藤村幸司
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小学校の先生がアエイウエオアオ
2011-11-26 Sat 11:10
神戸市の岩岡小学校では「話すこと、聞くこと」をテーマに掲げ、相手に自分の思いを分かりやすく伝えられる子どもたちを育てるべく、さまざまな取り組みをしています。私は普段、大学生や社会人にレッスンをしていて、単語でしか話せなかったり、すべての表現を「すごい」だけで済ませてしまう大人が多いことに唖然としていたので、このように小学校時代から「伝える技術の教育」に力を注いでいることはありがたく、すばらしく思います。

さらに、子どもに教えるなら「まずは自分たちが、基本をしっかり学ぼう」ということで先生から依頼され、僭越ながら私が先生相手にアナウンスレッスンをしてきました。強制ではない自主研修ながら、夜遅くまでほぼ全員の先生に残っていただき、その真剣さが伝わってきました。口の開け方では「アエイウエオアオ・・・」と、小学1年生に戻った気分で発声練習に取り組み、腹筋を意識しながら腹式呼吸で早口言葉にも挑戦。児童たち相手に毎日、声を張り上げている先生たち、喉には自信があったはずですが、さらにちょっとしたコツをつかむことで、より楽に明瞭な声が出せるようになりました。アナウンサーの発声練習の定番『外郎売』も体験してもらいましが、レッスンが進むにつれ、皆さんの声が活き活きしてくるのを実感できました。そして私自身、今一度基本の大切さを思い知らされた時間となりました。

ところで『外郎売』とは、もともとは歌舞伎十八番の演目のひとつ。1718年(享保3年)に二代目市川團十郎が初演しました。役者にとっては長くて早口のセリフが厄介で、長年途絶えていたものを今の團十郎さんが1980年(昭和55年)に復活させ、今では当たり役となっているもの。私も團十郎さんの外郎売は何度か観ていますが、その迫力、テンポの小気味よさには毎回うっとりさせられます。息子の海老蔵さんも新之助時代からこの役を演じているのですが、私はなかなか観るチャンスに恵まれず、去年の京都・南座の顔見世でようやくチャンス到来のはずが・・・、例の暴行事件で降板に。急きょ代役の片岡愛之助さんが3日で長セリフを覚え、演じきったことで話題となりました。
錦秋博多座大歌舞伎
その“因縁”の?海老蔵外郎売が今月、福岡・博多座にかかり、きのうが千秋楽でした。このチャンスを逃してはなるまいと、先日行ってきました。謹慎から復帰した7月東京・新橋演舞場では硬さが目立ったのですが、いい意味で力が抜けて、見せ場の早口もよどみなくスラスラ。立ち姿も声も艶っぽく、いよいよ海老蔵復活を感じさせます。やや痩せた気がしますが、あのオーラ、舞台映えは変わりません。ただセリフは完璧、見た目も完璧ながら、迫力とテンポは團十郎さんが一枚上でしょう。同じセリフでも伝わり方、感動度合が違うことに、あらためてことばで伝えることの奥深さを胸に刻みました。今、無性に團十郎さんの外郎売が観たくなっています。

海老蔵さんの降板で・・・(2010-11-29)
待ってました!海老蔵 (2011-07-06)
公式HP『アナウンサー藤村幸司ドットコム』
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