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藤村幸司
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散乱した学用品
2011-04-08 Fri 23:09
このたびの東日本大震災の取材で、たびたび経験している強い余震。でも昨夜11時32分の揺れには、ほんとうに肝を冷しました。翌朝早い取材のためウトウトしかかった頃、宿の部屋がギシギシと音を立て、細かく揺れ始めたと思ったとたん、携帯電話からけたたましいサイレン音。その「緊急地震速報」とほぼ同時に左右に大きな揺れが30秒ほど続きました。とっさにテレビのリモコンを握ったものの、停電で反応なし。あわてて机の下にもぐって、服を着て靴を履いて、部屋を飛び出しました。ようやく復旧へ向けて加速しよういう矢先の余震。まだまだ被災地では緊張と不安が続いています。どうぞ一日も早く東北の皆さんがぐっすり眠れますように、祈るしかありません。

この宮城県北部と中部で震度6強を観測した余震の影響で、宮城・女川町で、きょう予定されていた小中学校の入学式と始業式が延期になりました。宮城県の被災地の学校としては最も早い再開となるはずでしたが「いまだに余震が続いていることと、この地震による校舎の安全性の確認をする」との理由で、無期限の延期だそうです。

先日、取材した女川第二小学校では、若い女性の先生が子どもたちの机ひとつひとつをていねいに拭きあげ、学用品を並べていました。おそらく子どもたち、ひとりひとりの顔を思い浮かべながら・・・。そんな準備万端整っていたはず教室でしたが、けさ訪れると、まっすぐに並んでいた机は曲がり、机の上のかわいらしい学用品は床に散乱。地震の仕業とはわかっていても、無性に怒りがこみ上げてきました。
女川第二小学校

長引く避難所生活で子どもたちのストレスも溜まっています。また恐ろしい津波の記憶と余震の恐怖も残ります。女川町がどこよりも早く学校再開を決めたのは「友だちや先生と触れあうことで、傷ついた心を癒やしてくれるはず」との判断でした。私は普賢岳の噴火災害や阪神・淡路大震災の取材で「子どもたちの笑顔が、大人たちを勇気づけ、町の復興へつながる」ようすも見てきました。被災地に次々と立ちはだかる困難ですが、きっと乗り越えられます。そんな思いで、先生たちは散乱した学用品をまたひとつひとつ、並べていました。子どもたちの笑顔を思い浮かべながら。

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この記事のコメント
#1264
我が家のパパは、余震が続く宮城県女川町に4/3(月)から電柱や携帯アンテナの通信復旧作業をしています。昨日の余震は凄かったと言ってました。今は、平穏な関西も次の地震はいつ来るのかわかりません。早く東北のみんなが復興できればと願い作業を頑張ると言ってました。
2011-04-08 Fri 23:51 | URL | ヒロママ #-[ 内容変更] | top↑
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2011-04-09 Sat 11:06 | | #[ 内容変更] | top↑
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