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藤村幸司
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舞台は楽し③『同期の桜‐君にめぐり逢いたい‐』
2007-04-28 Sat 17:53
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時代は、第2次世界大戦末期。若き10人の特攻隊員の姿を描いた舞台『同期の桜‐君にめぐり逢いたい‐』を観てきました。

特攻隊を題材にした舞台といえば、今井雅之さんが原作・脚本・主演を務めた秀作『ザ・ウインズ・オブ・ゴッド』や、ジャパン・アクション・エンタープライズの作品ながらアクションに頼らない心に語りかける芝居だった『KAMIKAZE』などが印象深いのですが、それ以外にも、すぐ数作品が思い浮かぶほど、特攻隊はよく芝居の題材にされます。しかし、ややもすると、単に歴史をなぞり、若い俳優による上滑りするセリフや演技によって、がっかりする結果を招くことも少なくありません。

でも、今回の舞台は、期待以上に出演者の熱演が光り、ストーリーを引っ張っていたように感じました。若林豪さん、吉沢京子さん、苅谷俊介さんらのベテラン陣もさることながら、特に主演を務めた松尾敏伸さん。これまでテレビで拝見する限りはJUNONボーイ出身らしいイケメンで、優男(やさおとこ)のイメージしかありませんでしたから、舞台での変わりようには驚かされました。顔に似合わず、あの広いホールに響く野太い発声は、これから舞台俳優としても成長が楽しみです。

と、感じつつパンフレットを見たら、彼のデビューは1997年、蜷川幸雄演出の舞台『ロミオとジュリエット』、その後も蜷川さんの演出、藤原竜也さん主演の『近代能楽集・卒塔婆小町』にも出ていたことを知り、舞台映えするのにも納得!です。

会場は靖国神社にも近い東京の九段会館。客席はイケメン俳優さん目当ての若い女の子のグループが数組いるくらいで、あとは年配の方々がほとんどでした。それだけに、実際に戦争を体験した世代が、この芝居をどう感じているのかも気になりましたが、仲間が訓練飛行で墜落死し、皆で『同期の桜』を歌うシーンや、出陣の意思を固め、家族に別れの手紙を書くシーンなどでは、いたるところから、すすり泣く声が聞こえてきました。

でも、本当ならば死を覚悟して飛び立たねばならなかった学徒たちと同じ、若い人たちに観てほしい作品でもあります。「自分ならどうするか」「自分の家族、恋人だったらどう感じるか」、きっと答えはでないでしょうが、何かをつかむことができると思います。

東京公演は終わって、このあと名古屋公演が中日劇場で5月9日・10日、大阪公演が新歌舞伎座で8月1日から8月15日まで行われます。ちなみに大阪公演は鳥羽一郎さんの特別公演の第1部として上演され、鳥羽さんは特攻隊員を見送る海軍大尉・黒川役だそうです。

【追記】そういえば、20年程前、まだ私が駆け出しのころ初めてご一緒した芸能人が鳥羽一郎さんでした。『兄弟船』が大ヒットした直後でしたが、腰が低く、私のような若造にもていねいに接していただいたことを覚えています。
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