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藤村幸司
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アナウンサー人生の原点?
2007-02-16 Fri 00:03
先日、CS放送で懐かしい番組を見ました。今振り返れば、喋り手、語り手というものに興味を抱くようになったのは、これがきっかけではないかと思うのです。小学生の頃、毎日夕方になると、ワクワクして画面にかじりついて見たNHKの人形劇『新八犬伝』がそれです。

原作は江戸後期の滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』。「仁・儀・礼・智・忠・信・孝・悌」の珠を持つ八犬士が、主君・里見家を救うため、悪者キャラ・玉梓が怨霊との戦いを乗り越えていくというお話で、「われこそは、たまずさがおんりょーー」と目をむいて出てくる玉梓が怖かったなーと、今でもなまなましく記憶している同世代の人は多いと思います。

『新八犬伝』は15分の番組ながら、毎回「あすはどうなるの?」と思わせるワクワク、ハラハラの石山透さんの脚本、生地の素材を活かした味わいある辻村ジュサブロー(現・寿三郎)さんの人形が魅力でしたが、私にとっての『新八犬伝』の一番のおもしろさは、黒子姿の坂本九さん=九ちゃんの語りでした。そのテンポのいい七五調で講談風の語りを、当時出版されたストーリー本を片手に、何度も真似したものです。「どうしたら九ちゃんのようなリズムで喋れるのか」子どもなりに、スピードや()、声の高低などを工夫したのを覚えています。今でもその全3巻からなる本は、実家の本棚に大切に並んでいます。ちなみに、その本、今では古本屋でかなりの高額で売られているのに驚きましたが…。
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この番組は当時、大人気だったので映画にもなりました。それは『東宝チャンピオンまつり』の中の1本で(1975年3月公開)、友だちはメカゴジラが目当てでしたが、私は新八犬伝見たさで映画館に行きました。この作品は熱烈なファンの願いがかなって4年前、ようやくDVDになっています。また、テレビシリーズは、全464話あるものの、NHKに残っているのは、わずか3話分だけ。これも現在はDVDで見られ、CSで放送されていたのもこれでした。

それにしても、30年以上前の子ども番組とは言え、改めて見てみてもしっかりと制作されていて、まさしく名作と呼ぶにふさわしい作品です。
今度、実家に帰ったら久しぶりに、あの本を声を出して読んでみようと思います。『私の原点』に戻って・・・。

そうそう、九ちゃんが最後に必ず言うせりふがありました。それできょうのブログもしめることにします。

「本日、これまで!」


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