に拝見してみると、通る声と明瞭なセリフに圧倒されたものです。

この外郎売をあすから京都・南座で、團十郎さんの息子、十一代目海老蔵さんが演じることになっていたのですが、事件による大けがで降板となりました。海老蔵さんは新之助時代から外郎売を演じていますが、私は観たことがなかったので、今度こそチャンスと思っていたので残念です。同じように楽しみにしていたファンも多いと思います。急きょ、決まった代役は片岡愛之助さん。外郎売を市川家以外が演じるのは2004年の四代目尾上松緑さん以来2人目だとか。突然のことと、演目が演目だけに、愛之助さんはさぞ大変だと思います。成功を祈るばかりです。

南座の師走の名物、まねき看板は、降板する海老蔵さんの名前も残ったまま。バランスの問題から外すことはしないそうです。
南座海老蔵まねき

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